ばば子どもクリニック

東京都羽村市の小児科医院、ばば子どもクリニックです。
院長のコラムや、スタッフの小噺、クリニックからのお知らせをを掲載しています。
ばば子どもクリニックHP→http://baba-child-clinic.net

ばば先生のコラム

今年のGWの診療について

 今年のGWは天皇陛下のご即位にあたり、5月1日が祝日となります。それにともない、GWが10連休ということになりました。

 医療機関が10日間閉院するとなると、皆様の日常生活に影響を及ぼす可能性があり、どうしたものかと頭を悩ませておりました。

 悩んだ結果、

 4月29日(月・昭和の日)・30日(火・国民の休日)診療を行うことにしました。

 診療時間は、9時から17時(12時から13時はお昼休みをいただきます)とさせていただきます。
 
 当日は通常の一般診察と同じく、予約システムを稼働して予約受付をいたします。



 何かありましたら、お越しいただければと思います。


 

名医?迷医?

テレビ番組や雑誌などで、「○○病の名医」とか「この病気なら○○病院の△△先生へ」なんてのをよく見ます。

「名医」を辞書で調べると、「優れた医者」とあります。
逆に、「優れていない医者」というのが存在するか、と言われると難しく、この定義で考えるとほとんどの医者が「名医」になってしまうので、世の中の「名医」の定義は辞書通りの解釈では無いとは思います。

恐らく、世の中の「名医」の定義って、「何らかの疾患に対して優れた知識・技能を持つ医者」ということになるのでしょうか。

自分は少なくとも「名医」ではないですし、むしろ「名医」は目指していません。
どちらかというと「迷医」を目指しています。

よく、「名医」に対する対義語として「迷医」という言葉が出てきますし、「やぶ医者」のニュアンスで使うこともあるかと思います。
その「迷医」を目指すとは何事か、と叱られそうですが、自分の目指すのは「常に迷い続ける医者」の「迷医」です。

医療は日々進歩します。
今日行っていた治療が明日には古い治療として行われなくなることもあります。
また、今まで行っていた治療の中に自分の知らない治療があって、それを取り入れることで新しい治療になることもあります。

「迷い続ける」というのは、常に「今の治療でいいのか」と迷い続けるという意味です。
咳、鼻汁にしても「こうしたら今より少し落ち着くか」とか、「こうした方がいいのでは」と常に考え、理論的により良い方法があればそちらに変えていく、といったように、常に迷い続けることが必要かと思っています。

そのために、診療のスタイルも少しずつ変わっていきます。
軸がぶれるのをよしとしない、と言う方もいらっしゃるかと思いますが、ワインの熟成のように診療のスタイルも熟成していくのがいいのではないかと思います。

これからも「迷い続ける医者」を目指して精進したいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

漢方薬はじめました。

 ○○はじめましたというと、かき氷はじめましたとか、冷やし中華はじめました、なんて言いたくなりますが、季節もネタも寒くなりはじめましたので止めておきます。

 というのはさておき、先日から立て続けに学会に行き、いろいろと勉強してきたことを少しずつフィードバックしていきたいと思います。
その一つとして、「漢方薬」を少しはじめたいと思います。

 漢方薬というと、すぐには効かない、苦い、おいしくないなど、あまりいいイメージをお持ちでない方も多いと思いますし、子どもにどうやって飲ませるの?と思われる方も多いかと思います。

 ただ、漢方薬にも即効性のある薬はあるし(逆に言うと、よく使われる西洋薬でも即効性のない薬はあります)、西洋薬だと対応できない症状でも、漢方薬だと効くという症状もありますし、副作用などが心配で使いにくい薬でも漢方薬だと比較的気軽に使える、というものもあります。

 漢方薬ですべて解決できるわけではありませんし、私もそうは思っていません。
 西洋薬との併用、あるいは西洋薬でなかなか改善しないような状態の時に漢方薬に切り替えるというように、あくまで既存の治療との併用でうまく使い分ける、というようにしたいと思います。

 また、苦くて飲ませにくいという問題も、私とスタッフで実際に味見をしてみたりして、どうやったら飲みやすくなるかということを工夫してみました。
 既存の西洋薬と混ぜると漢方薬単独の時より美味しく飲めたり、薬局さんのご協力のもと、どのメーカーの薬と混ぜたら美味しいかなどいろいろと考えてみました。
 (ちなみに、ある組み合わせだと、ちょっとおいしいお店のアップルパイみたいにおいしい!という飲み合わせがありました)

 というわけで、これまでの処方に少し漢方薬が増えるかと思います。
 飲ませ方など不安な点はスタッフや薬剤師さんにお尋ねください。

学会に行ってきました。

シリーズ化というわけではないのですが、春と秋は学会のシーズンなので記事が続きます。


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10月4日(木)に「第52回小児内分泌学会学術集会」に行ってきました。

本来は4日~6日の開催なのですが、5・6日は診療があるので参加できず、休診日にあわせて参加してきました。


今年は東京開催なので、観光という名の社会科見学は無しです(涙)。


聞いてきたのは「女性アスリートの健康問題」のお話と、1型糖尿病の歴史のお話でした。

女性アスリートの問題として、練習がハードになりすぎると無月経などの問題が起こり、その結果骨粗鬆症のリスクが上がることがあり、そのあたりのお話を聞いてきました。

トップレベルの女性アスリート程この問題に取り組んでおり、体重を見ながら摂取エネルギーの調整や練習量の調整を行っているようですが、その下のレベル(高校の部活動、クラブチームなど)になればなる程その認識が薄くなっていくことなども聞き、おそらく普段から外来で見ている我々が気にしなくてはいけない話なんだろうなぁ、と思って聞いていました。


その後、1型糖尿病の歴史のお話を聞いてきました。

元々、小児内分泌の中でも1型糖尿病について詳しく勉強してきた(つもりです)ので、1型糖尿病の治療の歴史、研究の歴史含め様々な話を聞き、改めてこれからも勉強しなくちゃなぁ、と思いました。


その後ポスター発表を見て回り、これは使える、これはどうだろうか、と考えながら見てきました。


1日(実質半日)の参加で勉強できることには限度があるのですが、少しでも日常に還元できるように頑張りたいと思います。


ちなみに、今年の学会参加はこれで終わりの予定です。気が向いたらまた行ってきます。


学会で勉強してきました ~2日目~

学会で勉強してきました ~1日目~は一つ下にあります。

今回は、8月24日~26日に外来小児科学会学術集会に行ってきました話の2日目です。

午前中は「虐待」についての講義を聞いてきました。
昨今いろいろと話題になっている虐待ですが、今回は「BEAMS」という虐待対応の啓発プログラムというものの講義を聞いてきました。悲しいことですが、虐待が疑われる症例もこれまでに何例も経験しています。そういった経験もあるのですが、今一度、虐待に関しての勉強をしてきました。

こんな状態から虐待を疑うといった講義はもちろんのこと、虐待対応の目的は犯人探しではなく、子供の保護と家庭支援のきっかけとするというお話など、幅広いお話を聞くことができました。


お昼には「夜尿症」の話を聞いてきました。
最近怪我とかいろんな病気を見ているので自分が何科の医者なのかわからなくなることはありますが、私の専門はもちろん「小児科」です。
その中でも、「小児内分泌学」というかなりニッチな分野の勉強をしていました。
内分泌学を専門にしている医者はそれほど多くないし、実際患者さんもそこまで多くはありません。
ただ、「背が低い(低身長)」や「夜尿症」となると、病院に受診をしていない(診察を受けたことのない)方はそれなりの人数がいるのではないかと思います。

少々話がそれましたが、夜尿症の基本は「生活指導」と「薬物療法」なのですが、今回はその二つに加わる治療方法、「アラーム療法」について勉強してきました。
詳細は省きますが、治療の選択肢の一つとして考えてもいいものかなぁ、と思って聞いていました。


最後に、「抗菌薬適正使用」についての講義を聞いてきました。
当院に来院されている方は、私があまり抗生剤を処方しないのはご存知だと思います(もちろん、必要な症例には処方していますが)。
同じように抗生剤をあまり使わない他のクリニックの先生と症例についてのディスカッションをして、これもいい勉強になりました。

この日はとても忙しく、それぞれのセミナーの休憩時間が短く、広いフォーラム内の会場と会場の間を走って移動するというハードな1日でした。

診療をお休みしてでも聞いた価値があるものでしたし、これからの診療にフィードバックしていきたいと思います。

あれ、24~26日なら3日じゃないの?というところに気がつかれた方がいらっしゃったかと思います。
実は1日は夜のみのプログラムで、これも虐待のお話(実は2日目に聞いた話のダイジェストっぽいものでした^^;)でしたので省略しました。

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