相談:
ベビーカーを検討中で、友達ママに「A型は使いづらいから、買うのならAB兼用がいいよ」と薦められました。けれどカタログなどで目にするのはA型とかB型で、AB兼用が載っていません。サイトではAB兼用という言葉をたくさん見かけますが、今度は区別がつきません。教えていただけませんか?

Answer:
ここ数年、状況が変わり続けたのでわかりにくくて当然と思います。ここでちょっと整理してみましょう。

以前と安全基準が変わり、タイヤがB型のように小型のものでもA型として認可がとれるようになりました(規定値115mm以上)。一定レベルの振動吸収性があり(腹部で10m/ss)、リクライニングが150゜以上あれば、(新基準)A型(A形)と呼ばれます。(こまごまとはいろいろな定めがありますが主なものとして)

この基準は、平成16年6月に施行されたので、それまでの間は、同じ条件でも、A型にもB型にも該当しないベビーカーがたくさんありました。
これらをAB兼用と言い始めて今に至りますが、現在もAB兼用というカテゴリーは正式には存在せず、「A型だけれども、B型みたいに小さくて軽い」ものをAB兼用と「俗称」で呼んでいます。

現在のA型ベビーカーは大半が、車輪の小さいものとなっており、小さく折りたため、軽いものが多いので、A型のほとんどはAB兼用と言い換えることが出来るでしょう。メーカーや販売店も、小型・軽量なことをアピールするのに簡単なので、口頭で製品説明するときには、車輪の大きな物以外は、ほとんどの品をAB兼用と呼んでいます。

商品を選ぶ上で気を付けることは、A型とか、AB兼用という選び方では範囲が広く、焦点が絞れないということです。機能性もサイズ、重量もかなりの幅があります。

私のサイトでは、A型を「両対面」と「背面」とで分けています。両対面タイプは、それだけでわりとサイズがかさばりやすく、操作上の手間も増えますので、B型感覚の手軽さとは雰囲気が変わってきます。

したがって、本当にコンパクトさ、軽さ、手軽さで選ぶなら、背面ハンドルのA型を選ぶことです。それらの多くは、本当にB型なみの手軽さを併せ持っているので本当の意味で「AB兼用」といえるでしょう。

一例としては、アップリカふわっとベッドワイド、WなMini背面、コンビではウェルフラット170゜背面、ココットコンパクトミニなどです。

A型は使いづらいというのは、対面ハンドル時の独特な操作感に、慣れが伴わないからです。コツを掴むとそれほど不自由なものではありませんが、背面ハンドルの方がバランス的に使い易いのは確かです。下記ページの後半に、対面ハンドルのメリットデメリットをご紹介しています。

Baby-Pro REPORT 8
http://www.urban.ne.jp/home/krishna8/baby-pro/sab/report-8.htm

私どもが製品アドバイスをしていて迷うのは、背面ハンドルが使い易いとはいいながら、最初から背面ハンドルで割り切って使用できる方は少ないということです。最初は、赤着もママも初心者ですから、お互いの顔を見合わせながら外出することはとても安心なことです。そのうちに、外出にも慣れて、機動性を重視するようになると、対面の操作がもたついて気になるようになり、結局背面での使用が大半となってきます。

両対面を購入した方は、それぞれの良さを体験しているので納得して使用できますが、知らない方にとっては、最初から背面だと、不安が尾を引き摺ります。ママたちのアドバイスに沿って、背面を購入しても、納得できないままにすごして、結局、お子さんが大きくなってから、あるいは二人目、三人目でやっぱり両対面を購入するという方も少なくありません。お子さんやママとの相性もあります。
使ってみないとわからないというのが本音です。

ものごとをスッパリ割り切れるタイプの方は、A型背面ハンドルの機動性の高い物を
おすすめします。対面の安心感に強く引かれる方は、A型両体面から始めるのが無難です。結果的に、B型やA型背面を買い足すことになっても、それらの価格はさほど高価ではありませんから、納得のいくものを使うことが精神衛生上も良いでしょう。

すてきな育児は、常にあなたと子供とのコミュニケーションで形成されていきます。
多くの人が良いと言っているものが、お客様親子にとって良い保証はどこにないので、自分の目で判断することが大切です。

また、ベビーカーは使用環境の影響を大きく受けます。電車やバスを多用する人にとっては両対面は負担でしょうし、逆に近所の散歩がメインの方は、我慢して背面タイプに留める必要はあまりないでしょう。