ベビースモーカーの逃亡先

ベビースモーカーと名乗るけちな駄文書きでございます。 以前投稿していたサイトで二次創作が禁止されましたので脱出。ブログで細々と続けることにしました。 どちらさまもよろしゅうに。 ※まずはカテゴリーの総合目次に目を通していただくことをおすすめします。







宇宙世紀0079。
コロニー群の一つ【サイド3】【ジオン公国】を名乗り、地球連邦に対し宣戦布告を行った。

圧倒的な物量により連邦の勝利は揺るがないものかと思われたが、モビルスーツなどの新兵器、そしてマスドライバーや小惑星爆弾などを駆使した戦術により連邦は徐々に追い込まれていく。
後にルウム戦役と呼ばれる戦いで大敗を喫し、宇宙で最大の橋頭堡であった宇宙要塞ルナツーをも失った連邦は、起死回生の策として連邦製モビルスーツを中核とした計画V作戦を立案、実行へと移す。

しかしそれは、すでにジオンに察知されていた。












「兄貴! シャアのやつが連邦の尻尾を掴んだぞ!」
「手柄なのは分かったから落ち着きなさい。あと仕事中は総帥だ」

回線を開くと同時に上機嫌で告げてくる弟――ドズルに、私は少々呆れながら応える。
豪放磊落で将兵からも人気の高い自慢の弟であるが、その分細かいところを気にしない大雑把なところがある。私自身も元々細かいところは気にしないタイプであったが、立場上だらしなくしているわけにはいかない。少々口うるさくなってしまうのもいたしかたなかろう。
ともかくだ、画面向こうのドズルは素直に居住まいを正し、敬礼する。

「はっ、失礼いたしました総帥! 以前より懸念されていた連邦のMS開発計画ですが、サイド7にて極秘に試作を行っているとの情報があり、配下の者に調査させたところそれが事実であると確認。さらに新型の強襲揚陸艦を母体に実戦テストを行うであろう事が判明いたしました」
「うむ、よくやった。やはりサイド7であったな。これで中立コロニー群に圧力をかけられる。……現在の状況は?」
「は、現在シャア・アズナブル少佐率いるムサイが監視に当たっており、増援を待って宇宙港を制圧する予定であります。相手の動き如何によっては港を出た敵艦との宇宙戦闘になるかと」
「シャアなら手抜かりはないと思うが、勇み足を出さぬよう重々言っておいてくれ。丸ごと拿捕できれば御の字だが、向こうの性能が分からない状態で兵に無茶は言えん。いざとなれば容赦なく敵艦を沈めるよう伝えよ」

母艦のないMSなど棺桶にも等しい。もったいないが場合によっては【ホワイトベース】に沈んで貰うしかない。そうなればたとえ【ガンダム】【アムロ】といえど奇跡は起こせないだろう。
『原作』からは外れた行為であるが、それは今更だ。私は保身のためならなんでもするぞこの際。

ともかくここで歴史的に大きな分岐点を迎える。
ガンダムという存在にジオンは振り回され、徐々に崩壊への道筋をたどるのが本筋だが、それは私の色々な意味での終わりを意味する。それを避けるために今日この日まで出来うることはしてきた。ここが踏ん張りどころだ。
内心気を引き締める私の元に、再び通信が入ったとの連絡が届けられる。ドズルとの回線を繋いだまま、そちらの方も開いてみれば。

「総帥閣下、キシリア・ザビ少将であります」
「うむ、待っておったよ。報告を聞こうか」

画面の向こうに現れたのは細面で眼光鋭い女性、我が妹であるキシリアだ。その口から、彼女に任せていた仕事の報告が告げられる。

「は、グラナダの掌握はほぼ完了しました。その他フォン・ブラウンを始めとする月の中立都市群への工作も順調に進んでおります。程なく月はこちら寄りとなるでしょう」
「そうか、計画通りに進んでいるようだな」
「武力が使えれば、もう少しスマートに事が運べたのですが……」
「月や中立コロニーは基本的に飴を与える相手だよ。敵は連邦政府だけだ。気持ちは分かるが急くのはいかん」

少し不満げなキシリアに諭すように言う。それでも彼女は「しかし今回のサイド7のこともあります」と食い下がろうとする。
原作よりも丸くなったとは思うが、やはり攻撃的な部分と権力欲は強い。今のところはそれが上手いように回っているがと内心苦笑する。彼女の手綱も緩めるわけにはいかないが、やはり身内には甘くなってしまうのは、私が原作ほど冷徹になりきれないからだろう。
いや人類の半分死に追いやるとか無理だし。

「そう言う跳ねっ返りも出てくるさ。そのための準備もしていたから対応は出来る。それに飴も悪いことばかりではあるまい。……アナハイムエレクトロニクス、良い感じの反応であったろう?」
「それは……総帥、私の報告など聞かずとも良かったのでは?」
「カマをかけただけさ。前世紀から生き残ってきた老舗だ、こういう機は逃さないだろうよ」

じと目になるキシリアにそう返す。原作でもジオニックを吸収し、後々まで死の商人として暗躍した企業だ。利があるとなれば食い付いてくるだろうと思っていた。ジオンが有利であるうちは尻尾を振ってくるだろう。
お膳立ては整いつつある。油断せず一つ一つを片づけていけば、私の未来は安泰になる……はずだ。多分。きっと。
肩の力を抜き、溜息を吐く。不安は山ほどあるがやるしかないのだ。とは言っても気を張ってばかりもいけない。私は二人に話しかける。

「ま、仕事の話はここまでにしよう。二人とも息災なようで安心したよ。ドズルはともかくキシリア、ちゃんと飯は食っているか?」
「兄上、またそのような子供扱いを……」
「ガルマやお前は母上に似て線が細い。心配もするさ」

原作では仲悪い兄妹であったが、それで崩壊したようなものだという意識があったので家族仲を良好にするよう努力してみたのだけど……まあ原作よりはマシ、と言ったレベルか。私から見ればそれなりに情も湧いているのだが、果たしてキシリアはどう思っているやら。

「兄貴なんか俺の扱いぞんざいではないか?」
「そりゃあごっつい弟より妹の方をかまうほうがいいだろう」
「それはそうだが」

ドズルや次男であるサスロとの仲は良好だろう。元々ドズルは気っ風のいい男だし、サスロは男だと言うこともあって遠慮無く調教……げふん教育したかいがあって原作とはかけ離れた性格になった。まあ最低でもこの二人が離反することはあるまい。
そう言う風に考えていたら、キシリアが何か難しい顔で問うてきた。

「所で兄上、今度のアクシズ交流で、【グレミー】を向こうに行かせると聞きましたが」
「む、それは俺も聞いた。グレミーにはまだ早いのではないか?」

グレミー・トト。原作では明言されていなかったが、私の息子である。とはいえ色々事情があって女房は内縁の妻状態、グレミーも認知して息子として扱っているものの、未だ私の姓を名乗らすことが出来ないでいる。このあたりもさっさと解決したいのだが……まったく、しがらみが面倒くさい。
まあそれはさておき。

「そうでもないさ。先に訪れたマハラジャ殿の令嬢たち、その妹御はグレミーと大差なかろうが」
「……あ~、そういうことで」
「……その、かえすがえすすまなんだ」

私の言葉にじと目になるキシリア。そしてその視線を受けてばつの悪そうに体を縮ませるドズル。
この弟、妻帯者でこの間娘が生まれたばかりなのだが、よりにもよってジオンの重要拠点アクシズの総責任者マハラジャ・カーン殿の長女に手を出しやがった。いや、『手を出され』やがった。
……うん、そういう話があったのは知ってたが、まさか逆レかまされてたとは思わなかったわ。

「……まさかゼナ殿に比肩しうる女傑がいるとはなあ……」
「兄上遠くを見て黄昏れている場合では」

いや本妻に話通して愛人に収まるとか、並の根性ではできないだろう。確かにマハラジャ殿からすれば叛意のない事を示すための人質という意味合いもあっただろうが、思い切りすぎである。
そのことに関してはドズルと揃ってあちこちに頭を下げまくったわけだが。

「……まあ確かに、それだけで済ますわけにはいかないという思惑もあるさ」

非公式とはいえ私の実子であるグレミーであれば、交換の人質要員として十分であろう。誠意を見せるのであればそれくらいはしなければ、という考えも確かにある。
が、それ以上に。

「次世代を担うものとして、あいつには見せておきたいのだよ。戦争とはまた違う、『最前線』というものをな」

ジオンの屋台骨を支えているアステロイドベルトの拠点。そこで命を張っているものたちを見せることは、きっと若い世代にとって糧となる。私はそう考えていた。
それに。

「……もしかして疎開、などということも考えて?」
「否定はせんよ。親馬鹿と笑うか?」
「ですが兄上、現時点ではジオンの優位は揺るがぬものかと」
「現時点ではな。……だが依然連邦との物量差はありすぎる」

そう、まだまだ予断は許さない。敵は強大、万が一と言うことは考えておかねばならない。
というか一歩間違えたらバッド確定のマゾゲーかこの状況は。

「サイド7も氷山の一角にすぎんよ。恐らく連邦はリスク分散のために各地でモビルスーツを開発している。程なく戦線に投入してくるだろうさ。……そのためにも今のうち、連邦の技術を手中にし解析する必要がある」

サイド7などの地球より中立勢力を泳がしてきたのはそのためだ。まあ原作的にサイド7でガンダムの開発が行われるのは間違いないと踏んでいたけど。

あとジオンでもガンダム作りたかったからという理由ではないよ? ホントだよ?

「ここからが本番と言っていい。お前たちにもまだまだ働いて貰わねばならない。今暫くは苦労をかけると思うが……踏ん張りきれば、勝てる。だから頼むぞ」
「……おう、任せてくれ兄貴」
「微力を尽くします」

私の言葉に頼もしい返事を返す二人。
不安要素がないではない。だが、ここまできて諦めるという選択肢があろうはずもなかった。本来の歴史などどうでも良い。私は、私が得たい未来のために戦おう。

見せてやる。この私、ギレン・ザビの戦いを。
ガノタ(ガンダムオタク)を舐めるなよ!





続かない。












前に言ったかも知れないガンダム系憑依もの。
野望プレイヤーであったら一度はこう思ったことがあるはず。「自分がギレンならもっと上手くやれる」と。やって貰おうやないかいと神様が思ったかどうかは定かではありませんが、ガノタがギレンさん入り。そのせいではないですけど、色々設定が変わっている様子。
まあなんとかコロニー落としとかせずに頑張ってます。家族仲も悪くならないよう苦労してます。その努力が実るのかどうかは定かではありませんが。


ということでこちらのほうも今年最後の更新になります。
今年も大して更新できませんでしたが、来年もこんな感じだと思われます。それでもよろしければまた見てやって下さい。

それでは皆様、良いお年を。





機動戦士ガンダム 新ギレンの野望









 
バンダイナムコゲームス
2011-08-25






西暦20XX年。異世界より持ち込まれた【プラフスキー粒子】を利用することによって自在にプラモデルを動かし操作する技術が産み出された。バ●ダイはこの技術を持ってガンプラを操作し競い合わせる競技【ガンプラバトル】を提唱、世界規模で展開しようと……したところで待ったがかかった。


バ●ダイだけがプラモを作っていると思うたかと、ハセ●ワが吠えた。


うちにも噛ませろ一人勝ちなんぞさせるかと、タ●ヤが迫った。


ヒャッハーと、コト●キヤとウ●ーブが狂喜乱舞した。


要するに、ありとあらゆる国内外の模型メーカーがうちにもやらせろとなだれ込んできたのだ。
これを留めることは、バ●ダイ単体では叶わず、結局の所多種多様な模型メーカーがこの企画に参入。ガンプラバトルは【ビルドファイト】と名を変え、世界中の模型ファンたちを巻き込み熱狂を産んだ。

世は正に、プラモ戦国時代。メーカーが、モデラーが、ファイターが。陸に海に山に空に。ロボが飛行機が戦車が戦艦が。壮絶に火花を散らし鎬を削り合う。

人々は己の技術を元に、最強を目指す。











少量の金銭とジャンクパーツあるいは不要なキットと引き替えに、代理ファイトや手助けを行う『傭兵』を半ば趣味で行っている高校生【七篠 洋平】の元に、一人の少女が訪れる。
アリス・マーガトロイド】と名乗るその少女は、洋平にファイトを挑んできた。
そこから、少年たちの物語は加速する。






「こんどこそこのSOS団が! アンタを粉微塵に粉砕してくれるわ!」
「そう言って負けたの何回目だっけ?」
「もう片手じゃ数えられませんね」
「そこうっさい!」






「誰だNゲージ縛りにデンライナーとトッキュウオーとロコモライザーぶっこんだのは!」






「我々はヤマトのファンだと、そう言ったぞ?」






「「「「「これが本当の! 魔改造ですたい!」」」」」
「誰かやると思ったら全員やりやがった!」






「ラッキースターズ泉 こなた! 突貫しまーす!」
「ちょっと待ちなさいこなたってじゃますんなどりゃあああああ!」
「なんだかんだ言ってお姉ちゃんノリノリだよう」
「くくく、計算通り」






「この悪役一号改の前に! 全ての戦車はひれ伏すのです!」






「そういうわけであたしにビルドファイトを教えなさいよ!」
「夜中に兄貴に馬乗りになって言うのがそれか」






「マッハGOGOGOを目指していたら、チキチキマシン猛レースになった件」






「夜空ああああああああ!」
「肉ううううううううう!」
「毎度毎度こりねェなこいつら」











そして、立ちふさがる強者たち。






「お前がどこまで至ったのか……見せて貰うぞ」

黒い鳥を名乗っていた男。






「V系を使ってるのは……伊達や酔狂さ」

黒い鳥の名を継いだもの。






「いいだろうこのやろうてめえら纏めて叩き潰したらあ」

無敵店長。






「なんでかオレがプレイしようとすると、システムが暴走するんだよな」
「「「「「やめろよぜったいやめろよフリじゃねえからな!!」」」」」

問題外。











ありとあらゆる強敵を前に、彼らは己の全てをかけて挑む!

「七篠 洋平、【バンディッド・アストレイ】」
「アリス・マーガトロイド、【EX-Sガンダム・ゴリアテ】」


「「往きますっ!」」











かみんぐすーん?














はいまたもや偽予告。

ビルドファイターズをベースにちょっとだけ設定をいぢったうえで、ありとあらゆる世界のキャラクターをぶち込んでみるごった煮ものです。あとガンプラだけでは寂しいじゃないかと往年のプラモ狂四郎ファン魂がうずいてしまってこんな事に。どうしましょう。

あと東方系から参入するアリスがヒロインッぽいのは趣味だ。そして使用するのがEX-Sなのは『アリス』だから。意味が分からない人はガンダムセンチネルを読もう。


ではではそんなわけで。さらばじゃ。









ホビージャパン
2014-10-18


ガンダムビルドファイターズ マニアックス (ホビージャパンMOOK 603)





アルテリア・カーパルス占拠



依頼者・インテリオルユニオン
















海原に浮かぶ大規模エネルギー供給施設アルテリア・カーパルス。
そこに、二つの影が降り立った。

「は、お出迎えもなしか」

鼻を鳴らして言うのは、ネクスト【リザ】を駆るリンクス【オールドキング】
その隣に佇むのは濃紺と深紅の凶鳥、スケアクロウ。
それを駆るリンクス、レイヴンは、無言で時を待つ。

彼ら二人はリンクス管理組織カラードと、そして反体制勢力ORCA旅団をも裏切り、汚染から逃れた人類が住まう天空の楽園クレイドルを襲撃し墜落させる大量殺人をやってのけた。
仕込みだらけの出来レースに反旗を翻した、たった二人の反逆者。そんな彼らに制裁が下されるのは当然の帰結である。

彼らは理解していた。この依頼が罠であることを。

レーダーに感。そこでレイヴンがやっと口を開く。

「……来たか」

海原の果てから飛来する5つの影。その一つから、努めて冷静さを装った声で通信が入る。

「偽りの情報、失礼致しました。……あなた方にはここで果てて頂きます。理由は……お分かりですね?」

ネクスト アンビエント。それを駆るBFFの女王リリウムの言葉に、オールドキングはへ、と小馬鹿にした声を上げる。

「選んで殺すのが、そんなに上等かねえ」

それに応えるのはGAの災厄。ネクスト レイテルパラッシュを駆るウィン・D・ファンション。

「殺しすぎるんだよ貴様らは。















……が、そんなことはどうでもいい」

「「ゑ?」」

声に怒気が籠もっているのは当然だ。だが何か様子がおかしい。レイヴンとオールドキングは顔を見合わせる。
そして状況は進んでいく。

「全く全く、超絶にどーでもいいンだよそこんとこは」

苛立ちを隠そうとしない声。ハリの駆るクラースナヤ。

「そうよね。お姉さんたちトサカきてんのはそこじゃないのよ」

機体にお怒りマークが見えそうなメリーゲートのメイ。

どこかがなにかがとてつもなく違和感のある編成である。そして彼女らの最後に控えるのは、おどろおどろしい怒気を纏った見覚えのないネクスト。

その主――かつてのオリジナルリンクスの一人、霞 スミカことセレンは怒りを絞り出すような声で言う。

「レイヴン貴様……















よりにもよって男に走って二人で逃避行とはどういう事だ」

「ちょっと待てい!」


一瞬でシリアスが旅だった。
とんでもない言いがかりに、レイヴンは泡を食って反論を試みる。

「誰が男に走っとるか俺は欺瞞だらけのこの状況に一矢報いるべく反旗を翻したという根幹に関わる設定とか実は過去に遡る因縁とかメタい理由が……」
「いや確かに相棒なら尻貸しても……」
「お前余計なこと言うなだーってろ!!」

つい口を挟むオールドキングに対して吠えるレイヴン。しかしなんというかまあ、色々と手遅れだった。

「そうか……もうそこまで関係を進めていたか……」
「許せねェよなァ、許せるわきゃァねェよなァ」
「なにこっちには大した反応もしなかったくせに簡単におしり貸し合う仲になっちゃうってどういうこと? ねえどういうこと?」
「躾直す必要性を感じるな。飼い主としては」

話を聞く気がないどころか、なんか妄想をこじらしている。おどろおどろしい空気は膨れあがる一方であった。
と、ここでリリウムが唐突にこう宣う。

「もぎましょう」

声色は爽やかだった。だがどろどろとした何かを隠しきれていない。

「もいでしまえばもう余計なおいたは出来ないでしょう? それにサイバネで『リリウムたちに都合の良い手足』でもつけて貰えば問題ナッシングではないでしょうか」
「「「「それだ」」」」」
「なんか死よりもおぞましいこと考えてねえか!?」

リリウムの言葉にぽんと手を打つ女郎ども。戦慄するレイヴン。
その様子を見て、オールドキングがぼそりと零す。

「そんなんだから相棒に愛想尽かされるんじゃないかなーって思う……」

きゅどどどごがずぎゅずぎゅずぎゅすぱらたたたたどかんどかんどかんずんばらりんかっちゅどーん!!

コジマ反応弾もかくやと思わせる集中攻撃がリザに襲いかかり、一瞬にして黒こげにする。無論全損であった。
が、悪役の意地なのか余計なことを言う遺伝子でも組み込まれていたのか、最後の最後でオールドキングはこんな言葉を残す。

「相棒…………よかったぜ……お前とは…………がくっ」
「おいこらてめ間際で意味深な言葉残して逝くんじゃねえせめて誤解を解けやあああああ!!」

大空に笑顔でキメてるオールドキングを引き戻さんとするレイヴンだが、当然無駄だ。
そして、怒気は破裂しそうなまでに膨れあがり、レイヴンはびくうっと反応してそろ~っと振り返った。

「おかしいですね、どうしちゃったんでしょうかね。ちゃんと……普通の恋愛をしましょうよ。リリウムの言ってること間違ってますか? 少し頭を冷やしましょうか」

「やはり躾が足らなかったようだな。まずは首輪か、首輪付きの獣だけに。ああ安心しろ。二度と男色などに興味を示さなくなるようたっぷりと調教してやる」

「ク、クク……OKOK口で言っても分かんねェようなら、分かるまで殺りあうしかねェよなァ……さァ、たっぷりと殴り(愛し)合おうぜェェェェ」

「おねえさんね……レイヴンがどんなにあほでも男には走らないって信じてたのに。……いいわ、昔の、人の乳尻見て拝んでいたレイヴンに戻してあげる。全力で」

「………………お前は私のモノだ。そうだろう?」

揃いも揃って、目からハイライトが消えていた。

最早口では留められないと悟ったレイヴンは。

「ええいこんなあほばっかりのところにいられるか! オレは逃げるぞ!」

オーバードブースト。脱兎のごとくその場を逃げ出す。

「逃がすか! 地の果てまでも追いつめてやる!!」

無論女郎どもも全力で後を追った。






こうして、世にも馬鹿馬鹿しい追いかけっこは世界中を巻き込むこととなる。
その課程で彼らが好き勝手暴れた結果、世界は天文学的な損害と無数の死傷者を産み出していく。

いつしか彼らは、『人類種の天敵』と、そう称されるようになった。

どっとはらい。





















超お久しぶり略してちょさぶり。
まだ生きてますベビースモーカーです。

いやもーほぼ完全に忘れ去られていた三千世界復活。ただし小ネタだ。世間はACVDどころが次世代機だというのに何をやっているんでしょうか。

最終回(偽)あるいは砕終回。終わると思うてか。
まあ中身はいつも通りのシリアスに見せかけてからのアレ。ベビースモーカーの手にかかると人類種の天敵ルートもこのありさまに。……裏では億単位で人死んでんだけどいいのかなあ。(汗)

とにもかくにも、また忘れ去られたころに現れるやもしれません。油断するなよ?俺が。

ではそんなわけで、アリーヴェデルチ(さよならだ)







アーマード・コア A NEW ORDER of “NEXT”

ファミ通コンテンツ企画部
エンターブレイン
2010-10-02



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