July 14, 2012

メルセデスとポルシェ


ドイツには2週間ばかり滞在しなければならなかったので、週末を挟んだ。

なので16日の土曜日、Oberkochenから一番近い大都市、Stuttgardへ行ってみた。

とりあえずメルセデスとポルシェミュージアムを回る事に。


メルセデスミュージアム。

2006年5月に新しく出来たらしい。入場料8ユーロ。

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展示フロアがらせん状になっており、まずてっぺんに上がり、

車の歴史(=メルセデスの歴史)を順に見ながら降りてくる。


だからと言って、いきなり馬から語ることは無いと思う(笑)

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世界初の自動車

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単気筒だが、4サイクルエンジンが付いている。



1902年製、最古の“メルセデス“ブランド、Simplex。

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メルセデスとは、19世紀末当時ディーラーの娘の名前らしい。



奥は有名なSSK。手前はかっこいいが、何だったっけ?

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親切にも日本語の携帯説明機を貸してくれるのだが、説明が多すぎて覚えきれない(笑)



おなじみの300SL。

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ガルウィングは、サイドシルが高い構造なのを補うための苦肉の策だったみたいだが、

その為に非常にカッコ良くなった。



ウニモグ。

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日本のスキー場でも、時より見かける。

大抵古くて、腐りかけたものが多いけど・・・



昭和天皇が当時使っていた車。

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皇室からの寄贈と書いてあった。



レーシングカーがずらーり。

バンクを再現しているので、非常に臨場感が有る。

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この他にも、更に新しいレーシングカーも有り。

数年前の、マクラーレンメルセデスもあった。



F1のカットモデル。

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実際に座れる。

F1を見ながら、ドライバーはどんだけ変な格好を強いられているんだろう、

と思っていたが、事実はかなり快適。

ちょうど、疲れた時に足を台に乗せると気持ちいい、と言うのと同じ。



出口を出ると、そのままベンツのショールームに連れ込まれる。

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ベンツ買い放題(笑)

普段もらえないカタログ、もらい放題。

但しすべてドイツ語。



メルセデスミュージアムを後にし、次はポルシェミュージアムへ。

長くなるので後にするが、紆余曲折して何とかたどり着いた。

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こっちのが新しく、2007年の秋に完成。入場料8ユーロ。

デザインが素晴らしい。



レイアウトも素晴らしい。

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ポルシェはトラクターも作っていたらしい。



ボツになった、4人しっかり乗れる911。

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フェルデナンド・ポルシェの孫、FAポルシェがデザインしたプロトタイプだが、

採用されなかった。

確かにこれじゃ、売れなかっただろうな・・・



これも同人物デザインの、4人しっかり乗れる911。

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これもボツになった、プロト。

これもなんだかでろーんと間延びして、お世辞にもいいと言えない。

911は散々デザイン変更を強いられたそうだが、それで正解と思う(笑)


懐かしい、935ターボ。

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田宮のラジコン、中学生のころ持っていたっけ。

これは田宮のそれ(前期型)と違い後期型だが、

当時京商から出ていた、この後期型クリアボディーに替えたっけな。



懐かしのポルシェカレラ。

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早瀬左近のは、赤いデカールだったっけ?



当時のポルシェのエンジンはみんな空冷だったので、

でっかい強制空冷ファンがどかんと付いてるのが特徴。

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ミュージアムの前には工場。

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町工場の様なこじんまりしたものではなく、

立派な量産工場。

近代ポルシェって、量産車なんだと実感した。




しかしドイツの鉄道には参った。


DB Navigatorなる、日本の乗換案内みたいないPhoneアプリを持っていたので、

事前調査もしないですっかりリラックスして行ったのが間違えだった。


まずStuttgardに着くと、メルセデスミュージアムの有る、

S-Bahn1号線のGottlieb Daimler Stadion駅が見つからない。

地球の歩き方にはそう書いてあるが、実はそれはトラムの駅名で、

S-Bahnの駅はNeckar Parkが正解。


やっとそれが分かってS1に乗ると、今度はその駅は何と閉鎖になっており、

次のUnterturkheimで降ろされた。そんなこと日本ではありえない・・・


数キロ歩いてやっとメルセデスミュージアムにたどり着いた。


その後、ひとつStuttgard寄りのBad CannstattからS1に乗ってStuttgardに戻り、

今度は来た方向に向かうS6に乗ると、

Neuwirtshausというポルシェ博物館の駅に着くはずだったが・・・


何を間違えたかS3に乗ってしまった。

気が付くと、さっき降りたUnterturkheimだった。


振り出しに戻る(爆)


引き返そうと反対車線の時刻を調べると、何と30分以上電車が来ない。

ドイツは電車の本数が少なく、日本の地下鉄とはほど遠いものだった。

どの路線も日曜の昼間は、30分~60分に1本。

間違えると取り返しがつかないのだ。


DB Navigatorで調べると、トラムで近くまで行き、もう1本乗り継げばたどり着くらしい事が分かった。


早速トラム(何番かは忘れた)に乗ってボケボケしていると、

どうやら今度は降りる駅を間違えたらしい(笑)

弁解すると、実は駅名には似通ったものが多く、なおかつDB Navigatorと微妙に表記が違ったりする。

例えば”中央駅”という言葉が入ったり入らなかったり・・・


さらにDBで調べると、トラムでちょっと戻り、今度はバスで行けると。


今度は指示通りの駅でメデたく(?)降り、バスを待ったが全然来ない。

まあそんな事と思ったが、ミュージアム受付終了の5時まであと10分しかない!


なんて、良くGoogleマップを見ると、あと1キロじゃないか。

ダッシュで走り、汗だくになって何とかミュージアムに滑り込んだ。


結局ミュージアム2つ回るのが精いっぱいで、そのまま帰りました。


みなさん、ドイツの鉄道をナメてはいけません。



baccus0507 at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)clip!Germany 

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