ブログネタ
海外ニュース に参加中!
預言者ムハンマドを風刺した漫画をきっかけとして、西欧社会vsイスラム社会の対立が激化している。

宗教教義自体にはあまり関心のない自分にとっては、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教などは兄弟宗教のように思えるのですが、歴史的に対立の根は深い。

しかもイラク戦争がユダヤ・キリスト教社会vsイスラム教社会の様相を呈している中、不満の捌け口を求めるイスラム教徒にとっては、今回の風刺画は格好の餌食となった。

社会風刺と言っても、時の権力者に対するものならわかるが、宗祖を描いたとなると宗教自体を風刺したととらえられても仕方ないだろう。

イエス・キリストの風刺画を描いたら、西欧社会でも宗教の冒涜ととらえる人が多いはず。

そう、まさしくタブー

民主主義は「言論の自由」「表現の自由」を擁護すると弁明するのも結構であるが、個人のブログならまだしも、多くの読者に配信されるマスメディアとしての良識も問われるべきだと思う。

タブーを侵してまでイスラム社会を風刺しようとした漫画は、その意図に反して、暴動の恰好の種を提供した西欧の浅はかさの象徴として記録されるだろう。

デンマーク人(…と言っても見分けがつかない)がイスラム社会から目の仇にされている現状を打開する術はあるのでしょうか。
(そういえばデンマークはまだイラクから撤兵していない?)

デンマークの子育て・人育ち―「人が資源」の福祉社会

抗議暴動の標的はデンマーク一国だけでなく、ロンドン同時爆破テロ以降、イスラム教への嫌悪感が高まっているEU諸国にも向けられている。
(イラン侵攻を目論むアメリカにとってはEUを取り込む好機かもしれません。)
(CNN.co.jpの記事)
風刺漫画問題、デンマーク製品ボイコット広がる
2006.02.07
Web posted at: 17:39 JST
- CNN

(CNN) 欧州各紙がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載した問題で、イスラム教指導者らは最初に漫画が掲載されたデンマークの製品をボイコットするよう呼びかけており、デンマークへの影響が及び始めている。

イランのミルカゼミ商業相は6日、デンマークとの通商関係を断絶すると発表。ただ、今後3カ月は特定の機械類や薬品の輸入を認める方針を示した。イランはまた、駐デンマーク大使を召還した。

カタール商工会議所は、デンマークおよびノルウェーの代表団との交渉を中止したと発表。また、バーレーン国民議会は、ボイコット実施でアラブ諸国やイスラム諸国との連携を図る委員会を設立した。イラク運輸省も、デンマーク政府やノルウェー政府、両国企業との関係断絶を発表している。

スイス系ネスレやイタリアのフェレーロ、ニュージーランドのフォンテラなど非デンマーク系乳製品メーカーは、誤ってボイコットの対象とならないよう消費者や小売店への対応を急いでいる。こうしたなか、デンマークとスウェーデンの合弁企業アルラ・フーズはロイター通信に対し、サウジアラビアやカタール、クウェートでの商品撤去による損失額が1日180万ドルに上ることを明らかにした。

一方、インドネシア駐在のアンデルソン・デンマーク大使は7日、インドネシア居住のデンマーク人に対し国外退避を勧告。インドネシアへの旅行も控えるよう促した。世界最大のイスラム教徒人口を持つインドネシアでは、デンマーク大使館、領事館への抗議活動が続いている。大使は、インドネシア当局は、デンマーク人を守るための十分な警備を提供していないとの懸念がある、と語った。

6日にはアフガニスタンやソマリア、イラン、ヨルダン、イスラエル、ガザ地区、インド、イラクの各地で抗議デモが開催。このうちアフガニスタンの首都カブール北方のバグラム空軍基地では、警官隊が基地内に入ろうとしたデモ隊に発砲し、2人が死亡、13人が負傷した。アフガン東部マフタラムでもデモ隊と警官隊が衝突し、2人が死亡、3人が負傷した。ソマリアでは将棋倒しで十代の若者1人が死亡した。

また、漫画を転載したフランス・ソワール紙の編集部には爆弾を仕掛けたとの脅迫があり、編集部員らが3時間近く避難する騒ぎがあった。