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今回は西尾維新『クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識』です。

「BOOK」データベースより抜粋
『人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、五月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし―戯言シリーズ第二弾。』

前作『クビキリサイクル』はキャラクタ小説としての趣が強かったもののミステリとしてもまずまずの作品でしたが、『クビキリロマンチスト』は事件よりもその動機や人間関係が主に描かれています。
前作同様、キャラクタは突飛でマンガチック。
舞台は京都。交流を持った大学のクラスメートが一日ごとに死んでいく。
別事件の通り魔との遭遇や、人類最強の請負人との再会を経験しつつ、主人公(「ぼく」)が事件を解決していきます。
独特の文体、言い回しで語られる主人公の心情、登場人物との駆け引きは、はまる人はどっぷりはまる。受け入れられないという方もいるでしょう。

物語の展開、主人公の内面描写が優れている作品です。
西尾維新の独自の世界観を楽しんでください!

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