ツンデレblog

淡路島の弁護士が考えたこと

November 2013

 先日の東京出張の空き時間にぶらぶらしていたときに偶然立ち寄った公園。
のんびりと水鳥が遊んでいて、息抜きにいいなあと思った。東京は公園が多くてうらやましい。

28目黒川









 大阪地裁で修習してたとき、民事部の部長と大阪と東京の違いの話をしていて、大阪は緑が少ないってことで意見が一致した。公園もそうだし、街路樹の雰囲気なんかもだいぶイメージが違う。大阪はコンクリートの街って感じがする。

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 東京でイソ弁してたとき、池尻大橋の目黒川沿いの土地の時効取得をめぐる裁判をしたことがある。昔の目黒川は氾濫を繰り返していたため、その度に周辺の形状が変わり、依頼者がずっと占有していた土地が依頼者の所有する土地の一部なのか、目黒川の一部である無番地なのかが分からない、無番地だとしても時効取得しているという事件だった。
 原告代理人としては圧勝のつもりだったが一審で負けた。ああ、これが噂に聞いていた裁判所の行政びいきかと、初めて体感することができた。負けた原因は、東京都が保管していた大昔の測量図。これの証拠評価を裁判官が誤ったのだ。そこに記載された土地の形状が時効取得を主張していた土地の形状とよく似ていたので、裁判所は同じ土地だと勘違いしたのだった。でも、その図面、縮尺の記載がなかったんだよね。よく見れば、そのとき問題になってた土地の何百分の一の大きさしかなく、測量図の土地と裁判の土地とは別個のものであることに気付くことができたはずなんだけどな。一審の裁判官は気づかなかった。せめて終結前に、この図面はどういうものですか?って聞いてくれたらよかったのに。聞いたら東京都が負けるから聞かなかったのかな?(本当は、終結後に判決書く段階で初めてその図面見つけて、原告の請求を棄却することができるって飛びついたんだと思う。)
 言い訳すると、その事件は前任のイソ弁からの引継ぎ事件で、 引継ぎ前にすでに提出済みで、ツンデレが提出したものではなかった。おまけに当時は平成10年の新民事訴訟法が施行されたばかりで、前任者は証拠説明書も作っていなかったのだ。
 判決した地裁の裁判官は、最高裁事務総局から戻ってやってきたばかりのエリート様で、なんかやたら偉そうで、いつも機嫌が悪かった。あの人の訴訟指揮でよかったのは、東京都の指定代理人が、境界確認とか訴訟前のやりとりの中で、こっちの依頼者(原告)が都の土地であることを認めていたとかなんとかそういうことにやたらこだわって主張立証をしようとしてたのを、「そんなのはいくらやっても意味ないですから」とバチンと言ってくれたことだけだったな。おおさすがエリート様と思ったんだけど、判決はダメダメだったな。名前忘れたけど、今頃何やってんだろ。偉くなってんだろうなあ。平成10年4月に最高裁から東京地裁(≠部総括)に異動した人なんだけど、特定可能かな。
 事件は東京高裁に控訴したところで、ツンデレが元ボスと喧嘩して事務所をやめたのでその後は分からない。控訴にあたって、目黒区役所とか図書館とか回って、古地図・古写真いっぱい探して、後任に、こういう方針で控訴理由書いてくれっていうメモは残したんだが。


 というのが本来なのだが、実はこの事件のみは、その後の顛末を知っている。洲本に来て数年したころ、そのときの依頼者からお歳暮をいただいたのだ。驚いて電話したら、高裁で裁判官が原告の主張を認めてくれ、最終的に和解して裁判が終わったので御礼をさせていただいたとのことだった。いくらかお金を出して都から買ったそうで、ツンデレとしてはなんだかなあという感じだが、本人はとても喜んでいた。

 目黒川にはそんな思い出がある。


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ブログ記事にするのが遅くなってますが、11月24日、洲本土木事務所主催の「洲本川ウォーク」に行ってきました。洲本川は、平成16年10月20日の台風23号により川から水があふれ、流域に大災害を引き起こしました。
 その後、河川改修工事が行われたのですが、平成23年に一応それが終了したので、洲本川沿いを歩いて、洲本土木事務所の職員が改修工事の内容を説明しましょうという企画です。

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受付の様子
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コース
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受付でもらったもの P1000558













出発
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どんどん行く
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ジェットスキーやってた。 P1000572














州浜橋(洲本川のもっとも下流の橋)からの上流方向への眺め P1000579














州浜橋(洲本川のもっとも下流の橋)からの下流方向への眺め。すぐ海。She sees sea! P1000580














紅葉きれい
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川沿いの市立体育館では小学生のバスケ大会があったようで、チームごとに準備体操してた。
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洲本川潮止堰 img-Y27181558-0001

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シロサギ
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ひこうき雲
しろいー さかみちがー♪
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治水の神社のヒノキ。樹齢500年だそうだ。 P1000647













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カモ
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千山。ちなみに、左のピンクの服着てるのがツン妻です。 P1000655













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ゴールの桑間井堰に到着 P1000674













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堰開く前
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堰開いた後(水位さがった)
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帰りも洲本川沿い歩きました。いっぱい鳥見ました。これはアオサギ。 P1000690














カワウがサギに求愛行動?
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振られたw
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カモ
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カワセミ
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 ちょっと前、「そして父になる」を法律的に分析する。と、「そして父になる」を法律的に分析する。の続きという2つの記事で、他人の子どもを自分たちの実子であるとして戸籍に記載したとき、法律的にどのような効果が生ずるかという話をした。
 これに関連して昨晩次のようなニュースがあった。

60年前の新生児取り違え、産院に3800万円賠償命令
 産院で60年前、出生直後に取り違えられ、実の両親とは異なる夫婦に育てられたとして、東京都内の男性(60)らが産院側に約2億5千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、産院の過失を認め、慰謝料など3800万円の支払いを命じた。


 He was born with a silver spoon in his mouth.だったというのに、経済的に困窮した家庭で養育され、高等教育を受けられなかったんだそうだ。
 ただ、これをお気の毒というと、じゃあ、経済的に困窮した家庭に生まれた者はそれだけでお気の毒なのかということになり、なんか複雑ではある。いや、もちろん、お気の毒なんだけどさ。生まれながらの格差を正面から認めるのなんか抵抗あるじゃん。お気の毒なのは実の親に育てられなかったことなのか、育った家庭が困窮してたことなのか。
 それに、貧困家庭に生まれながら裕福に育てられた反対の立場の人もいるわけでしょ。

 実は、ツンデレも今日知ったんだが、貧困家庭に生まれながら裕福に育てられた家庭の方も裁判沙汰になった(なってる)らしい。上記のニュースを見たツンデレの知り合いの弁護士が、貧困家庭に生まれながら裕福に育てられた子どもの代理人をしていると教えてくれたからだ。

産院で取り違えられ、実の親子と同様の生活をしていた兄に対して,両親の死後、遺産争いを直接の契機として、戸籍上の弟らが提起した親子関係不存在確認請求を権利の濫用とするに際し、深い同情を表明した事例(東京高判平成22年9月6日判タ1340号227頁) 

 前にブログを書いたときは、
 ここまでの話は、親が、子どもが自分の実子でないことを知りながら実子として届け出をした場合についてである。「そして父になる」は、藁の上からの養子とは異なり、両親も子どもが実の子であると知らないまま戸籍の届け出をしたケースである。これも法律的には同じものとして扱っていいのかどうか。これもはっきりした判例があるわけではなく法律家としては当事者と同様非情に悩ましい。考え方は、藁の上からの養子と同じなんだろうと思うんだけどね。
と書いたのだが、これを書いたとき、すでに取り違え事案でも裁判例があったわけで、ちゃんと調べずに書いてお恥ずかしい限りです。でもまあ、やっぱり取り違え事案と藁の上からの養子事案は同じに処理するという結論はあってたわけで、一応自分弁護させてね。

 興味深いことに、この判決には裁判所からの付言がついている(太郎と花子は育ての父と母)。

 なお、当裁判所は、太郎や被控訴人らに対する配慮を欠くと感じられる控訴人 (取り違えられた子) の態度が本件訴訟提起の原因の一つにもなっていることを、控訴人としては深く反省すべきであると考えるので付言する。そして、太郎の相続財産については、本件訴訟の判決確定後に再び和解交渉が始まる可能性が高いが、その際には、控訴人は、利己的な態度を取ることなく、花子の遺産分割の内容その他をも考え併せて、謙抑的な立場で太郎の遺産分割協議に臨むことが望まれる。また、控訴人代理人弁護士に対しても、本判決の意のあるところを汲み、控訴人に対し、然るべく助言することを要請しておきたい。

 「実の弟らが、取り違えられて「兄」として一緒に育てられた人物と容姿や性格が似ていないことを不審に思い、2009年、DNA鑑定で血縁関係がないことを確認。」って書いてあるから、 東京高裁判決の方(裕福家庭の方) が、戸籍上の兄に相続させたくないので、血縁兄を探しだしたってことなんだろうな。 「実の弟らが」 なんだから。東京高裁判決の付言も、「太郎や被控訴人らに対する配慮を欠くと感じられる控訴人 (取り違えられた子)の態度が本件訴訟提起の原因の一つにもなっている」と言っているし、1つの家庭の中に性格の異なる者(悪い言葉でいうと異分子)が入り込むと、裕福な家庭でも円満に生活するのは難しいんだなあ。最初からそれと分かってる養子なんかは別かもしれないが。困窮家庭の方(病院に勝訴した方の家族)はどうだったんだろう。今まで親族だと思ってた人が金持ちの家庭の子だと分かって変化あったんだろうか。いろいろと興味深い。

25.11.29追記
 原告が記者会見したようで、困窮家庭の方(病院に勝訴した方の家族)の状況が少し分かった。周囲からずっと「兄たちと似ていない」と言われ続けたようだけど、とりあえず円満なようだ。
「違う人生あったのか」60年前取り違えの男性
 


現在、ひまわり基金あわじ法律事務所の所長をされていた水原祥吾弁護士の任期が1月いっぱいで終了するとのことで、水原弁護士が挨拶にいらしてくれました。11月25日の月曜日のことです。期限の迫ってる書類があり、昨日やっと脱稿したので、ブログうpが遅くなりました。

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右の女性は同事務所の後任の所長に赴任する有年麻美弁護士です。すでに、淡路に転居されていて、一緒に仕事をされているそうです。

水原弁護士とは、一審で当方が負けた事件が一件あり、12月半ばに控訴審の第一回期日です。逆転できるものと信じてがんばります。

 一昨日からネットで下記の写真が出回っている。
 ツンデレもしゃれてるなあと感心したんだが…
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 これ、コラなんだよな。

 本物は↓



  下の写真の 印の女性客の着物のガラが同じだから、動画と写真は同じ日の撮影であることがわかる。
 冷静に考えたら、Abbey Roadのジャケットの写真の版権ってポールが持ってるのか?という疑問が。
 少なくともポール以外の3人の写真をポールが勝手に自分のアルバムの宣伝に使えるのはどう考えてもおかしいだろうと…


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