ツンデレblog

淡路島の弁護士が考えたこと

April 2014

法務省幹部、盗撮容疑で送検へ=裁判官出身、女子トイレにカメラ―警視庁 の続き

法務省幹部 盗撮容疑で書類送検
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140425/k10014022811000.html
裁判官出身の法務省の50歳の幹部職員が、庁舎内の女子トイレにカメラを仕掛けて盗撮したとして東京都の迷惑防止条例違反などの疑いで書類送検されました。

送検を機に実名報道になったようです。推測は正しくてよかった(間違っているかもしれないとは全く思ってなかったけど。)。

10s1917329









それにしても、テレビ局は容疑者を悪そうに写すの得意だなあ。


KAGEYAMA_140120


今朝の新聞の折り込みチラシを貼っただけw
洲本ハウジングパークのヘリコプターは乗りたい気がする。

 今回の城下町洲本レトロな街歩きで気になるのは「おもひで写真館」かな。3/22の記事「昭和30年代の塩屋筋」で紹介したような写真がまとめて見られるもののようだ。 
 また、大西ユカリさんも来てくれる
http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/2013-10-07.html ←前回

城下町洲本レトロな街歩き公式HP
http://sumoto-retro.blogspot.jp/search/label/

前回のレトロな街歩きの様子(ツンデレfacebook)
https://www.facebook.com/fumio.kageyama.54/posts/172791926251025

retoro1 (クリップ)retoro-0002



































淡路だんじり祭りdanjiri-0001danjiri-0002


































洲本ハウジングパークhouse



















KAGEYAMA_140120

   最高裁、見直しの公算大 DNA鑑定、父子関係取り消し

 DNA型鑑定で血縁関係がないと証明されれば父子関係を取り消せるかが争われた訴訟で、最高裁第一小法廷が6月中にも、当事者双方の意見を聞く弁論を開く見通しになった。一審・大阪家裁と二審・大阪高裁は、鑑定を根拠に父子関係を取り消す異例の判決を出したが、この判断が見直される公算が大きくなった。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11099194.html  
 たぶん当ブログの平成26年1月19日の記事「父子関係、DNA鑑定で取り消し 司法、異例の判断」で触れた大阪高裁の決定に対する上告審なんだろう。
 これに対する解説は去年から今年の初めにかけて何度もしたので繰り返さない。1月19日の記事と下記のリンク先を読んでいただきたい。質問があればコメント欄に書いてください。できる範囲でお答えします。

 とはいえ、一点だけ次のことは指摘しておく。
 法律上の父子関係をどのような場合に認めるかについて、意見が対立するのは、主としてDNAによる血縁を重視するのか、親子関係の安定を重視するのかの考え方の違いによる。DNAによる血縁を重視する立場は、親子として生活してきた環境がどんなに長く、子の生活が安定していようとも、血縁関係がない以上、法律上の親子を認めるべきではないという。子どもが小学校にあがるころ、今まであったことのないオジさんが現れて、「オレが君の本当のパパだよ」というのを認めるべきだというわけだ。他方、親子関係の安定を重視する立場は、それはおかしいでしょうと考える。
 これについて、ツンデレはどちらであるべきだ(立法論としてどちらを採用すべきか)という確固とした考えはもっていない。ただ、現行法の解釈としては、DNAによる血縁を重視する立場はとり得ないと思っている。その意味で今回最高裁が大阪高裁判決を見直すことは喜ばしいことだと思える。

 現行法の解釈としては、DNAによる血縁を重視する立場はとり得ないと思っている理由は、平成25年12月26日の記事「長男の戸籍「嫡出子」に=性別変更の父「まだ不安」-兵庫」に書いたところを再掲する。

 昨日、嫡出子のなかに、推定される嫡出子と推定されない嫡出子という区別があることを説明したが、もし、妻が懐胎した時期に夫が刑務所に服役していて、妻との性交が不可能だったにもかかわらず、妻が妊娠して出産したという事例があったとする。推定されない嫡出子の典型例だ。これでも「妻が婚姻中に懐胎した」の要件は満たすから、民法772条1項により、夫の子と推定されることになる。もちろん、夫は自分の子じゃないと親子関係不存在確認の訴え(調停)を起こすことは可能だが、夫が子ども好きとかなんらかの理由で、この子を自分の子として育てたいと思い、親子関係不存在確認の訴え(調停)を起こさなかったとする。親子関係不存在確認の訴え(調停)の原告適格は、夫に限らないと解されているが(例えば実の父とか)、とにかく誰も訴え(調停)を起こさなかったらどうなるか。子どもは法律上は夫婦の嫡出子のままだ。戸籍にも嫡出子と記載されたまま。

無題
 推定されない嫡出子がすべて親子関係不存在の訴え(調停)を起こされるわけではないのである。争いたければ争う方法があるよというにすぎないわけだ。この場合も、戸籍上の父と子どもの間にDNAレベルの血縁関係はない。しかし、法律上は親子として扱われる。DNAレベルの血縁関係をいくら強調しても、血縁のない法律上の親子関係が存在することは否定できないし、今の民法はその存在を前提としている。「推定される嫡出子」において、嫡出推定の訴えの期間制限が経過した場合、いくらDNAレベルで親子関係が存在しないことが立証できたとしても、法律上親子関係を断ち切ることができないのを思い出してほしい。昨日、大沢樹生と長男の親子関係を否定する方法はないと書いた。

 性別変更したことを理由に、性別変更した「男性」が結婚した夫婦には嫡出子が存在することはあり得ないというのは、血縁関係のない嫡出子の存在を認めている民法の立場と整合的ではないように感じる。どうしても血縁関係のない嫡出子を否定したいのであれば、嫡出否認の訴えの提訴期間を撤廃し、かつ、検察官が親子関係不存在の訴えを提起しない夫に代わって、訴えを提起することを認めるべきであろう。要するに、生物学上女性であるが故に子どもの父親となれない場合と、懐胎時期に収監されていて、物理的に子どもの父親になれない場合を区別するのは不合理ではないかということである。懐胎時期に収監されていたとしても、冷凍精子という手段があるという反論はそのとおりだと思うが、それは推定をやぶる立証に成功するかどうかの問題にすぎない。いくら可能性の違いを主張したところで、両者ともDNAレベルで血縁関係がない親子であることに違いはない。最高裁決定でも、寺田裁判官が同様の趣旨を述べている(と、ツンデレは解釈した)。
 1のような結論に対しては,夫=父親の意思を重んじることで嫡出子とされてしまうことについての子の福祉の観点から批判があり得るのであって,これには傾聴すべきところがある。しかし,それは,本件のような立場の子の場面に限らず,嫡出推定を当てはめるのに相応の疑義があるにもかかわらず同規定の適用によって夫の子とされる他の場合にも生じている問題であり,法が嫡出否認の訴えができる者を父に限っていること(民法774条)に由来するところが大きいわけであって,その仕組みを改めるかどうかとして広く議論をすべきものであろう。 (下線、ツンデレ。)
●藁の上からの養子、子どもの取り違え
  「そして父になる」を法律的に分析する。
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/32336184.html
  「そして父になる」を法律的に分析する。の続き
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/32359877.html
  「そして父になる」を法律的に分析する。の続きの続き
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/34436958.html
 「そして父になる」を法律的に分析する。の続きの続きの続き
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/34553143.html
●嫡出推定
  離婚後300日以内に生まれた子の話
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/32230171.html
  離婚後300日以内に生まれた子の話の続き
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/35125170.html
  大沢樹生 16歳長男との父子確率0%
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/35176825.html
   長男の戸籍「嫡出子」に=性別変更の父「まだ不安」-兵庫  
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/35197172.html
  喜多嶋舞はDNA鑑定を回避できるか
  http://blog.livedoor.jp/bakara2012/archives/35961270.html



KAGEYAMA_140120


 法務省幹部、盗撮容疑で送検へ=裁判官出身、女子トイレにカメラ―警視庁

法務省内の女子トイレにカメラを置いて盗撮したとして、警視庁は21日までに、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、裁判官出身で法務省幹部(50)の男を書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。(2014/04/21-13:38)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014042100307 

 ツンデレは最初、┐(-。ー;)┌やれやれという程度の関心しか持てなかったのだが、匿名報道がされたわりには、身元特定のヒントになる情報が多く(というか、容疑者が少なすぎた。)、本人特定に至る経緯が面白かったのでまとめてみる。

※ツンデレは、常日頃、一般人だと実名報道がされるような事件で、公務員の場合はなぜか匿名報道がされることが多いということ自体に不愉快なものを感じているので、被疑者を特定したからどうだという気持ちは全くないのだが、刑事事件の被疑者・被告人の人権を重視する考えの人たちがいろいろと言ってきそうな雰囲気があるので、ここでも匿名に変える。どうしても名前を知りたい人はいろいろググってください。容易に特定できるでしょう。


13:38の段階では分かっていることは、裁判官出身で法務省幹部(50)というところまで。

e法規の裁判官検索で、所属裁判所を「検事」にすると31人ヒットする。
50歳だと、39期から42期くらいではなかろうか(短期合格者だろうから)。
http://www.e-hoki.com/judge/index.html?nm_sch=&crt_sch=%B8%A1%BB%F6&x=19&y=10

さらにここから、修習期をもとに、可能性のある人物を38期から47期の8人に絞りこむ。

判事も務めた法務省幹部、省内女子トイレで盗撮
読売新聞 4月21日(月)14時33分配信

男は東京地裁判事や法務省大臣官房参事官などを経て、3月まで同省財産訟務管理官を務めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00050044-yom-soci  

法務省幹部を事情聴取 トイレで盗撮か
4月21日 13時44分
法務省によりますと、この幹部は仙台地方裁判所や東京地方裁判所などで裁判官を務め、4年前からは法務省の大臣官房で勤務していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140421/k10013901071000.html
新たな情報は
●東京地裁勤務
● 仙台地裁勤務
● 法務省大臣官房参事官勤務(4年前から)
● 3月まで同省財産訟務管理官


で、上記の8人の経歴を順に見ていくと

 ■■■■
所属  検事
異動履歴
H.22. 4. 1 ~       検事
H.20. 4. 1 ~ H.22. 3.31 東京地裁判事、東京簡裁判事
H.19. 4. 1 ~       秋田地・家裁大館支部(支部長)
H.17. 4. 1 ~ H.19. 3.31 秋田地・家裁大館支部
H.14. 3.31 ~ H.17. 3.31 東京地裁
H. 8. 4. 1 ~       横浜地裁
H. 6. 4.13 ~ H. 8. 3.31 仙台地裁
(第46期)

東京地裁勤務○
仙台地裁勤務○
4年前から検事○


あらあら

さらに
第6273号 平成26年4月18日金曜日 官報(本紙)
法務省
 (東京地方検察庁検事法務省大臣官房財産訟務管理官)検事 ■■■■
法務事務官(法務省大臣官房付)に併任する
法務省大臣官房財産訟務管理官に充てることを解く
3月まで同省財産訟務管理官○

で、とどめは「全裁判官経歴一覧」 

kondo-0001





昭和39年3月5日生ですか?ツンデレは昭和39年6月23日生まれなんで、この人の年齢は計算しなくてもすぐわかってしまう。

で、掲示板で、ここまでをまとめたレスがなされた時間は15:44:48.89
307 名前:確定しますた@転載禁止[sage] 投稿日:2014/04/21(月) 15:44:48.89 ID:7un2i76z0 [2/3]
>捜査幹部によると、男は3月、法務省(千代田区霞が関)の女子トイレに
>侵入してカメラを設置し、女性を盗撮した疑い。
>男は東京地裁判事や法務省大臣官房参事官などを経て、3月まで
>同省財産訟務管理官を務めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00050044-yom-soci

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140421/k10013901071000.html
法務省によりますと、この幹部は仙台地方裁判所や東京地方裁判所などで
裁判官を務め、4年前からは法務省の大臣官房で勤務していました。

■■■■  所属 検事
異動履歴
H.22. 4. 1 ~       検事←←←←←←←←←←←←←←←4年前
H.20. 4. 1 ~ H.22. 3.31 東京地裁判事、東京簡裁判事
H.19. 4. 1 ~       秋田地・家裁大館支部(支部長)
H.17. 4. 1 ~ H.19. 3.31 秋田地・家裁大館支部
H.14. 3.31 ~ H.17. 3.31 東京地裁
H. 8. 4. 1 ~       横浜地裁
H. 6. 4.13 ~ H. 8. 3.31 仙台地裁←←←←←←←←←←←仙台地裁
(第46期)

お誕生日は昭和39年3月5日のようだ(by全裁判官経歴一覧)←←50歳

>>259←←←平成26年4月18日付で法務省大臣官房財産訟務管理官解任

 特定と関係ないんだけどオマケ情報
 昭和39年3月生まれで46期ってことは、この人は28歳(卒6)で司法試験に合格したってことだな。短期合格ってわけでもないが、こういう経歴の人でも法務省に出向させられることがあるんだなあ(法務省出向はそれなりに出世コースです。)。


KAGEYAMA_140120

1月23日のブログで報告したんですが、まんがエリートのためのまんが専門誌「COM」を購入しました。今も少しずつ読んでます。
P1000833













あれからもう3か月になるんですが、まだ半分ぐらいしか読んでいません。
なぜって?

つまらないんです。とっても。

なんかね、話がどれもこれもクソ真面目で、ギャグも一生懸命クソ真面目にギャグやってるっていうか、肩が凝るんだよね。これが時代性というやつなのかなあ。まあ、売れなくてつぶれた雑誌ではあるんだけど。

コマ割りが古いとかそういうのは感じないんだけど、なんか古くさい。で、最近になってやっと気がついたのは、

萌えがない。

キョン:すまん、何だって?
ハルヒ:萌えよ萌え! いわゆる、一つの萌え要素。基本的にねぇ。なにかおかしな事件が起こるような物語には、萌えでロリっぽいキャラが一人はいるものなのよ。

そうなのだ、COMに掲載されている漫画のほとんどに美少女が登場しないのだ。当時の漫画って、COMに限らずそうだったのかなあ?当時の人気漫画というと…
 あしたのジョー… 白木葉子
 巨人の星…オーロラ三人娘
 ハレンチ学園…柳生十兵衛
うーん、どんな漫画が人気だったのかすらよく分からない(覚えてない)けど、人気獲得のために美少女を出すという発想がなかったわけではないように思われる。そうすっと、「まんがエリートのためのまんが専門誌」とお高くとまったのがCOMの敗因だったのかなあ。 

みなさん、萌えを侮ってはいけません。

そこで、ツンデレblogでも、COM1970年4月号に載ってたとびきりの萌えシーンをサービス(有名なあれですが)

009-0001009-0002































































KAGEYAMA_140120

このページのトップヘ