【第一推薦】

HAZの研究する人生


牌譜を解析して麻雀の性質を分析しています。
独自性があり、問題設定や考察など文句のつけようが無い内容です。

「チートイドラドラはリーチか?」や「ワンチャンスはどのくらい危険?」
など、我々が普段疑問に思うことに対しても、深い考察を交えて解説しています。
分野によっては
理論と応用の乖離が指摘されたりするのですが、このブログの記事は全て実践に役立つものと言えるでしょう。

どれも素晴らしい記事なのですが、その中でもお気に入りのものを一つ紹介します。

【牌譜解析】打点が下がるポンテン・チーテンを取るタイミングは?
haz
「ポンすればテンパイしますが、打点は2000点に落ちてしまいます。
仕掛けるべきなのでしょうか?」


現代の麻雀理論では打点よりも速度を重視すべきとされていますが、
どの程度速度を重視するべきなのかはよくわかっていません。上図のような良型イーシャンテンの手牌の時に、ポンテンを取るとどれくらい有利なのかは、この記事を読むことで「量的」に捉えることができます。

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【第二推薦】

Polyhedron



第二推薦は、今年度印象に残った単体記事の2つの中から選びました。
一つは
Polyhedronの
天鳳名人戦第二節
で、もう一つは
福地誠 blogの
【麻雀】他人に失敗させる
です。福地先生は推薦対象外なので、Polyhedronを第二推薦とさせていただきました。

Polyhedronの天鳳名人戦第二節の中でASAPINさんの打牌に対して次のように記してあります。
もちろんこれ自体はありがちな見落としだ。がしかし、起きたなぜこれがのかについては僕は確信に近い推測がある。天鳳位を獲得して以降、彼は東風速をずっと打っているからだ。
〔中略〕

言い換えれば瞬間的反射的に打てる領域を広げていくことが速卓での成績を安定させることにつながる。


麻雀は知識量ではなく、知識の選別とアウトプット方法が重要なゲームです。瞬間的な反射能力が大事であって、つまるところミスを減らすゲームなのです。では、なぜ麻雀でミスをしてしまうか?それは、時間的制約が強いゲームだからなのです。したがって、自分に使用できる時間を多くするほど、自分のミスが減って成績が向上したり、安定するといった作用を及ぼすのです。

私も2年前に「天鳳打つ時は椅子の上で正座です」の中で以下のように書きました。
天鳳では、麻雀の細かい技術よりも、丁寧に打つことの方が大切なんだと学びました。
ネット麻雀はその手軽さ故に、自己を管理する能力がものすごく重要になります。
一打一打、遅すぎもなく早すぎもないように丁寧に打つことを心がけています。


観戦で違和感を感じ取ったブログの著者に元中日監督の落合並のすごみを感じます。

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ついでにもう一個、福地誠 blogの【麻雀】他人に失敗させる

天鳳名人戦の一場面。カンチャン待ちでリーチをかけた時の思考が書いてあります。

現代風の麻雀解説では局収支を基準に打牌の解説をすることが多いのですが、この記事では心理面の
駆け引きを中心に解説しています。
ブログの内容を少しだけ見てみましょうか。

アサピンといったら天鳳位様ですから、ラス回避の魔術師であり、押し引きの天才です。普通じゃ崩せない。でも、8万人に見られてる公開対局なので、プレッ シャーを与え続けたら、もしかしたら崩せるんじゃないかと。

〔中略〕
その展開が偶然か偶然じゃないか確かなことはわかりませんけど、結果として、アサピンに嫌がらせをする俺の戦略は実ったわけです。


これはもう漫画の世界ですよ。読んでみるとゾクゾクする内容です。大舞台で自分の打った麻雀をこのように表現できる人は福地先生以外いません。

福地先生がブログで書く時は通常、「体言止め」か「てむ止め」か「顔文字止め」なのですが、この記事では「です・ます調」を使用しています。
本人の高ぶり具合をうかがい知ることができます。