August 2007

August 29, 2007

報告

骨髄移植1年目の記念日の夜に急変

痙攣を繰り返し意識混濁状態になった
前日、24000あった血小板が2000しかない

痙攣はだんだん酷くなり、呼吸を助けるために挿管、ベンチレータ(人工呼吸装置)につながれる
苦痛を和らげるために最低量の睡眠導入剤を使う

アデノウイルス脳炎と推測され
医師から余命宣告を受ける
「時間単位で脳が壊されて行く。いずれ心臓も止まる」

輸血
  PC(血小板) 20単位
  FFP(新鮮凍結血漿)

2日目
あさみ友人に来てもらう

3日目
朝、目覚める
筆談ができる
MRの結果 大脳白質脳症と思われる
CVカテーテル挿入(右足そけい部)

輸血
  FFP(新鮮凍結血漿)
  MAP(赤血球) 2単位
4日目
免疫抑制剤のタクロリムス脳症と診断された

5日目
抜管、ベンチレータが外される
40℃超の熱が出はじめる
左肺が潰れているため呼吸が苦しい

輸血
  MAP 2単位

6日目
タクロリムス(免疫抑制剤)が使えないためにGVHDの症状が悪化
耳、腕が腫れる
MMF(免疫抑制剤)だけ服用を再開する
熱 40℃超

7日目
輸血
  PC 20単位
熱 40℃
皮膚の状態が悪化
「パルスを考えている」と医師から話があった

8日目
熱 40℃超
皮膚 ますます悪化
GVHD治療の為にステロイドパルス療法を開始する
一時的に熱が36.8℃まで下がる
3倍くらいになっていた耳が元の大きさにもどる
大量ステロイド投与の威力に驚く

パルス
ソルメドロール500mg/dayを3日間行う
パルスをすることによって、膀胱炎を悪化させる事になるがGVHDの炎症を抑えることを優先する。

9日目(パルス2日目)
元の大きさに戻った耳が石のように硬くなる
熱 39.8℃

10日目(パルス3日目終了)
輸血
  PC 10単位
熱 38.8℃

11日目
輸血
  MAP 2単位
MRの結果、大脳白質にみられた異常が小さくなって、数も減っている
脳は改善されてきている

体中が赤く腫れる
皮膚科の往診
熱 40℃超
血便が出る

ステロイドの量が元に戻る(20mg)

夜の付き添いについて師長からお話
「今の状態ならナースで面倒を看れるのでそろそろお父様の付き添いは・・・」
夜の付き添をやめる






















balcky_he at 01:17|PermalinkComments(3)

August 22, 2007

移植記念日

あさみは、骨髄移植1年目の記念日を病院で迎えた。
前日に入れてもらった尿道カテーテルが細い為に一番太い物と入れ替える。
同時に持続の膀胱洗浄が始まる。

あ「今日はお誕生日だからママと一緒に売店に行ってプリンを買おうと思っていたのに・・」
痛みで歩く事ができない。
あ「生クリームがいーっぱいのっかっているプリンかコーヒーゼリーを買ってきて」
売店にそれらしき物がなかったので、坂の下のセブンまで行くがそこにも無かった。
食欲が全く無いので食べたがる物を食べさせてあげたかったのに・・・

夕食は、二人でお祝い。
「かっぱ巻き」を2,3個食べただけ。
痛くて泣いている。泣きながら、
「我慢!我慢!」と自分に言い聞かせていた。

痛み止めのソセゴンを使うと少しの間だけ痛みが治まる。

昨年移植時にお世話になったK先生が1歳のお祝いを言いに来てくれた。
1年前のことや吉祥寺の話(先生の実家は吉祥寺のすぐ近く)DS動物の森の話などをしてかなりリラックスできたと言っていた。
K「それじゃ、もう一度痛み止めを落としてもらって寝るといいね」
笑顔で別れた。
30分後に私も病院を出た。

K先生は1年目の研修を終えて血内のドクターになることに決めたそうだ。

1年経つのを待っていた。
1年経てばもう少しよくなると信じていた。
1年前は、1年後のこの日は沢山の人と一緒にお祝いをしたいと考えていた。



balcky_he at 00:07|PermalinkComments(2)