【バリチリツアーチャーター「安全」の再チェックと見直しについて】


弊社旅行サービスで最も大切な理念に「顧客満足度
Customer satisfaction (CS) があります。
その理念は当然のことながら「安全」という基礎理念の上に成り立っています。
しかし、ツアーチャーターの問題話し合いに、頻繁に利用される「顧客満足度」
という言葉に比べ
「安全」に関する積極的なスローガンがないことに気がつきました。

弊社のガイドやドライバー、オフィスで働いている人間が使えるスローガンとして、
「交通安全」という言葉もありますが、毎日使用する上で強い主体性に欠けると感じました。
そこで、安全を示す言葉を探す中で、日本の建設現場や工場に掲げられている「安全第一」
というスローガンに行きつきました。


「安全第一」とは、
1900年代のアメリカUSスティールの代表が、工場内で頻度の高い事故に対して
当時の「生産第一、品質第二、安全第三」という会社の経営方針を、
「安全第一、品質第二、生産第三」と抜本的に改めたものと言われています。
その後、
品質第二、生産第三の部分は、省略され、「安全第一」のみが、
工場や建設現場などの
スローガンとして世界に広がっていきました。


この「安全第一」という言葉の概念は、シンプルで分かりやすく、
弊社の取り扱うバリ島観光に関する商品のスローガンとして適当であると確信し、
他業界の言葉ですが、危機意識が高い表現として「安全第一」を取り入れることとしました。

そこで、今回の臨時会議ではこの、「安全第一」インドネシア語で「
UTAMAKAN KESELAMATAN」を
バリチリのスローガンとして、オフィス・ガイド・ドライバーに周知いたしました。
安全第一」の意識を向上をさせる他、運転にあたっての心身の準備、運転の具体的な技術、
出発前の車のチェック、定期的な車のメンテナンスといった、項目を確認しました。
2013年の10月から、バリチリでは、チャーターツアーのアンケートに「安全運転でしたか?」
の項目を設け、
お客様から運転の安全度を評価して頂き、問題がある運転手にはすぐに連絡・
指導をとってまいりましたが、
こちらについては、お客様からのご協力のもと、継続させていきます。

弊社開業以来、10年間、ツアーチャーター催行中に大きな事故や怪我が発生していないのは
偶然と幸運が味方したと認識しております。バリチリは、今回の会議を機に、「安全第一」「UTAMAKAN KESELAMATAN」の浸透・実行を徹底させ、さらなる安全性向上を目指します。

「安全第一」は「顧客満足度
(CS)と相対するものではなく、並列するものであります。
バリチリの掲げる「安全第一」は、「顧客満足度 (CS)」のさらなる向上につながるもので、
ご利用いただくお客様にもご理解いただけるものであると信じております。

※写真はドライバー・ガイド臨時会議【2月21日午前】
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