事から振り返ってみました。その一部をご紹介します。
●1994年10月 バランシン『4つの気質』サンギニッ
【週刊オン★ステージ新聞】1994年12月9日号「サンギニックは、ゲラン
に代わって抜擢されたオレリー・デュポンとニコラ・ル・リッシュの瑞々し
い魅力が忘れ難い。」
【バレエの本】1995年春号「日本上陸まであと1週間!来日直前パリ・
オペラ座バレエ最新レポート
ル・リッシュ、ルテステュ、マルティネス パリ・オペラ座の次代を担う
3人の新星」 ☆写真☆デュポンとル・リッシュの『4つの気質』
● 1998年5—6月 ヌレエフ『ドン・キホーテ』
【バレエ】1998年9月号<パリ便り>『ドン・キホーテ』
「オレリー・デュポンは、いかにも気の強そうな町娘の感じがよく出て、
ルグリに手を焼かせるなど1幕の演技が出色。踊りにも活気がみなぎり、
もうエトワールの貫禄。」
● 1998年7月 マクミラン『マノン』マノン
【週刊オン★ステージ新聞】1998年8月7日号「オレリー・デュポンと
ジャン=ギヨーム・バールは第一舞踊手同士、若さ溢れるフレッシュ・
コンビ。デュポンは女優並みの美貌とコケティッシュな雰囲気ですっかり
マノンになりきっている。『ドン・キホーテ』に続いて、このドラマティ
ックな役で成功を収めたのでエトワール任命は時間の問題だろう。」
【バレエ】1998年11月号「デュポン&バールのコンビは新鮮で、特にデュ
ポンの妖艶な魅力が際立っていた。《ドン・キホーテ》に続いて、画期的
な成功を収めた彼女のエトワール昇格は時間の問題だろう。次は年末に
《ラ・バヤデール》のガムザッティを演じるようだ。」
● 1998年12月『ラ・バヤデール』ガムザッティ
【オン★ステージ新聞】1999年1月22日号“ヌレエフ直伝世代が会心の舞台”
「なお、今回はいろいろ新しい配役が組まれたが、クリスマスにオレリー・
デュポンがガムザッティを踊れば、その二日後にギレーヌ・ファルーがニキ
ヤを踊り、ともに大成功を収めた。デュポンの高慢な美しさは、きらびやか
な衣裳によって一層引き立ち、共演のエリザベト・モランとカデール・ベラ
ルビをも圧倒する勢い。」
【バレエ】1999年5月号「オレリー・デュポンのみずみずしい美しさをたた
えたガムザッティがすべてといった感。彼女が、エトワールに昇進したのは、
それからわずか1週間後のことであった。」
● 1998年12月31日 ヌレエフ『ドン・キホーテ』
【オン★ステージ新聞】1999年2月5日号“オレリー・デュポンがエトワール
に任命”
「一月で二十六歳になるデュポンは、この一年『ライモンダ』『ドン・キホーテ』
『マノン』など大役を次々踊りこなし、あっという間にエトワールの座に駆け上
がった。キトリの役も、六月以降格段の進歩を遂げ、特のバランスの技術が驚異
的。第三幕のアダージョの最後では、びくともせずに優に十秒は静止するという
超人的テクニックを披露し、客席をどよめかせた。(略)
今回も任命は、幕の下りた舞台上で発表された。
(略)後で舞台裏に駆けつけた時には・・・」
☆写真☆任命の喜びに浸るデュポン(筆者撮影)
●1999年12月 ヌレエフ『眠れる森の美女』オーロラ姫
【バレエ】2000年5月号「初日とテレビの実行中継の舞台を飾ったのは、
デュポン&ルグリのコンビ。バラの香りが匂い立つようなオーロラ姫に、
超絶技巧を披露しても決して気品を失わない理想の王子といったこのカッ
プルの演技は、満場の観客を夢の世界へいざなうに十分だった。
●2000年4月 ヌレエフ『シンデレラ』
【バレエ】2000年7月号「オレリー・デュポンとマニュエル・ルグリの素
晴らしさといったら。・・・デュポンは日増しにエトワールとしての華が
出てきて、過去最良のステージ。」
(以下続く)
● 2009年5月 クランコ『オネーギン』ル・リッシュと
● 2010年3月 パリ・オペラ座日本公演『ジゼル』ル・リッシュと
● 2014年3月 パリ・オペラ座日本公演『椿姫』エルヴェ・モローと
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