4大スポーツ選手列伝

MLB、NFL、NBA、NHLの4大スポーツの選手のエピソードを紹介していこうと思います

2011年05月

デレック・ハーパー ~六等星~

NBAオールスターは僅か十数人しか出場できない狭き門である。それゆえ、名選手であってもついにオールスターに出場することなくコートを去って行った選手も少なくない。

 

0283今回は、オールスターに出られなかった最高の選手と呼ばれる六等星のような男を紹介したい。

 

イリノイ大学時代からアシストの名手として知られ、1982-1983シーズンにはオールアメリカンセカンドにも選ばれたハーパーは、1983年、ドラフト11位でダラス・マーベリックスに入団した。

 

1年目から控えながらフル出場。平均2.9アシスト、1.2スティールを記録。順調な滑り出しを見せた。

 

しかし、プレーオフのレイカーズ戦終了間際、同点であるにもかかわらずそのことを忘れてドリブルで時間稼ぎを図り、勝負をオーバータイムに持ち込んでしまった。

 

しかし、2年後のプレーオフでレイカーズと再戦し、決勝のシュートを決めて穴埋めを果たした。

 

1986-1987シーズンにはキャリアハイの7.9アシスト、2.2スティールを記録するなど、マブスの主力として活躍したが、1993-1994シーズン途中、ドック・リバースの故障でPGを欲していたニューヨーク・ニックスにトレード。しかし、これはマブスの失敗であった。

 

0284マブスが1369敗と不調のどん底にあえぐ一方、リバースの穴を埋めたニックスは快進撃でファイナルまで進出した。

 

その後1996-1997にダラスに復帰すると、1年おきにオーランド・マジック、ロサンゼルス・レイカーズと渡り歩き、現役を引退した。現在はダラスで解説者を務めている。

 

ハーパーは歴代11位のスティール、同17位のアシストを誇りながらついにオールスターに出場できなかった。しかし、その輝きは何ら損なわれるものではない。

コーリー・コスキー ~カナダ一の大型内野手~

0292カナダのマニトバに生まれ、1994年に26順目でミネソタ・ツインズに指名されたコスキーのデビューは、1998年の9月と遅かった。

 

1年目こそ11試合の出場に終わったものの、アグレッシブなプレーで頭角を現し、1999年にはサードのレギュラーに定着。打率.31011HR58打点を記録した。

 

2001年には自己最高となる打率.27627HR103打点、27盗塁の好成績をマーク。MVP投票でも25位に入った。

 

その後も三拍子そろった万能選手としてツインズのホットコーナーを守り続けたが、2005年、31750万ドルの超大型契約でトロント・ブルージェイズに移籍した。

 

カナダ人ということもあってトロントでの期待は大きかったが、故障で97試合の故障に終わり、シーズン終了後に契約を破棄され、ミルウォーキー・ブルワーズにトレード。

 

オフにはWBCカナダ代表に選出されたものの、善戦空しく得失点差で予選敗退の憂き目にあった。

 

ミルウォーキーには若手サードが多く、競争が激しかったが、開幕からサードのレギュラーに定着。しかし、7月の試合中に味方と交錯して脳震盪を起こし、その影響でリタイア。シーズン終了後にFAとなった。

 

0293その後はリハビリを続けていたが、2009年にふたたびWBCカナダ代表に選出されると再起を図り、カブスとマイナー契約。しかし、WBCでは出場機会がなく、カブスもオープン戦で脳震盪が再び悪化したため、現役を引退した。

 

故障で打撃は悪化したが、守備の躍動感はついに失われることはなかったという。

 

不運な故障で短命に終わった名サードコスキー。近い将来のカナダ野球殿堂入りは間違いないだろう。

デニス・スコット ~3-D~

0290ジョージア工科大学時代からその得点力で知られ、チームをNCAAトーナメントファイナル4に導くなど、最終兵器と恐れられていたスコットは、1990年、全体4位でオーランド・マジックに入団した。

 

シュート技術はNBAでも冴えわたり、難しいスリーポイントをいとも簡単に決めるところから、”3-D”と呼ばれた。

 

1年目から平均15.7得点を記録し、オールルーキーファーストに選出されると、1995-1996シーズンにはNBA記録となる267のスリーポイントシュートを成功させた。

 

同年418日にはこれまたNBA記録の1試合12スリーポイントシュートを達成。調子に乗ると止められない恐ろしいシュート能力で恐れられた。

 

1997年にトレードでダラス・マーベリックスに移籍したのを皮切りにチームを転々とし、1997-1998シーズン途中にフェニックス・サンズ、シーズン終了後にニューヨーク・ニックス、さらにシーズン途中にミネソタ・ティンバーウルブルズ、1999-2000にはバンクーバー・グリズリーズにたどりつき、シーズン終了後に解雇された。

 

0291その後はロサンゼルス・レイカーズの門を叩き、再起を図ったが、レイカーズはベテランが余っていたためロースターに残ることはできず、そのまま現役を引退した。

 

引退後は解説者を務める傍ら、ABAのアトランタ・ビジョンのGMも務めている。

 

今はスリーポイントの記録は両方とも敗れられてしまったが、2006年にはその栄誉をたたえてマジックから表彰を受けている

ブライアン・ロールストン ~寡兵よく大軍を破る~

ホッケーにおいてペナルティで味方が少なくなった状態をキルプレーと呼び、キルプレー時はペナルティが解けるまで守りの姿勢で耐えるのが普通である。

 

0289しかし、時として敵の猛攻をかいくぐり、逆にゴールを決めることがある。これをショートハンドゴールといい、滅多に見ることのできない大業である。

 

今回の主人公、ブライアン・ロールストンはショートハンドゴールの名手である。

 

188センチ、98キロの巨体を誇るロールストンは1991年に12位でニュージャージー・デビルズに指名されたが、スペリオル州立大に進み、1994-1995シーズンにデビルズに加入。

 

登録上はセンターだが、両ウイングも守れるユーティリティーフォワードで、豪快なスラップショットを武器に1年目から40試合で7ゴール、18ポイントを稼ぎ、チームのスタンレーカップ獲得に貢献。

 

1996年にはワールドカップアメリカ代表に選出され、銅メダルを獲得。

 

1998-1999シーズンには24ゴール、57ポイント、リーグ最多の5ショートハンドゴールを記録。敵にとっては何をしでかすかわからない不気味な存在であった。

 

1999-2000シーズン途中にコロラド・アバランチ、ボストン・ブルーインズと2階トレードされ、不調に終わるも、翌2000-2001シーズンには復活。さらに2001-2002シーズンには31ゴール、62ポイント、9ショートハンドゴールを記録した。

 

2004年にFAでミネソタ・ワイルドに移籍するものの、ロックアウトでデビューできず、オランダでプレー。ロックアウトが明けた2005-2006シーズンにうっぷんを晴らすかのように得点を量産し、自己最高の34ゴール、チーム最多の79ポイントを記録。自慢のショートハンドゴールも5つ記録した。

0288 

ワイルド加入後はキルプレーよりもパワープレーで力を発揮するようになり、本来はパワープレーではDFが指揮を執るが、Cでありながら指揮を執り、得点を量産した。

 

ワイルドではキャプテンも歴任し、2006-2007シーズンには33歳にして初のオールスターに出場。見事にモデルチェンジを果たした。

 

2008-2009からは42000万ドルの大型契約でデビルズに復帰。しかし、30ポイントほどしか稼げなくなり、20101214日にウェーバーにかけられ、チームを離れた。

 

33ショートハンドゴールのNHL現役最多記録を持つロールストンだが、老け込むには早すぎる。もうひと花咲かせてもらいたいものである。

ブラッド・ブッディ ~伝説のラインマン~

0287ドラフト1巡で指名され、オールプロに選出されたこともある一流のフットボーラー、エド・ブッディを父に持つサラブレッド、ブラッド・ブッディの名はUSCフットボール史に今なお燦然と輝いている。

 

戦後初めて1年目からスターティングメンバーに名を連ね、1979年にはオールアメリカンとビンス・ロンバルディ賞を受賞するなど、輝かしい成績を残し、3回もローズボウルに先発している。

 

1980年に全体11位でカンザスシティ・チーフスに入団。親子で1巡指名を受けたのはブッディ親子が初であった。

 

1年目から控えとして16試合すべてに出場し、3先発。さらにラインマンでありながらKRも務め、3回のリターンで28ヤードをリターンしている。

 

2年目からLGのレギュラーに定着し、16試合すべてに先発。チームも久々に勝ち越した。

 

0286その後も活躍を続け、1986年にはワイルドカードで初のプレーオフに進出。これを花道に同年限りで引退した。

 

引退後はUSCに戻り、理学療法を学び、理学療法士として働いたり、ハイスクールやカレッジのコーチを務めたりする傍ら、虐待児童を救う活動に熱心に取り組んでいる。

 

フットボール史に大きな足跡を残した偉大なラインマン、ブッディ。1998年にカレッジフットボールの殿堂入りを果たしている。

記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
プロフィール

ballgamer

当ブログについてご意見、感想、苦情、あるいはリクエストなどございましたら、コメント欄までよろしくお願いいたします
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ