2008年01月01日

花の咲く頃

我が家のお雑煮うなぎけんちん&3色サラダミートローフ&煮卵&チャーシューえび&おせち3点セット
これが我が実家の今年のおせち料理です。
昔はお重に入れていたけれど、それも最近はやめたみたい。だんだん合理化&簡略化されていくのね(笑)
でも本来あるべき姿もちゃんと見てるから、それもいいのかもしれない。変化していくこともひとつの形ですもんね。

みんなでおせちを囲んでお雑煮を食べたあと、午後から近所の子守神社に初詣でに出かけました。小さな神社で、いつもは閑散としてる(らしい)のに、今日ばかりは一応行列ができてました。
お参りのあと、おみくじを引いてみたら「吉」。吉っていつもどこに位置するのかわからない。中吉と小吉の間?それとも吉シリーズのいちばん下?まぁ順番はどこでもいいんですけどね。
“寒さが和らぎ暖かくなるとともに悪い心を改めていけば、花の咲く頃に輝く未来が訪れるだろう”みたいなことが書いてありました。あらステキ
でも見逃せないのはそのあとに、“そうでなければ大凶と転ずるだろう”てなことが書かれてたこと。こわ〜っ(>_<)!

花の咲く頃、ちょうど赤ちゃんがやってきます。
大凶になったらいやなので、今日から悪の心を改めていい人になるようにがんばろっと!←なんか動機がまちがってる気もするけど(笑)  

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2007年12月31日

2007年もお世話になりました

年末の雰囲気ってなんとなく好きです。
忘年会やら年賀状やら大掃除やらやたらと忙しいんだけど、なんとなくみんながとりあえず一年の区切りにたどり着いてほっとしているような、ほのぼのした一体感が漂っている気がします。

今年は久しぶりに実家でお正月を迎えることになりました。
毎年、年末年始は(夫)の両親が住む島根に帰っていますが、島根はやっぱり日本海側だけあって冬が寒いので、今年は大事をとって私だけ自分の実家に帰らせてもらうことにしたのです。
夫婦ばらばらで年を越すのは、結婚以来初めて。実家でお正月を迎えるのも久しぶりです。島根で迎えるお正月も大好きなのでちょっと残念でもありましたが、(夫)の報告によると、どうやら今年は雪がすごくて今まで以上に寒い様子。やっぱり今年は行かなくて正解だったかも〜・・・。

今日は久しぶりに、おせち料理を作るのを手伝ったりして過ごしました。
いつもは島根に行ってしまって自分でおせちなんか作らないので、これはこれで新鮮。とはいっても私がやったことといえば、おせち料理とはいえないようなものを二品作っただけなんですけどね。
ひとつは実家に来る前日にTVの「今日の料理」でやっていた「うなぎけんちん」(うなぎで巻いた玉子焼きみたいなもの)、もうひとつは混ぜて型に入れてオーブンで焼くだけのとっても簡単な「ミートローフ」。
昔はもっと伝統的なものをいろいろ作っていたような気がしますが、いかにも「おせち料理」っていうものは結局あまってしまうことが多いので、母も最近はあまりたくさん作らないようです。
昆布巻きや松前漬けや紅白なますは、いつのまにか我が家のおせちから姿を消していき、みんなが好きそうなお肉料理が加わるというのがパターンになってきました。
毎年欠かさず作るのは、数の子、田作り、黒豆、きんとん、出汁巻き卵、それにお煮しめくらいでしょうか。お肉料理は年によって、スペアリブだったりつくねだったり。今年はミートローフと、姉が作ってきたチャーシューでした。

誰もちゃんと見てはいないけれど、とりあえずTVのチャンネルは「紅白歌合戦」に合わせてあり、年越しそばを食べて、「ゆくとしくるとし」を見ながら0時の時報とともに「あけましておめでとうございま〜す」と言い合う。
たったそれだけのことだけれど、久しぶりに実家でこのなんでもない年越しの儀式(?)をとりおこなったら、例のほのぼのした一体感に包まれた。
この一年も、たくさんの人にお世話になりながら無事に楽しく過ごせました。
これからの一年も、元気に前向きに過ごせますように。
みなさま、2008年もどうぞよろしくお願いします☆  
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2007年12月06日

青空ともみじ

青空ともみじキレイ!人の家のもみじ
会社を辞めてもなにかと忙しい日々が続いています。
といってももちろん一日中バタバタしているわけでもなく(そういう日もありますが)、一日中家にいる日がほとんどないというだけなんですけどね。
もう少し家で本読んだりゆっくり料理したりする時間があるのかなぁなんて思っていたのですが、そういうことができるのはもう少し先になりそうです。
ただ、出かける用事のない日でも一度は外に出るようにしています。うちから駅まではさっさと歩いて20分。散歩にはちょうどいい距離なので、運動不足にならないように、駅前のスーパーやパン屋や本屋などに行くという名目を作って、往復40分プラスアルファの適度な運動を心がけているのです。

駅までは、遊歩道を伝っていくとほとんど車も通らないし信号もないし、遊歩道沿いに植えられた四季折々の木や草花を楽しみながら歩けるので快適です。
今年は寒くなるのが遅かったのか、まだまだ紅葉がきれい。ピークは先週末だった気がしますが、今はちょうどイチョウが真っ黄っ黄。ときどき息をのむような美しいカエデの紅葉も見られます。
やっぱり紅葉には青空ですよねぇ。

こういうのを見ると、日本に住んでてよかったなって思う。
四季のある国に住んでいるのってほんとに幸せ。寒いのもいやだし暑いのもうざいけど、この変化がいろんな感動を運んできてくれるから。
寒いから鍋がおいしいし、暑いから海が気持ちいい。桜だって紅葉だって、一瞬の輝きだからこその感動ですもんね。きれいなときに思いきり楽しまないと!  
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2007年10月14日

はじめての日本舞踊

豪華な衣装と小道具舞台も華やか
日本舞踊を観たことがありますか?
私は今日が初めて。こんなに華やかなものだとは知りませんでした。
昔、(夫)の会社関係の人がやってるとかで、つきあいで能を観にいったことがありますが、そのときは100%理解できなかった(-_-;)。最初から最後まで、誰が何の役なのかもわからないまま、ひたすら能面のように能面を眺め続けた苦痛の時間。おまけに隣りで(夫)は爆睡してるし。ときどき寝ぼけて「んー」とか言ったりするし。もちろん他人のふりしましたけど。
でも、能が終わったあとの狂言はとてもおもしろかった。セリフもわかるし話の内容もわかるし、ストーリーもジェスチャーもおもしろくて、声をあげて笑ったのを覚えてます。

で、日本の伝統芸能というものに触れたのはそれ以来。
中学のときの友人Yがずっと日本舞踊を習っていて、今ではもう人に教えたりもしているのですが、そのYの発表会(っていうのかな?もっとかなり本格的でしたが。)があるというので行かせてもらったのです。
同じく中学時代の友人たちと3〜4人で観にいって、最前列に陣取ってじっくり楽しませていただきました♪表情とか目の動きまでしっかり見えたのもよかったし、衣装が次々に変わっていくのも見応えがあった。
彼女の出番は一番最後。いわゆるオオトリってやつです。演目は「二人道成寺」。終わってみてびっくりしたのですが、なんと約40分間の大舞台でした。
主に二人で対になって踊るのですが、途中に小坊主みたいな人たちが踊る場面をのぞいてはほぼ出ずっぱり。体力的にも相当きついだろうし、よくもよくもそんなに長い踊りの振り付けを覚えられるものだと、ほんとに感心してしまいました。
お客さんの前で堂々と、主役のひとりとして日本の芸能を披露しているYを見ていて、なんだかとても誇らしかった。ひとつのことを続けるってやっぱりすごいことだと思った。穏やかで小柄なYが、舞台の上ではとても大きく見えました。
40分間という長い舞台だったけど、見ていてまったく飽きなかったな。

終わってから楽屋に会いに行ってみたら、すでにお化粧も落としていつものYに戻ってた。これがほんとにさっきまであの舞台で踊ってたYなんだろうか・・・。
お化粧とともに緊張感も洗い流されたようで、大きな舞台を終えたあとのほっとした表情が印象的でした。
これからもさらに芸を磨きながら続けていくのかな。がんばれ、Y!  
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2007年03月27日

桜パウダー

まだ1分咲きくらい?
するする。桜の匂いがする!
厳密には桜の匂いなのかどうかは定かじゃないけど、この時期になるとあたりの空気に特別な香りがかすかに、でもたしかに漂うのを感じます。別に桜の木がたくさんあるところとは限らず、外の空気のそこかしこに。
春になるとあちこちで花が開いて春らしい香りがしてくるもんですが、桜の咲く時期にはそこにさらにもうひとふり、特別なパウダーが加わる気がするのです。
なんとなく、人を落ち着かない気持ちにさせる不思議なパウダー。

多くの日本人は、桜に対してひときわ特別な思いを持っています。でももちろん一年中そういう風に思っているわけではなく、桜のことを思って妙にそわそわしたり胸が高鳴ったりするのはやっぱり毎年桜の咲くこの時期特有のもの。
たぶんこの気持ちを思い出させる引き金となっているのが、空気中に漂い始めるこの魔法の桜パウダーなんじゃないでしょうか。。。

そして、今年もいよいよ始まりました。千鳥ヶ渕の桜の季節。
とりあえず今朝の一枚です。まだ1分咲きから2分咲きってところでしょうか。
ただし木によってはもう3分咲きくらいまでいっているものもあるし、つぼみはどれもふくらんで瑞々しく、今日一日だけでもどんどん花が開いていきそうな感じです。

会社帰りにライトアップの始まった千鳥ヶ渕を通ってきたら、案の定、朝よりも花の数がだいぶ増えている感じがしました。
早く満開になってほしいような、でもまだまだ満開になるまでのわくわく感を楽しみたいような、なんとも落ち着かない複雑な気分。
これも桜パウダーのしわざかな。  
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2006年11月11日

引き継がれていくもの

親子で着物♪今年はかなりん(姉の娘)も七五三です。
あいにくの雨となってしまったけれど、今日は着物を着てお参りに行くというので私たちもお祝いに参加してきました。
かなりんだけかと思ったら、ママ(姉)もきれいに着物を着ていました。

かなりんの着ている着物は、私も姉も七五三のときに着たもの。
普通の大人用のものなので、姉のときも私のときも、そして今回のかなりんのときも、祖母が体の大きさに合わせて丈詰めをしてくれました。
そうそう、私は忘れていたけれど、姉が成人式で着物を着たときに、中学生だった私も着物が着たいと言いはって着せてもらったのもこの着物だそうです。

そして姉の着ている着物は、母の嫁入り道具(?)で、姉はこれを着て袴をはいて卒業式にでました。
私はピンクが似合わないので、自分の卒業式のときは、シミだらけだったけれど母の別の着物で水色のやつを着て袴をはいたのを覚えています。

こう考えると着物ってやっぱりすごいですね。
こんな風に着るものを子に孫に引き継いでいく文化って、他の国にもあるのかな。
手入れも保管も大変で、大切に扱わないとすぐにダメになってしまうものが、きちんと大切に扱われて引き継がれていくっていうのはなんだか気持ちがいいですよね。
日本はすっかり使い捨ての国になってしまったけれど、もともとはこんな誇るべき文化を持ってる国なんだということを、今さらながら思い出しました。
この文化を絶やさないように、着物を受け継いだ者はその扱い方についてもちゃんと受け継いでいかないと。ね、お姉ちゃん(^m^)!

そして、そんな風に大切な着物を着て、日本の文化を改めて感じる数少ない機会としても、七五三というのは貴重で意味のある行事なんだなぁと思いました。
かなりんが次に着物を着るのは成人式でしょうか。
かなりんが今日着た着物を、かなりんの子どもが七五三のときに着たりする日も来るんでしょうか・・・!きゃ〜。
遠い遠い先のことのように思えるけれど、なにげにあっという間に来てしまいそうでもあって、ちょっと怖ろしくなった私でした。。。  
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2006年10月28日

「も」の書き順

ひらがなの「も」ってどうやって書きますか?
「し」書いてヨコヨコ?それともヨコヨコが先で「し」?
正解は「し」書いてヨコヨコです。今までちゃんと正しく書けてましたか(^^)?

ついでにカタカナの「ヲ」が二画ではなく三画だって知ってましたか?
「フ」書いて下に一本足すんじゃなく、二本横棒引いてから右に「ノ」。
ビックリした方もいるんじゃないでしょうか〜。

どうして急にこんなことを言い出したかというと、週末に義理の妹さん夫婦のところに泊まりにいってて、夜にこの話題で盛り上がったから(笑)。
小学1年生の男の子がいて、授業参観のときに「ヲ」の書き方を習ったら、そこにいたお父さんお母さんや先生までも間違えて覚えていたことが発覚したそうで・・・。

実際「も」については、この話題で盛り上がったときにその場にいた大人6人中5人が間違ってたんです〜。ひらがなやカタカナみたいな、一番最初にならう最も基本的な文字について、間違って覚えていることがあるなんてちょっと衝撃ですよね(笑)。
ちなみに私は「も」の書き順はあっていたけど、「ヲ」は間違ってました。
あと、間違えていると知りつつもどうしても直せないのが、「必」の書き順。
正しくは上のチョン、「ノ」、「し」、左チョン、右チョンですが、私はどうしても上チョン、「し」、「ノ」、左チョン、右チョンって書いてしまうんです。たしかに正しい書き順で書いた方が、字のバランスが取りやすい感じがするんですけど、今さら直せなくて・・・。

では問題です。
「崎」という字の右下の「可」の部分、横棒の次に縦棒書いて中に「口」を書きますか?それとも横棒書いて「口」書いて縦棒?
実はこれ、正解がわからないままになってるんです。
私は後者派ですが、残りの5人は前者派。でも私の旧姓には「崎」の字がついていたので、自分こそ正しいっていう自信はあるんだけどな・・・。←自信なさげ
だって自分の名前ですよ〜。もしこれで間違っていたら、それこそ衝撃ですって!  
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2006年04月27日

日本語にひたる

草枕』  夏目漱石 / 新潮文庫

ようやく図書館で夏目漱石の文庫本にめぐりあえました。
今まで私が読んだことある夏目漱石は、昔教科書に出てきた「文鳥」と「こころ」だけ。「坊ちゃん」も「我輩は猫である」も読んだことがありません。
でも、あのちょっぴり古めかしい文体と、丁寧で淡々とした描写から滲みでる雰囲気がたまらなく好きだったことを思い出して、少し前から図書館に行くと夏目漱石の本を探していました。
もちろん単行本ならすぐに見つかったのでしょうが、私が探していたのは文庫本。
本は電車の中で読むことが多いので、いつでも気軽にカバンに放りこんでいける文庫本でないと、せっかく借りてもなかなか読み終わらないから。
それでようやく見つけたのが「草枕」でした。(ほんとは坊ちゃんか猫がよかったんですけど・・・)

はっきりいって、まったく筋のないお話です。
強いてあらすじを言うならば、絵描きである主人公が、俗世間の人情から離れて風流の世界だけに身をひたそうという目的で、山の中の温泉場に旅にやってくる。この旅の間は人間臭いことや生活臭いことは一切忘れて、すべてのことを芸術の観点からのみ観察しようと決めた主人公の、見たものや感じたことをひたすら綴ったお話。
こう書くとつまらなそうだけど、これがおもしろいのです。とにかくこの主人公にかかるとすべてが「風流」になってしまうのがすごい。
外人に「風流って何?」って聞かれたらこの本を差し出して読ませたいくらいです。
(まぁこの日本語が読めるくらいなら、とっくに風流を理解しているだろうけど^^;)

そしてそうそう、私が求めていたのはこの日本語の雰囲気でした。
描写のこまやかさ、言葉のつややかさ、それをつなぐ文章のなめらかさ!まさに「声に出して読みたい日本語」そのものなのです。
ためしに読んでみたら、ほんとに柔らかくてうるおった響きがしました。
たとえば、床屋さんでのんびり親方と会話しているときの、鏡に映った外の様子→
「生温い(なまぬるい)磯から、塩気のある春風がふわりふわりと来て、
親方の暖簾(のれん)を眠たそうに煽る。身を斜(はす)にしてその下を
くぐり抜ける燕の姿が、ひらりと、鏡の裡(うち)に落ちて行く。
向うの家(うち)では六十ばかりの爺さんが、軒下に蹲まりながら、
だまって貝をむいている。かちゃりと、小刀があたる度に、赤い味(み)が
笊(ざる)のなかに隠れる。・・・」
とかね。
たとえば、夜、雨が降りだして寒さを感じ、温泉に浸かりにいったときの様子→
「すぽりと浸かると、乳のあたりまで這入る。湯はどこから湧いて出るか知らぬが、
常でも槽(ふね)の縁を奇麗に越している。春の石は乾くひまなく濡れて、
あたたかに、踏む足の、心は穏やかに嬉しい。降る雨は、夜の目を掠(かす)めて、
ひそかに春を潤おす程のしめやかさであるが、軒のしずくは、漸(よう)やく繁く、
ぽたり、ぽたりと耳に聞える。・・・」
とかね。
もう、さすがの美しい日本語にすっかりいい気分でひたってしまいました。

そしてとにかく聞きなれない高尚な単語(漢語?)や表現がたくさん出てくるんですが、たとえ意味がわからなくてもその漢字と音のやわらかさになんともいえない説得力があります。
もちろん難しい言葉には逐一注釈がついているので、心配無用です。巻末の注釈ページに栞をはさんで、行きつ戻りつしながら読むのが正しい読み方。
通常ならめんどうだから注釈ってつい省いてしまいがちなんだけれど(私だけ?)、この本は絶対に注釈とセットで読むことをおすすめします。注釈を見ないとわからない言葉だらけ、というのもありますが、それ以上にこの注釈の説明文がまたいい日本語なのです。
たとえば、「沢風(たくふう)」という語の注釈は「万物に恵みを与える風」とか、「溌墨淋漓(はつぼくりんり)」は「筆にたっぷり墨をふくませて、力強いタッチで(山水画を)描くこと」とか。
普通だったらいちいち注釈と照らすことで読むリズムがくずれて文章の雰囲気を損なってしまいそうですが、この注釈だと正しい意味が取れる上にますますイメージがふくらんできて、いっそう雰囲気を楽しめます。

もうひとつの楽しみは、中に出てくる会話の場面。
遠慮や気兼ねを持たずに小気味よく核心をつく者同士の会話は、軽妙でスマートでほんとにおしゃれ。特に主人公とお那美さんとか、主人公と和尚さんとの会話がいいです。
このお那美さんという、宿の出戻りのお嬢さんがとてもいい味を出しているんですが、主人公が風流な気分にひたっているときは、必ずやこの人が現れてクライマックスとなる映像をひらめかせて主人公の目に焼きつける筋書きになってます(^^)
一番ラストの場面で、場所も状況も思いきり俗っぽくなっているところで、ようやく主人公が芸の境地を発見する筋書きも興味深い。

なんにせよ、たいした筋がなくても美しい日本語と会話のおもしろさでここまで楽しめる本ってすごいなぁと思いました。
そしてこの本に出会ったのが春でよかった。みなさんも読むならぜひ春に。
話の舞台となった場所で読む本というのもいいけれど、描かれているのと同じ季節に読む本というのもまたいいものなんだと知りました!  
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2006年04月01日

暮らしの手帖展

暮らしの手帖展おそうざい十二ヶ月
会期終了まぎわの展覧会『花森安治と「暮らしの手帖」展』に行ってきました。
行ってよかった〜(>_<)大満足で帰ってきました。
「暮らしの手帖」といえばきっと、誰のうちにでも一冊はある(あった)のではないでしょうか。自分で買ったことがある人もない人も、「そういえば見たことある」って思うはず。なんてったって1948年に創刊されてから、もうすぐ60年がたとうとする今にいたるまでずっと続いている雑誌です。
新しいものがどんどん創刊されては消えていく移り変わりの激しい雑誌業界で、そんなに長く続いていることがまずすごい。
今でこそライフスタイルを扱った雑誌は本屋にあふれていて、正直言ってちょっと同じようなのが出すぎじゃないかと思うこの頃ですが、「暮らしの手帖」だけは変わらず昔からあったのですね。

実は今回この展覧会に行ったいちばんの目的は、花森安治さんの表紙の装釘でした。
この雑誌の創刊者であり、30年にわたって編集長をしていた花森安治さんが、表紙のデザインもずっとやっていて、これが実にステキなのです。前に別の本でその頃の「暮らしの手帖」の表紙を何冊か見たことがあって、そのあまりのかわいさに「いつかこれを全部見てみたい!」と強く思っていて・・・。
その願いがかなって、展覧会では創刊号から始まって200冊分の表紙が、ひと部屋の壁一面に展示されていました。圧巻!
そうそう、これが見たかったのです。どれも本当にセンスがよくてかわいくて、ひとつひとつ丹念に見ていたら首が痛くなってしまいました。
これが一冊の画集みたいになった本があったら、どんなに高くても絶対に買うんだけどな〜。
私は絵心のかけらもないし、昔から美術の成績はいまいち。イラストとかパパッと描ける人がいつでも本当にうらやましかったし、次に生まれ変わるときには、そういう才能を持って生まれてきたい!と本気で思っています。
だから今日は、来世のためにもすごくいい勉強になりました(^^)

そして、この表紙画コレクションを見られただけでも本当に行った価値があったのですが、それ以外の部分でも予想外にたくさん感銘を受けて帰ってきました。
花森安治さんという人のすごさと、彼の哲学が思い切り詰まったこの雑誌のすごさ。
戦後の日本で、いったいどれだけの女性たちがこの雑誌にわくわくし、生活に役立て、知恵をつけたことでしょう。その時代に生きたこともないのに、なんだかそのわくわく感が伝わってくるような気がしました。
センスがいいだけではなく、徹底的に消費者の立場にたっていて、ガツーンと筋が一本通ってる。女性向けの家庭雑誌だけれど、流行を追ったふわふわしたところがまったくなくて、流行を超えた本当のおしゃれのセンスを教育し、本当にいい製品を見極める消費者の目を養い、お金をかけずに豊かな生活を楽しむ力をつける、みたいな、むしろ骨太な感じなのです。
表紙のデザインと同様、今見てもちっとも古くさくなくて、何十年も前の記事とは本当に思えません。そういうものを世の中に出せるのってすごいことだと思う。

さて、思い切り感銘を受けて展示室から出てきた私は、入り口近くに並んでいた「暮らしの手帖」関係の書物の中から「おそうざい十二ヶ月」という本を買って帰りました。
今までも本屋さんでその本を見て惹かれたことはあったのですが、なにしろ3,300円もするので手が出なかったのです。
でも買っちゃいました。こういうのは勢いが大切!
うちのおばあちゃんは創刊号から暮らしの手帖を全部持っていたそうです。
ずっと取ってあったのに、残念ながらどこかで一気に捨ててしまったそう。(ほんとに残念!)暮らしの手帖を見ながら、ずいぶんいろんなお惣菜を作ったって言ってました。
私がこの「おそうざい十二ヶ月」で、おばあちゃんが昔読んだレシピと同じものを作れるとしたら、それってすごいことだと思いませんか?
おばあちゃんみたいに美味しいお惣菜が作れるよう、私もこれで修行しようっと!  
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2006年03月29日

千鳥ヶ渕の桜だより

枯れ木に花を・・・咲かせましょう♪
咲いた咲いた♪サクラが咲いた♪千鳥ヶ渕は今が満開!
右も左も、上も下も、手前も奥も、見事なばかりにサクラだらけです。
せっかく千鳥ヶ渕を通って通勤しているのだから、満開の写真ばかりじゃなくてその移り変わりを写真におさめてみようと、毎朝カメラ持参で会社に通いました。
上のふたつは、3/23と3/28に同じ場所から撮った景色。
花咲かじいさんが灰をまく前とまいた後みたいでしょう?

3/22 固いつぼみ3/24 ほころんできて・・・3/27 咲いた(^‐^)
こちらの3枚は同じサクラの移り変わりをクローズアップしてみました。
ひとつのつぼみらしきところから、約4つずつのほんとのつぼみが伸びてきて、とうとう開花に至る様子がわかりますね〜(^^)

3/29 ぜんぶ咲きましたちなみにこのサクラ、今日はこんな風になってました。もう満開です。
お花が重たすぎて下向いちゃってます。



こういうの好き。こちらは幹から直接花を咲かせた「いきなりサクラ」さん。
枝の方はもういっぱいだから、すいてるところに顔出しました、みたいな感じ。
かわいすぎる・・・。


最近、仕事が忙しくてとても疲れて会社を出るのですが、帰りにライトアップされた桜の下を通って帰るとほんとに癒されます。。。
今年は満開になってから寒さが戻ったので、このまま週末までもつかもしれませんね!  
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2006年03月21日

野球ファンのうれしい一日

WBC優勝〜!!やった〜〜〜!!
もう久々に熱くなってしまいました。たぶん、野球に興味がない人にはまったくどうでもいいニュースだと思うのですが、私はもともと野球を観るのがとても好きだったので、本当にうれしい。
こうしてみるとやっぱり野球はおもしろいスポーツだって、何年かぶりに再確認しました。

昔はプロ野球を本当によく観ていたんです。
おじいちゃん→母→私と受け継がれてきた巨人ファンの血で、実家でもシーズンになるとTVは普通にプロ野球だったし、毎年何回かは球場に行って応援もしていました。
相手側の観客席で巨人を熱く応援していて、警備員さんに「トラブルの元になりますので・・・」って軽く制された経験もあり。大人気ないとわかっていながらも、巨人の悪口を言われるとどうしても平常心でいられず不機嫌になってしまったり、とにかくなかなか筋金入りの巨人ファンであったと言えましょう。

それがここ何年か、プロ野球が(というか、はっきり言ってしまえば巨人が)あまりおもしろくなくなってしまって、だんだんと野球から遠ざかっていたのです。
そうでなくても野球はサッカー人気に押されぎみだし、いい選手はどんどんメジャーリーグに行ってしまうし、とうとう日本のプロ野球をメジャーリーグの傘下に入れる構想まで出てくる始末。ここのところ、野球界に明るいニュースはほとんどありませんでした。
(あ、ロッテの優勝はなかなか盛り上がってよかったですけどね!)

そんなわけで、WBCでの優勝は野球好きにはたまらなく嬉しいニュース。
プレーボールからかなり真剣に応援していましたが、全体的にとてもいい試合でした。
って、こんなことはもちろん勝ったからこそ言えることなんでしょうけど、でもほんとに日本もキューバも攻守ともにファインプレーがたくさんあって、点を取れば取り返され、取られれば取り返し、ピンと張り詰めた緊迫感で試合全体が締まっていた気がします。
普通では考えられないようなミスがあったりもしましたが、プロ野球選手でもそこまでプレッシャーを感じて緊張してるんだ〜と思ったら、逆に新鮮な気持ちになったりして。通常のぺナントレースで、個人の記録更新のためではなく純粋に勝ち負けを賭けてそこまで緊張する試合っていうのもめったにないことですもんね。

8回裏で1点差まで追いつかれたあと、9回表で日本が点を加えたときにはもう涙が出そうでした。そして見事に勝利したときには、なんていいチームなんだろう!みんながんばった!みんな本当にすごかった!って、酔っ払いの褒めおやじみたいになりそうでした。
だって世界一ですよ〜。メジャーリーグのトップ選手たちが、日本のプロ野球に憧れてどんどん流れてくるようになったっておかしくないわけです(^^)
これを機会に、野球好きのちびっ子がもっともっと増えてくれるとうれしいです。
サッカーもいいけど、野球だってかっこいいぞ〜。

でも今回の大会で一番くやしい思いをしているのはやっぱり韓国なんでしょうね・・・。
同じチームに二度も勝ったのに決勝に進めず、そのチームが優勝するなんて。
でも、韓国の監督はすごく立派だったと思います。準決勝で敗れたときにも恨み節ひとつ言わずに、素直に負けを認めてとても謙虚だった。
そういうことのできる人って本当に尊敬します。巨人が負けただけで不機嫌になってるようじゃ全然ダメですね。反省。  
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2006年02月03日

恵方巻きとむだづかい

一本まるごと・・・無駄遣い
今日は節分。節分といえば豆まきですよね!
でもここ数年、節分といえば恵方巻き、みたいにもなってきてませんか?
知らない方のために念のため、「恵方巻き」とは節分の日の夜に食べる太巻きのことです。その年の恵方(よい方角。今年は南南東。)を向いて、切らずにまるごと一本を無言で食べると、その年に幸運が訪れるとか
もともとは関西の慣わしだったのが、数年前から関東のスーパーやコンビニでも売り出し始めて、急に東京でも認知度がアップしたとのことです。
私もちょっと前まで恵方巻きなんて、まったく知りませんでした。
3-4年くらい前に初めて名前を聞いて、去年初めて節分の日に食べてみたところです。
でも去年はいまいち方角がはっきりわからなくて、結局微妙に違う方を向いて食べてしまったということがあとで判明。意味ないじゃーん(>_<)

というわけで、今年は同じ失敗を繰り返さないために、わざわざ会社帰りに方位磁石を買いに東急ハンズへ!
地元の駅前のスーパーで買うつもりだった恵方巻きも、ふいに「売り切れてたらどうしよう」と不安になり、デパートの地下で買ってから電車に乗りました。
もう完全に流通業界の罠にハマりまくってます。
そしてうちに帰って、方位磁石でしっかり方角を確認し、南南東を向いてお願いごとをしながら無言でもぐもぐ。しっかり一本食べきりました。
今年は気合いいれたから、お願いごとがかなうかな〜♪なんて。
ただ、一本食べるのってそれなりに時間がかかるから、食べながらだんだんお願いごとが増えてしまった気が・・・(^^;)
人間とは欲張りな生き物なり。って私だけ?

さて、右の写真は本日の無駄遣い。
普段あまり会社帰りに買い物なんてしないので、今日は方位磁石のついでにちょっと雑貨屋さんをのぞいたりして、ついつい財布の紐がゆるんでしまいました。
ひとつはその名も「ほっぺアップロール」。あごに挟んで、ほっぺやこめかみに向かってローラーを転がして、顔をすっきりさせましょうっていうグッズです。
こんなの絶対に効かないっていう確信まで持ちながら、なにより丸顔が気になる私には抗えませんでした。
っていうか実はこれ、ちょっと前にソニプラで見つけて気になってたものだったのです。
そのときはぐっと耐えたんですが、まったく別の店でまた出会ってしまったとなると、やっぱり買わないわけにはねぇ。いきませんよね!
そしてもうひとつは、ゾウの絵柄の封筒というかギフトバッグというか、まぁ要はただの紙の袋です。別に何に使うっていう目的があるわけではないんですけど、どうしてもこういうのが欲しくなっちゃうんです。もうこれは仕方がないことなので、自分でもあきらめてます。しょうがない。  
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2005年10月06日

秋のにほい

季節の移り変わりって、花や木の様子とか、気温や風や陽の傾きとかで感じたりするものだけど、実感として一番深く確実に季節を感じるのは、匂いだと思いませんか?
特に春や秋は、ことさら草木の香りが感じられる季節。
今日は朝まで雨が降っていて、湿気たっぷりのまま少し気温があがったせいか、夜になってもなんとなく空気がしっとりしていて、よけいに緑が匂い立っていたみたい。
駅から自転車にのって帰る途中、草の匂いにまぎれてあちこちでキンモクセイの香りがただよってました。

そうして、図ったかのようにどこぞの家から秋刀魚を焼いてる匂い。
私に秋を感じさせようとして、誰かが演出してるとしか思えません!
あぁ、いいにほい。もうすっかり秋ですねぇ。

そんなことを思いながら、いったん家に帰って保険証を持ち、薬品の香り漂う歯医者に向かった私でした。ハイ、まだ通ってます。  
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2005年08月06日

盆おどり♪

輪になって踊る人々
地元の盆おどりの案内が入っていたので、お散歩がてら行ってきました。
会場に近づくにつれ音楽が大きく聞こえてきて気分も高まります。
方々から人が出てきて、同じ会場に向かっていくというのがなんだか楽しい。
今年の会場は大きなグラウンドだったので、ちょっと規模も大きくて賑やかでした。
去年は小さなお寺の境内でやっていたので、敷地が小さすぎて踊っている人も
少なかったのです。
今年は人がたくさんで踊りの輪も二重になってる!なんだかわくわくしてしまって、
久しぶりに輪に加わって炭坑節を踊ってきました。
(曲は炭坑節じゃなかったんですけどね・・・)
盆おどりで踊るのなんて小学校以来です。こんなことなら浴衣着てくればよかった〜!(あ、持ってないや。)
でも盆おどりの動きはやっぱり浴衣が一番きれいですよね。

私が踊れるのは炭坑節と大東京音頭くらい。他のももっと覚えたくなりました。
ただ同じ動きを繰り返しているだけでも、曲にあわせて踊るのは楽しいものです。
一連の動きでは少しずつしか前に進みませんが、一曲おわるといつのまにか
輪を半周くらいしているのもなんとなく楽しい。

私が小さいときの盆おどりは、行くと子どもは全員がいろんなお菓子の入った袋をもらえました。好きなお菓子を選んで友達と一緒に食べながら、自分の踊れる曲になるとときどきお菓子の袋を親に預けて輪に加わりにいったものです。
たまにやぐらの上で踊るときには、なんとなくみんなのお手本にならないといけない気がして少し緊張したりして・・・。
そういえば私、やぐらの一番上で太鼓をたたきたいと思っていました。
少し大きなお兄さんお姉さんになると、本番前に何度か練習して、当日太鼓をたたかせてもらえる子が何人かいたのです。
それでも子どもがたたいたあとに大人に変わると、太鼓の音の大きさが全然ちがって、やっぱり大人はすごいんだなぁと思ったことを覚えています。

そんなことを思い出しながら踊り終わって(夫)のところにもどると、知らない人と話しています。なんと小学校のときの同級生にばったり会ったとのこと。
そういえばここは(夫)の地元なので、盆おどりにくればそんなこともあるわけです。
しゃべっているうちに、今度は少年野球チームで一緒だった人にも会ったりして、あぁ、盆おどりって一番近い地域の人たちが集まる一年に一度のお祭りなんだなぁって改めて思いました。  
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2005年06月18日

お茶と笹巻き

笹巻きいっぱいきなことお茶で・・・おもちが包まれています
実は昨日の荷物にもうひとつ、素敵なおみやげが入っていました。
おもちを笹の葉でくるんだ、笹巻きです。ご丁寧にきなこまで一緒に送ってくれました。至れり尽くせりです〜(>_<)
昨日はお夕飯が遅くなってしまって食べられなかったので、今日は早めにごはんを食べて笹巻きに臨みました。

ごはんを食べるとお腹がいっぱいになってしまって、普段はあまり食後にデザートなど食べないのですが、先にデザートがあることがわかっていると、それはそれで楽しみがあって嬉しいものです。
しかもいつもなら絶対コーヒーを飲んでしまうところですが、笹巻きにはやっぱり緑茶!食事のときとは違う、小さめのランチョンマットを敷いて、お茶と笹巻きときなこを並べたら、なんだか余計に楽しくなってきました。

地元では砂糖醤油で食べる人も多いそうです。
私は、冷蔵庫に黒蜜が入っていたことを思い出したので、信玄餅みたいに黒蜜きなこでいただいてみました。おいしかった〜。
中身自体はなんの味付けもしていない普通のお餅なんですが、こうして笹にくるまれているものを、自分でほどいて開けてみると、青々した笹の葉の上に真っ白なお餅がのっていて、それをきなこにつけてお茶をすすりながらほおばって・・・というのが、なんともいえずいいんですよねぇ。
日本人でよかった。ごちそうさまでした!  
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