ベーシストたけっちブログ

都内と横浜で活動するウッドベーシスト“たけっち”のブログです
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August 20, 2016

トトが入院

都内に新しく出来たコントラバス工房のLAGUNA STRINGSさんにアップライトベースのトトのメンテナンスをお願いした。

2年前の山中湖でのジャズキャンプで、屋外に裸で楽器を数分置いてたら、寒い冬の気候のためかネックが反ってしまった。。。ああ、かわいそうなことをしてしまった。
それから騙し騙し使っていたもの、今度はボディから指板が剥がれてしまった。
両面テープや接着剤で指板をとめてたものの、さすがに限界。
お盆のムラバンのライブ後、メンテに出すことにした。

オーナーの二瓶さんは、さくらちゃんが首を骨折した時にお世話になった方。
楽器への愛に溢れ、気さくで優しい方だ。

トトはイタリアのアルターエゴ製のベースなのだが、僕が持っているタイプは指板が木ではなくコストダウンの影響でカーボンということで、木のように削って調整することが出来ない。
とりあえず今回は応急処置的に指板を接着剤でとめてもらうことにした。
楽器を購入してからずっと弦も変えてなかったので、これを機にスピロコア・ミディアムに交換してもらった。このタイプのベースだと3/4スケールの弦が長さ的にちょうど良いとのこと。

おかげで楽器が生き返った。二瓶さん、ありがとうございました。

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bamboobass at 23:46│Comments(0) ベースラインの研究 

真空と恩寵 カウリスマキ「街のあかり」

恩寵は充たすものである。
だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしか、はいって行けない。
そして、その真空をつくるのも、恩寵である。
報いがどうしても要る。
自分が与えたと等価値のものをぜひとも受けとらねばという気持。
だが、そういう気持をむりにもおさえつけて、真空を生じさせておくと、なにか誘いの風みたいなものが起こって、超自然的な報いが不意にやってくる。
別な報酬があるというようなときには、それはやってこない。
この真空がそれをまねき寄せるのである。

                                       シモーヌ・ヴェイユ「重力と恩寵」より



カウリスマキの「街のあかり」という映画を観た。
どん底まで追い詰められる主人公。
最後は思いがけないところから救いの手がさしこまれて、ホッと心が温かくなる良い映画でした。


bamboobass at 11:16│Comments(0) 映画 

August 13, 2016

バッハ 音楽の捧げもの

これを通奏低音という。イタリア語でバス・コンティヌオ。
他の声部が休止してる間も演奏される。最近は低音部も度々休止するが、技巧に走った作品に多い手法だ。
定義すれば、通奏低音は音楽の最も完全な基礎で演奏する両手のうち左手は楽譜に書かれた音を演奏し右手は和音 不協和音を加える。
美しく共鳴する和声が生まれ、神を称え心の愉悦に至る全ての音楽同様、通奏低音も究極の目的は神への賛美と魂の歓喜にある。
それを忘れる時、真の音楽はなく、邪悪な喧噪があるのみだ。

                                      アンナ・マグダレーナ バッハ年代記より




楽団の定演でバッハの「音楽の捧げもの」からトリオソナタを弾くことになりました。
チェロで。バッハ後期の名曲。
慌ててチェロの先生を見つけて、レッスンにも行きました。
それをきっかけに色々な音源を聴いたり、バロックやバッハ関連の本を読み漁ったり。。。
いろいろ大変だったけど、楽しい日々。ほんとにいろいろなことを学びました。

音楽の捧げものは色々訳あって僕は2ヶ月遅れで練習に参加。
何度か練習したがメンバーの想いがなかなか見えない。
じっくり練習できるのも今日しかないと思ったので
「このままじゃまずいですよ」みたいなメールをメンバーに送ってしまった。

僕の呼び掛けにFlとVnの円熟のお二人が応えてくれてやっと本気になってくれた!嬉しかった。
豊かな経験に裏打ちされたお言葉の数々を聞くことができ、有り難かったです。

今日はメンバーで意見を出し合いながらとても密度の濃い練習ができたと思う。
一歩踏み出してお互い歩み寄りつつ。やっぱりコミュニケーションは大事です。
みんながそれぞれ抱えている気持ちがわかりました。
このメンバーにしか演奏できないオリジナルなバッハになりそう。
練習後の中華ではしゃぎ過ぎてしまい呑みすぎた。。。ああ、久しぶりに楽しかった。

最近はバッハのスコアが愛読書。
ほんとにバッハはすごい。。読んでて毎日発見がある。
例えばトニックへの解決をわざと遅らせたり、9thを持続させて緊張感を出したり、鏡のようにフレーズが向き合っていたり、音の重力のバランスが絶妙でとにかく自然。
ポールチェンバースのウォーキングベースにつながる音使いがあったり、4度6度7度と音の組み合わせ方も様々。ここからジャズも生まれたと感じる。
音楽の父、バッハ。
色々な仕掛けがあり、発見の連続。

クラシックでも、事前に決め事をしなくても、お互いの音を聴き合えてれば自然なアンサンブルができることを実感。
例えばVnがやわらかい音色を出したら、それに即座に合わせたり。そういう意味ではジャズっぽい。
でも、あらかじめ台本を決めると、動きが固くなったり不自然になったりする恐れもある。
その駆け引きが難しい。。。

いろいろと大変なこともあるけど、仕事が終わってからこうして仲間と音楽できることって本当に幸せなことだ。
最後の通しは本番さながらの集中力と緊張感があった。
4楽章の最後の方では「ああ、もう曲が終わってしまうんだな」と今までの時間を慈しむような感情が浮かんだ。
本番まであと1ヶ月、頑張ろう。


アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記という映画を観た。
狭い教会でぎゅうぎゅう詰めになってマタイを演奏するシーンが圧巻。





お勉強

今年に入ってから読んだ本。
まだ読み切れてないものもたくさんあるが。。お勉強は続く。
バッハやバロック関連の本が多くなってきた。

スコア
bamboobass at 10:24│Comments(0) ベースラインの研究 

August 04, 2016

「第三世代が考えるヒロシマ「」継ぐ展」@みなとみらいギャラリー

会社から歩いて5分の場所で開催していたので行ってきた。
友人の涼子さんが企画した「第三世代が考えるヒロシマ「 」継ぐ展」@みなとみらいギャラリー

彼女とは普通に話しているだけで不思議とこちらがパワーをもらいます。相変わらず頑張っています。
今回は大学生など若い世代の方々を中心に約90名もの人達がスタッフとして協力してくれたそうです。
今回で2回目の開催。開催おめでとうございます。

前回は都内での開催でしたが、今回は横浜ということで、横浜の歴史に絡めた展示もあり、会場の雰囲気も天井が高く大きな窓があり、白を基調とした開放されたデザインで、港町である横浜の雰囲気と馴染んでいました。

扱っているテーマは「戦争」というとても重いものですが、子どもから大人まで抵抗なく入り込むことが出来る雰囲気で、考えるきっかけを与えてくれる場になっています。

亡くなった祖父の戦争での体験を、うちのおばあちゃんが最近話してくれました。
シベリア行きの列車に乗せられた祖父が、列車から飛び降りて、三日三晩寝ないで無我夢中で走って脱走した話など、ああ、その話、子供の頃から何度も聞いたから!でもちゃんと聞かなくては。。
昔のことをまるで昨日あったことのように臨場感たっぷりと話してくれるおばあちゃん。唾が飛ぶ飛ぶ^^;)
忘れたくても忘れられない。戦争中の体験はそれだけ強烈なものだったのでしょう。

最近は悲惨な事件が多いですが、戦争やテロの無い平和な世界になることを望みます。
これを機に自分に出来ることは何なのか考えていきたいと思います。

8/8(月)まで開催していますので是非。


継ぐ展


継ぐ展


継ぐ展


継ぐ展


継ぐ展
bamboobass at 22:42│Comments(0) 日記 

July 31, 2016

夏らしいこと

今日は毎年恒例の玉川学園前のお祭りで演奏。
昨年はとても蒸し暑かったけど、今年はちょっと涼しくて良かった。

まるで悲しみをふっ飛ばすかのようなミカコさんのトリステーザ。
ジョビンのトリスチもそうだが、ブラジルの人達は悲しみを明るいメロディに乗せて歌った。
歌うことで身体が目覚め、新たな感情が生まれてくる。

かつて日本人は、「かなし」を、「悲し」と書くだけでなく、「愛し」、あるいは「美し」とすら記して「かなし」と読んだ。悲しみにはいつも、愛(いつく)しむ心が生きていて、そこには容易に語ることはできないが、美としか呼ぶことができない何かが宿っているというのである。
ここでの美は、華美や豪奢(ごうしゃ)とはまったく関係がない。
苦境にあっても、日々を懸命に生きる者が放つ、あの光のようなものに他ならない。

                                            若松英輔

僕のオリジナル「太陽の声」でのもりぶさんのサックス。
ほんとに光が射し込むような太陽のような輝きのある音色だった。

1曲だけE線をDに下げたら重厚な響きになって良かった。
ただ楽器と弦に対しては良くないだろうなぁ。でも柔軟にやりたい。

最後のバンドはバグパイプの人達。かっこよかった〜
オルガンみたいな持続音の上にユニゾンでストレートなメロディ。思わず身体が揺れ動く。
昨年 中島みゆきのコンサートで聴いた「麦の唄」が浮かぶ。

終盤になるとエイサーの人達が太鼓を叩きながら行進して、太鼓の音圧がものすごい。
あれは絶対難聴になる(*_*)

最後は恒例のフラッシュモブでベートーベンの第九!
今年はビルの上からソプラノの歌声が優雅に鳴り響く。そして紙吹雪が舞って終了〜

お祭り後の屋台の人達の速やかな撤収もすごい。消防隊の人達も頼もしい。

はぁぁ一番夏らしいことやった。早くも僕の夏が終了。
7月はいろいろあったけど、おかげで気持ちがリセットできました。ありがとうございました。
8月は暑いので引き籠って9月の定演の準備のため練習します。

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お祭り


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bamboobass at 22:51│Comments(0) Live日記