ベーシストたけっちブログ

都内と横浜で活動するウッドベーシスト“たけっち”のブログです
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February 05, 2018

チェロレッスン第8回

右手についてはスタッカートの弾き方を教わる。
小さく回転させるのがポイント。
モーツァルトの8分弾きにもつながる。Tさんみたいな弾むような音はまだ出せない。。。

そして、3拍子における2拍と1拍の音量と弓の圧力のコントロール。
これはコントラバスのレッスンでもやったけど、うーんチェロだとまた難しい。。。

他のエチュードもやったが、譜面からこの曲は何を一番伝えたいのかというのを掴み取る力が大切だと仰っていた。譜面をただ弾けるようになると、技術は上達するが、その人の持っている感性というか音楽性が死んでしまう。昔は譜面が無かった。譜面が出てきたおかげで、緻密なアンサンブルが可能になったが、逆に失うものもあった。というお話しを聞いて、まさに前日に体験したかみむらさんと徹さんのライブで感じたことにもつながる。

メジャースケールについては、音程が怪しいが何とか12key全部弾けた。
音程も大事だが、まずはポジション移動に慣れることが大事かもしれない。
指板上の地図を把握できるようにしよう。

ハイポジションでのメジャースケールで、親指も含めたフィンガリングも教えてもらった。まだ未知のポジションだ。。。後は半音階で段々上がっていくフィンガリングなど。
高音で弾くことを重ねると段々楽器が鳴ってくるのだという。

レッスン後に「企業秘密よ。。。」と言いながら、先生が最近はまっているチェロで弾けるコードを色々と教えてもらった。あとは三味線弾きとかトレモロ奏法とか。とにかく発想が面白い。
「他の子はクラシックのあの曲を教えてください!」と来るのにねぇ。。。
レッスンという雰囲気はあるが、よもや話を聞いたり、情報交換したり、そんな趣もあって楽しい。

次回はバッハにも通じる様々なボーイングで弾くエチュードが課題となった。
bamboobass at 22:27│Comments(0) レッスンの記録 | チェロ

かみむら泰一さんと齋藤徹さんのライブ

人の心は自分ですら中々わかりにくい。
意識で「何々しよう」と努めるより、自分の中の何かが目覚めて、それが学び、行動する方が力になる。
ただ、問題はその「自分の中の何か」をどうやって目覚めさせるかだ。
    甲野善紀

即興とは音楽やダンスや美術の先端的・専門的な話題ではなく、すべての人の日常に通底していて
「どんな状況でも、すこしでもなんとかして行こう」
という行為であること。
即興において大事なのは
「自分」「個人」を無くして出てくるものへの眼差しがどこにあるのか、
というところまで来てます。
齋藤徹


今日は色々と魅力的なライブがあり悩んだが、先週ジャムセッションのホストでご一緒させていただいたご縁で、サックス奏者のかみむら泰一さんとコントラバス奏者の齋藤徹さんのデュオライブへ。

自分が今までやってきた悪い意味でのアカデミックなことを丸ごと引っくり返されるようなとても強い衝撃を受け、視界が開かれるような思いがした。

2部の始めに演奏された即興が印象的だった。
かみむらさんは身体を動かし、まるで音を吹くと言うよりは、空気中に絵を描くかのよう。後でお話させてもらうと、最近は身体表現に興味を持たれているとのこと。
そして、時に徹さんの弦を押さえる左手の動きが、まるでダンサーの足のように躍動感があり、弦を押さえるというよりかは、ステップを踏んでいるようにも見える。さらにムカデのようにも見える時があった。
やがてお二人が風や森、虫の鳴き声など自然や世界そのものになり、会場の風景の一部になっていくようで、この即興は自分の存在というものを逆に消してゆくものではないかと思った。

徹さんも仰っていたが、その即興とは対照的に、逆にジャズでは自分というものを色濃く出していく。
かみむらさんのオリジナルのブルースでは、ミンガスとドルフィーのデュオを思い起こさせるような力強い演奏。

ブラジルのショーロはすごく楽しげで、メジャーとマイナーのメロディが鏡のように向かい合い、土っぽい香りや、子供たちの歓声や、太鼓のリズムが聴こえてきて、風景が立ち上がってくるかのよう。 

他にはピアソラの曲やかみむらさんのオリジナル、徹さんが音楽劇のために書いたオリジナルなど。
それぞれの曲が持っている血の流れというかDNAを大切にしているのが伝わってくる。
奏者の音色や雰囲気はその曲から呼ばれるものなのかもしれない。

帰りがけに、「楽器をやられてるの?コントラバス?じゃあせっかくだからお話なさって」と徹さんの奥さん?に背中を押され、徹さんと少しお話することができた。とても柔らかく優しい印象。。
例の教則本に関するお話は僕も同じく思っていたところだ。
ああ、緊張したけどお話できて良かった。

こんなにもノイズ音を心地よく美しく感じ、身体の感覚が開いていったのは初めてかもしれない。。また伺います!
齋藤徹さんのブログ

otooto

Travessia


cooljojoでのセッション
bamboobass at 22:06│Comments(0) Live日記 

January 16, 2018

チェロレッスン第7回


今年初のチェロレッスン。

まず前回の続きで開放弦のエチュードをやった。
フォームチェック用に姿見を購入し、先生から「ちゃんとした椅子を買いなさい!」と強く言われたので椅子も購入。
やはりちゃんとした椅子(ピアノ用の椅子)だと安定感が抜群。
まずこれで楽器を構える際の基準を知ることが出来て、練習の際は弓がまっすぐになっているか常に鏡でチェックしていたので、前回のように弓がだんだん指板の方へずれていく癖は改善されたと思う。

スタッカートのエチュードで、スタッカートは現代とバロックでは意味合いが違うというお話を聞く。
現代では音を短く切る意味で、バロックだと強迫と弱拍のルールが無効となり、全部同じ強さで弾くという意味になるという。
あと、昔の先生は指だけでスタッカートを弾けるようにと指導していたようだ。
そこで鉛筆でも出来る右手の練習方法を教わる。中指がキーポイントとのこと。

次は音階練習。
チェロはA線のD音がよく響くという特性がある。他の音でも、左手の音程ががっちり決まると他の弦と共鳴してサスティン豊かな音が出るという。鱗が何枚も落ちた。
そうすると音階練習は自分の楽器のよく響くポイントを確実に捉えるための練習とも言える。
やはりコントラバスの癖からか、左手の1-2とか2-3とか3-4の音程が甘い。チューナーとにらめっこしながら反復練習だな
bamboobass at 00:12│Comments(0) チェロ | レッスンの記録

December 18, 2017

オリジナルの室内楽ジャズのレコーディング

あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。
                                マハトマ・ガンジー

昨日はピアニストのMさんとレコーディングしてきました。
年末の大プロジェクトでした。師走の日々。。。さすがに疲れが溜まってきました。
ピアノとコントラバスのデュオで、Mさんの渾身のオリジナル5曲を一気に録音!
ちょっとしたトラブルはありましたが、思った以上にスムーズにいき、僕個人としては適度な緊張感と集中力を持って、魂を込めて一音一音紡ぎました。今できうるベストの演奏ができたと思っています。
Mさんとこの録音に関わってくれた皆さんに感謝です。お陰様でとても良い経験をすることができました。

実はMさんはある障害を患っており、治療や薬の影響で今後自分がいつまでピアノが弾けるのかわからない。それまでに自分の音楽を形にして記録に残したいという想いがあり、3ヶ月という短期間で録音に踏み切りました。
そして、ドイツのレーベルに所属しているComposer-pianistのYさんとの出会い。
「アーティストの世界ではoutsiderがoutsiderであるということに誇りを持って良いんだよ」と叱咤激励され、Yさんに提出するための音源製作を決意。
それからMさんは一気に自身のオリジナルを5曲作曲。生まれて初めての作曲だったそうです。

僕は9月初旬に藤沢の方で演奏があり、電車で大船駅を越えた所で山々が見えて、
「ああ、やっぱり引っ越すとしたらこういう自然に囲まれた所が良いなあ」
とその当時、呑気に思っていたんですが、そしたらその近くに住んでいるMさんから突然のメール。
「この音楽の世界観を表現してくれるのは貴方しかいない」
光栄にも共演者として声を掛けていただきました。
Mさんとは某セッションで知り合いましたが、Mさんがそのセッションで、クラシックっぽいアプローチしたら僕が瞬時に合わしたという。(どういうプレイをしたのか全く覚えてない。。。(汗)
見ている人はちゃんと見ているというか、ちゃんと聴いてくれているんですね。それがきっかけだったようです。
それから時が経ち、また出会い直すという感覚でした。不思議なご縁です。

今年はチェロでの演奏機会が一気に増えましたが、でも、やはり僕の根っこはコントラバスにあるんです。コントラバスを弾いていないと何だか足元が落ち着かない。
今回、Mさんのおかげでまたコントラバスと真剣に向き合う機会をいただくことができて救われました。

僕はクラシックをやっていた影響もあり、クラシックの室内楽の雰囲気とジャズの即興性が合わさったような所謂「室内楽ジャズ」をやりたいという想いがずっとありました。
Mさんの音楽からは、例えばジョン・ルイスのドラムレス編成のリーダー作や、僕が大好きなイタリアのEGEAレーベルの世界観を連想させるものがありました。






彼女の曲でB(シ)の音のアプローチが印象的な「Hear B singing」という曲があり、ある日、何故シの音なのかと聞いたところ、死の歌→シの歌→Bとのことでした。
死にはネガティブなイメージがありますが、それよりむしろ逆のイメージで、
景色と思い出を抱きながら、地球を眺めるくらい上昇していく鳥になりたい。
という想いを込めたそうです。
何故か会場のピアノは鍵盤がとても重くて鳴らすのがとても難しい状態で、それこそ身を削るようにしてMさんは弾いていましたが、この曲での彼女のシの音はすごかった。後頭部に電気が走りました。
音を出す覚悟のようなもの、その人が曲に込めた想い、その人が培ってきた人生というものは、こういう所でポロっと出てくるものなんですね。

つい先日、坂本龍一さんのドキュメンタリー映画「CODA」を観たのですが、
その監督さんが「人物をテーマにしたドキュメンタリー作品というのは肖像画のようなものだ」
と語っているのが印象に残っていて、それはCDをはじめとする音楽作品も同じだなと思いました。
その話から連想して、僕はMさんの肖像画の下地の色を塗っていくようにコントラバスを弾こうと決めました。
また、ゴッホは色々な時期に自画像を描いてますが、それと一緒で、レコーディングというものは、今の自分達を表わす自画像を音で描くようなものだと思いました。人と出会い、その時・その瞬間にしか生まれない音楽。



まだどういう形で発表するか決まっていませんが、Mさんの音楽を多くの人に聴いてほしいと思っています。

Photo by Kazutaka Tokushigeさん

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サウンドチェックで演奏した時の動画です。



bamboobass at 23:19│Comments(0) Live日記 

December 07, 2017

チェロレッスン第6回

今回からウェルナーの教則本に取り掛かることになった。
最初の開放弦のエチュードをみっちり。
各弦の弓の角度が違うので、腕の位置とともに覚えなくては。
ボーイングの途中で弓がバウンドしてしまうのは、弓を指で引き寄せて持ってしまっているからとのこと。
力を掛けず、弓に腕の重みをうまく乗せるようにする。
親指と人差し指と弓の毛と弦の接触面の3点だけでボーイングのコントロールは出来る。

椅子についての話になり、「椅子は重要!ちゃんとした椅子を買いなさい!」
実家にいた頃はベットの上に座って練習していた。
今度、買いに行こう。

左手については、同じ指使いで12キーのメジャースケールが弾けることを教えてもらった。
効果音的に使えるのでは?ということで親指を使った人工ハーモニクスの方法も教えてもらった。

そして4度と3度の音程の合わせ方について。
例えばAの開放弦を鳴らしながらD線でEの音を押さえる。(4度音程)
このEの音のまま、今度はCメジャーの音を出すと(3度の感覚)、さっきまでのEの音は低くなってしまう。
和音やその音程感覚によって特に3度の音を弾く時は注意しないといけない。
弦楽四重奏の場合、全員で和音を鳴らす箇所は1つずつ各自の音程感覚を合わせて確かめるそうだ。気の遠くなる作業。
逆にピアノの場合は平均律なので弦とどうしても合わないところは、その音だけタッチを弱くして和音を弾いたり。

帰りはお腹が減ったが、ご飯は後回しにして、家に着いたら早速復習した。
鏡を買ったので、自分のフォームをチェックしながら。
なかなか真っ直ぐのボーイングをするのは難しい。

bamboobass at 22:53│Comments(0) レッスンの記録 | チェロ