・2009年夏選手権1回戦(1日目第2試合)
興 南(沖縄)010 110 000  3
明 豊(大分)000 002 011× 4


 高校生は身体が成長期課程にあるため、勉強や文化系競技と比べ、スポーツにおける学年差は大きい。1年や2年で活躍できるのは、それだけで大したものである。ただし下級時に活躍しても、故障や精神的な問題なのか、上学年で活躍できない選手も多い。その点、1年から3年まであれだけ活躍し続けた桑田や清原は、完全に別格だったのだろう。

 この試合を観て改めて感じたのが、その点である。興南・島袋は5回まで完璧なピッチング。しかし雲ひとつない炎天下のなか、後半はスタミナ切れ。徐々に追い上げられ、逆転負けとなった。しかし2年生であそこまで投げられれば責任は問えず、敗因は援護できなかった打線だろう。後半は加点できそうな気配もなかった。島袋は体力さえ増強すれば、来年もさらに活躍できるだろうが、バックがこの打線では、チームとしての活躍は無理ではないかと感じたが、翌年は攻撃力も格段にあがり、春夏連覇となったのはご承知の通りである。

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