・2009年夏選手権1回戦(1日目第1試合)
常 総 学 院(茨城)211 000 000 4
九州国際大付(福岡)002 500 10× 8
常総学院・木内監督の甲子園での最後の試合となった。序盤からセーフティバント等、らしい攻撃で4点を先制するも、投手陣が持ちこたえられず逆転。その後は淡々と試合終了まで進行した。おそらく木内監督は戦前から、戦力では相手より劣ると思っていたのではないか。途中から次々と選手を替えたのはお家芸だが、まだ3点差にもかかわらず、早々に勝負をあきらめてしまったようにみえたのが残念だった。甲子園では相当な大差でもない限り、最後まで勝負にこだわった方がよいと思う。
このとき木内監督は70代後半。さすがにこの年齢で、7月の県予選から8月の全国大会まで、炎天下の中指揮し続けるのは重労働だろう。もともと2003年に勇退したが、その後常総学院が低迷したため復帰した。引き継いでいた持丸監督は、茨城県内で実績もあったが、守備中心の野球で中堅県立校を勝たせるタイプで、木内監督とまるでタイプが違ううえ、いろいろと木内監督の影響も残っていたのが、旨く行かなかった原因ではないかと思う。
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