バナナ・ヒロシの「はーい!バナナです」

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念頭起こる処、纔(わず)かに欲路(よくろ)上(じょう)に向かって去るを覚らば、便(すなわ)ち挽きて理路上より来(き)たせ。一たび起こらば便ち覚り、一たび覚らば便ち転ず。此は是、禍(わざわい)を転じて福と為し、死を起こして生を回(かえ)すの関頭(かんとう)なり。切に軽易(けいい)に放過(ほうか)すること莫(なか)れ。


自分の心が私利私欲に走りそうだと気づいたときは、すぐ正しい道に引きもどさなければならない。迷いが起こったらすぐそれに気づき、気づいたらすぐに改める。こうあってこそ禍いを福に転じ、死を正に変えることができるのだ。ちょっとした迷いだからといって、決して見過ごしてはならない。


菜根譚

気象(きしょう)は高曠(こうこう)なるを要するも、而して疎狂(そきょう)なるべからず。心思(しんし)は縝密(しんみつ)なるを要するも、而して瑣屑(させつ)なるべからず。趣味は冲淡(ちゅうたん)なるを要するもし、而して偏枯(へんこ)なるべからず。操守(そうしゅ)は厳明(げんめい)を要するも、而して激烈(げきれつ)なるべからず。

理想は高く持つべし。だが、あくまでも現実に立脚しなければならない。思考は周到に巡らすべし。だが、末節にとらわれてはならない。趣味は淡白であるべし。だが、枯淡に過ぎてはならない。節操は厳しく守るべし。だが、奇矯に走ってはならない。


菜根譚

映画をみました。


「サマー・オブ・84」です。タイトルどおり80年代にあわせた背景の映画で、昭和のテレビ東京の昼にやっていた映画番組のテイストがあります。映画はおもしろかったです。ラストの急転直下の展開は意外です。
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毎日新聞8月18日
人生相談
ロッククライミングを趣味にしています。残された数年を楽しく過ごすのが望みです。ですが、仲間とうまくいかないのです。意地悪したわけでもないのに、人徳がない、かわいらしさがない、快活さに欠ける、親分肌ではない、とでもいえばいいのでしょうか。他の仲間は強い人間に加勢してみて見ぬふり。目立つことなく、愚かでも無事に生きてきた者が最晩年にこのような目に遭うとは・・・・・・。何がいけないのでしょう。(76歳・女性)

回答
わたしはロッククライミングをしたことはありませんし(高所恐怖症なんです・・・・・・)、山登りをしたこともほとんどありません。けれども、どちらの専門家ともお話する機会はありました。すてきな人たちが多かったような気がします。そして、どの人からも、ある種の、いい意味での「孤独」を感じたのです。

遣ったことがない素人としての感想をいわせていただくなら、ロッククライミングも山登りも、ほんとうは「ひとり」になるためにやっているのだと思います(もちろん、ひとりではできない登山があることも知っています)。

「下界」に生きる私たちは、ふだんは「おしゃべり」や「付き合い」のために、ことばを使います。自ら望んで、ではなく、生きるために必要にかられて、です。そして、気づかぬうちに、自分をすり減らしてゆく。社会の中で生きながら、自分という大切な木に「水」をやり育てていくことは難しいのです。

たぶん、山に向かう人たちは、ひとりになって枯れそうな自分に水をやるために出かけるのです。詩や物語を作り、他人からは奇異に見えるものに情熱を傾ける。みんな同じです。

あなたの周りの「仲間」は、きっと、「下界」と同じようにつるみたいだけなんでしょう。放っておけばいいじゃないですか。あなたのほんとうの「仲間」は、厳しく誠実な、目の前にある自然です。行ってらっしゃい。気をつけて。

(高橋源一郎・作家)

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未だ就(な)らざるの功を図るは、已(すで)に成るの業を保つに如かず。既往(きおう)の失を悔(く)ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。

見通しの立たない計画に頭を悩ますよりも、すでに軌道に乗った事業の発展をはかるがよい。過去の失敗にくよくよするよりも、将来の失敗に備えるがよい。


菜根譚

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