朝晩でさえももう暑い。
額から汗がボタボタ落ちる。
バンダナが手放せない季節となった。

入ったばかりの白帯の方が道場ブログで「バンダナ刑事」の存在を知り、200くらいの柔術24時の記事を一気に読んで予習してから、私に話しかける
ところで、何でバンダナ刑事なんですか?と

俺を知っちゃいけない。
俺は柔術界のヒールなのだ。
どんな汚い手を使ってもメダルを強奪して稼いでいるのだ。
(一文にもならない)

お陰で実力がなくても紫帯マスター3〜6日本ランキングで2位なのだ。
諸々省略すると、日本で2位なのだ!
(爆)
ウケる為だけ、なにそれバカじゃないの?と言われる為に(結果全然ウケてないけど)時間を費やしているのだ。

今日はまた別の方が、「フェイスブック見ました。優勝してましたね。おめでとうございます」
と話しかけてきた。

「ああ、あれね。チミは本当に優勝したと思ってるの?あれは一人優勝、誰とも戦ってないのだよ」
「えーーーー??そんなのアリなんですか!」
その方は非常に驚いていた。
驚いたと同時にそんな不正が罷り通るのかと怒りの表情さえ見せていた。

「もっと言うと銅メダルは負けたのにもらっている。4人しかいないから絶対3位以内なのだよ」
「えーーーー??」

そうさ、せいぜい批判するがいいさ。
一人しか出場しなかったり、四人しか出場しなかったのは俺のせいではないのだ。

試合に興味があるらしく、まずは白カニに出たいそうだ。
「ふーん、そんなの出るよりアジア選手権に出れば?優勝したら『俺って柔術のアジア大会で優勝したんだぜ』って言えるよ」(試合の詳細説明を大幅に省略)

「何でですか?白帯なのに優勝できるんですか?」
「ああ、そうさ。試合は帯別、年齢別、体重別だから似た者同士が戦うんだよ、白帯だからって怯む事は無いさ、勝てる可能性は十分あると思っただろ?」

「(ああ、なんかやれる気がしてきました!)」

はい、また一人悪の道に引きずり込んじゃったな。

新柔術ブランド:vanguardのデニム柔術着。白T にこれを着て道場に現れ、練習後このまま帰っても街で違和感なし?