欧州旅行2012-2

2012年07月19日

1日目〜出発

朝は普通に出社して、定時後やることがなくなったので(正確にはなくなったのではなく切りがいいだけだけど)早めに退社。

新快速で三ノ宮に出て、ポートライナーで神戸空港へ移動。空港で夕食を取ってから保安検査を通りラウンジで休憩。今回はパリ到着後にあまり余裕がないのでリュックと小型スーツケースの両方を機内に持ち込もうとしたが、いつもは預けていたスーツケースにワインオープナーを入れたままだったことを失念していた。ワインオープナーをカウンターで預けたら意味がないので、泣く泣く没収されたorzorzorz

時間が来て羽田行きANA最終便に搭乗。羽田にはほぼ定刻に到着。無料連絡バスで国際線ターミナルへ移動して、搭乗手続きをして出国。ラウンジでシャワーを浴びて、出発時間まで時間を潰す。

搭乗時間が来て搭乗開始。今回はJALのマイルをエールフランスの特典航空券に変えたが、往路はJAL運行のコードシェア便。羽田発の深夜便に乗るのは初めて。離陸後は軽食だけ配ってすぐに消灯とのことであったが、仕事で疲れていたのでシートベルト着用サインが消えるなり就寝。明日からの旅行に備える。

2012年07月20日

2日目(1)〜フランス国内移動

夜中に何度か目覚めたものの、割と寝られた方。それでも到着4時間前に朝食が配られるので、そのときに起こされた。なぜ4時間前なんだろう?普通の旅客便みたいに2時間前でもいいと思うんだけど。

パリ・シャルル・ド・ゴール空港には定刻より少し早い6時10分頃到着。入国してSNCFの駅まで移動。チケットカウンタで今日乗る列車の予約を取ろうとするも、金曜のために混雑していて、シャルル・ド・ゴール⇒Montpellier(モンペリエ)までのTGVをレールパス料金で買えないと言われた。レールパスに割り当てられる座席には限りがあるからだとか。

プランBのNantes回りのTGVも聞いてみるが、同じ結果と言われた。仕方ないので割増運賃を払ってMontpellier経由でチケットを押さえてもらう。とんだ追加支出になった。手数料をケチらずに日本で手配しておけば良かったかと思ったけど、今回のケースでは飛行機が遅れたら全てパーになるから事前に押さえられなかったから仕方ない。今後の教訓を得たということで、今回の支出は授業料だと思って泣く泣く諦めよう。

TGV@Charles de Gaulle時間がないのでTGV乗り場に行ったら、程なく列車が到着。Lille発Montpellier行きTGV Duplex。2階建てだ。しかし指定席は1階席。窓側の希望は言ったが、パス料金で買えなかったことに動揺して2階席というのを忘れていたorzorzorz 前向きの席だったのがせめてもの救いだけど。

朝食@TGV朝飯を食ったのが5時間以上前なので、Marne la Valleeを出たところでBar carに行って朝食を調達。クロックムッシュとサラダ、飲み物のセット。セットの飲み物はコールドドリンクのみだったので、水を頼んで別途コーヒーも購入。クロックムッシュが結構美味かった。

夜行便で来たせいかやたらと眠く、Montpellierに着くまで寝たり起きたりを繰り返していた。これなら2階席でも1階席でも関係なかったか:P

Montpellier駅終点のMontpellier駅。パリは気温が15度くらいとのことで少し肌寒かったが、フランス南部まで来たせいでこちらは暑い。湿度が低いおかげで、日本ほど不快ではないけど。乗り換え時間が1時間くらいあるので、昼食のため適当に飯屋を探す。

駅近くの店に入って日替わり定食を注文。流石にこのあたりまで来ると英語の通用ども低下するのか、店の兄ちゃんが会話に結構苦労していた。パリだと英語をしゃべれるのにわざわざフランス語で返してくれたるするが、この兄ちゃんは本当にしゃべれないのになんとか頑張って英語で対応してくれる。見かねて所々フランス語を使ってしまった。ほとんど単語レベルだけど。

昼食今日の日替わり定食はラザーニャ。サラダ、フランスパン付き。水もサービス。これで7.5ユーロは安い。そして美味かった。店の兄ちゃんにフランス語で挨拶をして店を出て、駅に戻る。


Intercites@Montpellierホームに上がってしばらく待つと、Bordeaux行きのIntercitesが到着する。1等車に乗り込むと、指定された座席に違う人が座っていて、窓側と通路側を間違えていたようだが、それを指摘してもどいてくれない。通路側に座るのも嫌なので、空いているテーブル席に移動。1人で4席占拠。

列車は所々地中海沿いに走ったあと、内陸に入るとToulouse経由でBordeauxに向かう。途中なぜか徐行区間がありやたらのんびり走ったが、列車のダイヤはそれを見込んで本来よりかなり所要時間を長く見積もられていたので、Bordeauxにはほぼ定刻で到着。

Bordeaux St Jean駅というわけでワインの都Bordeaux。駅の売店でワインを売っていたが、今飲むと確実に爆睡しそうなのでぐっと堪える。駅前を少しブラブラしてから駅に戻る。



しばらくするとIrun行きTGVが到着。Tarbes行きを併結しているので、長い20両編成(機関車を含めると24両)。シャルル・ド・ゴール空港のSNCF窓口では1等車は満席で2等車の乗車整理券(座席は車内でコントロールしてもらえと言われた)しか発行してくれなかったが、1等車に空きがあったのでそこに着席。立ち席は駄目と言われたけど、普通に立ち席客がいる(多分2等車客だろうけど)。まあ今までの経験からも、座席指定MUSTの列車でも、指定無しで乗っている現地民は多いから問題ないとは思っていたけど。

というわけで1等車でのんびりできた。しばらくしてお腹が空いてきたので、Bar carに行って夕食を調達してきた。フランス語で読むのが辛くなってきたので、英語メニューはないかと聞いたが無いと言われた。ルクセンブルク⇒パリの列車には積んであったのに。一応こっちは非フランス語圏まで走る国際列車のはずなんだが・・・。

夕食@TGV仕方ないのでバーのおばちゃんに聞きながらメニューを選んだ。とりあえず選んだのは、羊かなんかの肉を潰したものの上にマッシュポテトを載せたような料理。サラダ、ドリンク、パン付き。味はまあまあかな。

晩飯を食ってのんびりしていたら、国境の町Hendayeに到着。次の駅はスペイン側の国境の町Irun。Hendaye-Irun間はSNCFとRenfe(スペイン国鉄)が互いに片方向ずつ乗り入れている。SNCFは下りはIrun行き、上りはHendaye発、逆にRenfeは下りはHendaye行き、上りはIrun発という謎の形態。なのでHendaye-Irun間はSNCFの標準軌(1435mm)とRenfeの広軌(1668mm)の線路が並んでいる。3線軌はなく単線×2になっている。標準軌に見慣れてから広軌を見るとやはり広い。1668mmということは、少し背の低い大人が線路の間に挟まるということだから、その広さが伺える。

TGV@IrunHendayeを出て、程なくIrunに到着。SNCFのホームと、Renfeのホームは待合室などを挟んで反対側。


2日目(2)〜Surexpreso

Irun到着後、とりあえず今朝の反省を生かして、明後日からのスペイン国内の乗り鉄用の指定券を発行してもらおうと窓口に行ったが、これが大いなる困難を招くことになった。とりあえずメモ用紙に指定券を発行して欲しい列車を列挙してこの列車の指定券を出してくれと言ったら、フランス語かスペイン語で頼む。英語は無理と言われた。どっちも喋れるかwww

列車の指定自体は筆談でなんとかなったけど、難しいのは窓側指定。Windowという単語が通じないし、スペイン語やフランス語でなんて言うかなど知らないから非常に苦労した。シートマップを書いたりあの手この手で説明したが全く通じず困った。絵心があれば窓側に座っているような絵を描けばよかったのかもしれないけど、アドリブでそんなものを描くスキルはない。唯一の救いだったのは、スペイン国鉄の列車の座席番号は日本と同じで、各列がA,B,C,Dとアルファベットを振られているという情報を事前に入手していたこと。1等車ならAかCが窓側になる。窓口のオヤジは狙ったかのように全部Bで発券しやがったから、Bは駄目でAかCにしてくれと言ってようやく窓側席を確保できた。AとかCも口頭では通じなかったからこれも苦労したけど。

どっと疲れが出たが、とりあえず目的は達せた。今後の教訓として、多少手数料を取られても日本で指定券は確保しておいた方がリスクも抑えられるし色々楽。

Surexpreso@Irun1しばらくするとホームにTalgo(タルゴ)型客車が入ってきた。これが今夜乗るLisboa行き夜行列車Trenhotel "Surexpreso"(ポルトガル語ではSud Expresso?英語だとSud Express)。機関車と比べるとよく分かるが、客車はかなり小さい。

Surexpreso@Irun2車両は連接式で1軸台車。そのためか車体長はかなり短い。他では見ることのできない面白い車両だ。




Surexpreso@Irun3編成両端は電源車になっている。電源車が両端にあるおかげか、他の欧州内夜行列車と違ってサービス電源は安定していた。



Surexpreso@Irun4車体長の短い車両が並んでいると、結構面白い。両数は結構多いけど、定員は少なそう。




1時間以上前に入線したから、そんな早くから乗せて貰えるのかと思いきや、ホームに入ってから車掌が乗り込んで車内の準備をするみたい。車庫でしないのかw
おかげで写真を撮る時間が十分にあったからよかったけど。

30分前くらいになって搭乗手続きが開始された。この列車、全ての車両にドアがあるわけではなく、クラス毎に片側1個ずつしかドアが無く、そこで車掌がチケットをチェックする形になる。チケットを見せると乗車が許可され、指定された部屋に入ると、ドアには機械式カードキーが差されていた。

Surexpreso車内1シャワー無しの個室寝台。部屋の幅を確保するためか、なぜか部屋が斜めに配置されている。室内は2段ベッドと洗面台、ハンガーが着いている。Euro nightやCity Night Lineのように水やタオルといったサービスの類は一切ない。


Surexpreso車内2部屋が斜めに配置されているおかげで、通路もこんな風にやたらデコボコした形になっている。不思議な列車だ。進行方向に対して斜めに寝ると、寝心地に影響しないかと心配したが、疲れもあって爆睡だったw

時間が来て、ほぼ定刻に列車は発車した。連接かつ1軸台車という特殊な構造のため、不思議な走行音がする。折角のTalgo式客車だが、この列車の運行区間の軌間はすべて1668mmなので、軌間変換は行われない。

発車後すぐに車掌が来て、チケットを預かっていく。朝食は6時から9時までなので、その間に食堂車まで食べに行ってくれと言われた。今日はもう疲れてヘトヘトなので、歯を磨いて着替えてからすぐに寝る。

2012年07月21日

3日目(1)〜ポルトガル周遊

Sud Expresso(ポルトガルに入ったためポルトガル語表記)での一夜が明け、目が覚めるとすでにポルトガル国内を走行中。程なくCoimbra B駅に到着。着替えてしばらくすると車掌が来て、昨夜預けたチケットを返してもらうと共に、朝食を食べに行けと言われる。そろそろ行こうかと思っていたところだ。

Sud Expresso食堂車2両隣の食堂車。案内されて席に着くと、パンが盛られたバスケットと、ジュース、コーヒーが入れられる。メニューはこれだけのようだ。しょぼいがパンを3つ食べると、そこそこお腹はふくれた。


部屋に戻って荷物を整理して、あとはのんびりベッドに腰掛けて車窓を眺めながらリスボン到着を待つ。

Lisboa Santa Apolonia駅終着駅Lisboa Santa Apolonia駅にはほぼ定刻で到着。Santa Apolonia駅は終端式ホームだが、1番線と2番線だけホームが短く、3番線の先にある。IrunからのSud Expressoは2番線に到着。機関車はRenfeのものからCP(ポルトガル鉄道)のものに交換されていた。

今日はポルトガル国内で乗り鉄をするため、とりあえずコインロッカーに荷物を預け、窓口に行ってPortoまでのインターシティの座席指定をしてもらう。こちらはIrunと違って英語が通じ、問題なく窓側席を指定してもらえた(北のユーロ圏みたいに堪能というわけではなさそうだが)。

Lisboa Santa Apolonia駅前列車まで時間があるので駅前に出たら、すぐ側に川があって帆船がたくさん並んでいた。何かのイベントのようで中を見学できたみたいだけど、そんなに時間に余裕がある訳じゃないので、外から眺めるだけにとどめておいた。

Intercidades@Lisboa駅に戻り、3番線に停まっていたIntercidades(いわゆるインターシティ)に乗り込む。1等車は最後尾。欧州の客車では珍しいステンレス製だけど、欧州内の何処ででも見かける一般的な客車と大差ない。


Intercidades牽引機関車Intercidadesを牽引するCPの電気機関車。Sud Expressoを牽引していたのと同じタイプでシーメンス製(残念ながらドレミインバータではない)。軌間はスペインと同じ1668mm。


Intercidades車内車内は1+2列のオーソドックスなオープンサロン型。GWに乗ったセルビア国鉄のIntercityに似た雰囲気を感じた。




Intercidadesカフェカー時間が来てLisboa Santa Apolonia駅を発車。ポルトガル北部にあるPortoを目指す。発車してしばらくすると昼時でお腹が空いてきたので、隣の車両にあるカフェカーに行ってサンドイッチとコーヒー、ポテチを購入。座席に戻って食べる。写真はリスボン発車前に撮ったもの。

列車は所々頑張って飛ばすが、保線をサボっているところがあちらこちらにあるようで、乗り心地が酷い。保線されているところを走行中は乗り心地は悪くないんだけど。せめて2次サスが空気バネならもう少しマシなのだろうけど、コイルバネ+ダンパだと乗っていて疲れる。

Intercidades車窓Porto市内に入ってしばらく走ると、終点Porto Campanha駅手前でドウロ川にかかる鉄橋を渡る。この橋から見る両側の景色が結構よかった。



Intercidades@Porto橋を渡りきるとまもなく終点Porto Campanha駅に到着。定刻より若干遅れての到着となった。




とりあえずホームで少し撮り鉄をしてから窓口で帰りの列車の座席指定を取って、駅の回りをうろうろ。特に何も無し。

3日目(2)〜Alfa Pendular

PortoからLisboaへの帰りはCP(ポルトガル鉄道)が誇るAlfa Pendular(いわゆるペンドリーノ)に乗車。駅ではAlfaまたはA.Pendularと表示されている。

Arfa Pendular@Portoホームで待っていると、赤いAlfa Pendularが入線。どこからどう見てもペンドリーノ。いつもながらサイドミラーの存在が気になる。折りたたんでいれば、本当に220km/hで走っても邪魔にならないのだろうか?

Arfa Pendular@Porto2乗車口。ドア側に行き先や号車番号を表示する液晶?が付いている。日陰だといいけど、日向だと意外と見づらい。今回乗るのは1等車に当たるConfortoクラス。



Arfa Pendular車内1等車の車内。1+2列で集団見合い型のオーソドックスな座席配置。運良く前向きの窓側席。ちなみにこの車両、座席が窓の位置に合うように配置されている。窓自体がそれほど大きくなく、窓1個を座席2列で共有する形なので、若干窮屈だが、完全に壁に当たるリスクがないのはいい。

Arfa Pendular車窓1時間が来てPorto Campanha駅を発車。往路の逆で、すぐにドウロ川を渡る。往路では山側だったけど、復路は上手く海側の座席になった。途中のAveiroあたりまでだけど、大西洋が見られそう。


Arfa Pendular車窓2というわけで大西洋。暑いポルトガルだけに、海水浴が賑わっている。外は確かに暑いので泳ぎたくなるのも頷ける。




Alfa Pendularは2次サスがIntercidadesより柔らかそうなのと車体傾斜のおかげでIntercidadesより大分乗り心地がいいが、それでも軌道がガタガタの所は大分揺れた。ちなみにAlfa Pendularの一等車ではドリンクサービスがあった。

Arfa Pendular@Entrecamposこの列車はリスボン行きではなく、リスボンより南のFaro行きなので、Lisboa Santa Apoloniaには入らず、手前のOriente駅から分岐してリスボン市内を西側から南へ抜けるルートを通る。なので今回はリスボン市内にあるEntrecampos駅で下車。

リスボン地下鉄@Entrecampos同駅で地下鉄に乗り換える。地下鉄のLinha Amarela(イエローライン)とLinha Azul(ブルーライン)を乗り継いでロシオ広場まで出た。別にどこでも良かったが繁華街っぽかったので晩飯を食べに行った。


ロシオ広場周辺からコメルシオ広場まで往復してから店を物色。各店のメニューを見ていたら、店のオヤジが話しかけてきて、
俺「ポルトガルって何が美味い?」
オヤジ「魚は色々ある」
俺「肉が食いたい」
オヤジ「じゃあステーキだ」
俺「それだ」
というノリで店に入った。

夕食天気もいいのでオープンテラスの席で晩飯。とりあえず肉を食べたかったのでステーキっぽいものとポルトガルワインを注文。肉が意外と美味かった。ソースも塩がきいていて美味しかった。


ステーキに満足して、地球の歩き方を見ながらポルトガル語で会計をしてもらうと、近くのスイーツ屋に入ってデザート。

Pastel de Nataポルトガルの伝統菓子と言われる。パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)。いわゆるタルト。しかしこれが結構美味い。もう一個食べてくれば良かった。



デザートにも満足して、地下鉄でLisboa Santa Apolonia駅に戻る。駅構内のスーパーで水を調達(500mlが0.32€だった)してコインロッカーから荷物を取り出し、夜行列車を待つ。

Lusitania@Lisboa正確には列車はすでに入線していたが、昨夜同様ホームで車内準備を行っているようで、まだ乗車できない。うろうろと写真を撮っていたが、車両番号をよく見たら昨夜と同じだった。Irun⇒Lisboa⇒Madrid⇒Lisboa⇒Irunと運用を回しているようだ。

というわけで昨夜のSud Expressoと同じタルゴ型車両だが、今夜の列車はLisboa-Madrid間を走行するLusitania号(ポルトガル語では前のaにハット?がつく)。今日もシャワーなし一等個室なので、きっと昨日と同じ車両だろう。

時間が来て入り口で車掌にチケットを見せて乗車。昨夜は発車後車掌がチケットを回収に来たが、今日は改札時点でチケットを預かっていった。「明朝マドリード到着1時間前にチケットを返しに行くから、それから朝食を食べに行けばよい」と言われた。昨夜に比べて随分手際のいい車掌だ。お言葉に甘えてギリギリまで寝かせてもらうことにする。

今日も一日動いて疲れたので、Lisboa Santa Apoloniaを出て次のOriente駅を発車後には歯を磨いて就寝。明日も旅が待っているので、休養を取って備えたい。

2012年07月22日

4日目(1)〜Alviaと軌間変換

Lusitania車窓8時前に目が覚めると、列車はすでにスペインの大地を走行していた。一昨日はIrunから夜行列車に乗ったので、スペイン国内を日中に走るのは初めて。スペインは意外と荒涼としている。


ベッドから起き出して着替えてからしばらくのんびり景色を眺めていると、車掌がチケットを持ってきてくれた。それを受け取ってから、2両隣の食堂車まで朝食を取りに行く。

Lisitania朝食昨日と同じ食堂車で朝食。メニューは昨日と同じパン、オレンジジュース、コーヒーのみのシンプルなもの。ただパンの数が1個多かった。パンは美味しく、結構お腹がふくれた。


朝食を済ませると部屋に戻って、降りるための準備をする。通過した駅の駅名と地図の地名を照らし合わせるとすでにマドリード近郊に入っているようで、ほぼ定刻で走っているようだ。列車は南側からマドリード市内に近づくと、同市北側にあるチャマルティン駅に北側から入るため、マドリード市周縁部を走る近郊路線を通って北側に回り込む。

Lusitania@Madrid終着駅Madrid-Chamartin駅にはほぼ時間通り到着。リスボン−マドリード間の旅客列車はこのルシタニア号しか走っていないためか、Renfeのディーゼル機関車に牽引されていた。国境から非電化だったのかな?

Madrid-Chamartin駅Club Lounge駅の周りをぐるっと回ってから構内に戻り、次の列車までラウンジで休むことにする。Renfeの一等車を利用すると、発車2時間前からSala clubというラウンジを利用することができる。というわけでコーヒーを飲みながらマッタリ。ネットが使えないのが残念

Alvia@Madrid時間が来てホームに降りる。ホームでは手荷物検査と改札を行っていた。これから乗るのはスペイン北部のGijon行きAlvia。タルゴ技術を使った軌間可変式の高速列車。最高速度は250km/h。S130(130系)Alviaは特徴的なデザインをしている。

Alvia台車S130はタルゴ型客車を使っており、昨日、一昨日乗った夜行列車と同じ、1軸連接台車を採用している。今回この列車に乗ったのは、軌間変換を体験するため。



Alvia車内一等車(Preferente clase)の車内は1+2列の3列シート。特筆すべきは、車端部の座席以外は日本同様座席の向きを変えられるということ。通路側にペダルが付いている。最前列にはテーブル席を作るようにしていて、向きを変えるたびにテーブルを付け替えているようだ。

列車はMadrid-Chamartinを発車すると、すぐにMadrid-Valladolid間の高速専用線に入る。ここは1435mmの標準軌で、S130 Alviaは最高速度250km/hで走行する。車窓には、まるでサバンナかどこかのような乾燥した大地が広がる。緑も少なく、木も小さいものばかりで、スペインやドイツとはかなり気候が違う。

高速線の終点Valladolidからは在来線に入るので、ここで軌間変換を行う。詳細は復路での動画と合わせて後ほど。

在来線を160km/hくらいで走行し、次の停車駅Palenciaに到着する。今回はここで下車し、Madridに折り返す。

Alvia@PalenciaPalencia駅は2面3線の小さな駅。荷物検査も改札もない。駅の周りをうろうろしたり、到着する列車の撮影をしたりして、1時間ほど時間を潰す。



折り返しは次のMadrid方面のAlviaに乗車。車両は同じS130だが、今度の行き先はスペイン南東部のAlacant行き。マドリード市内を通過して南東部へ向かう。復路も往路と同じPreferente claseに乗車。

Alvia車内食Palenciaを出ると、程なく食事サービスが来る。Renfeでは一等車に乗ると食事サービスが受けられる。往路は食事時間から外れていたためか何もなかったけど。メインディッシュの到着が遅れたため、食べかけの写真だけど・・・。

よく分からない食べ物が出たユーロスターやTGV Lyriaと比べるとまともな食事で、味付けもよく美味しかった。スペイン名物?の冷製トマトスープが美味しかった。

Palenciaを出て30分ほどでValladolid。到着前にまた軌間変換装置を通過するので、今度は動画撮影。

軌間変換装置を通過し、軌間を1668mmから1435mmに変換する。前台車と後台車が通過するとき?にガチャンガチャンという音がしているけど、それが軌間変換している音なのかな?制限速度は15km/hくらいのようで、速度を落として通過。しかしちょうどこの区間がデッドセクションになっているみたい。電源が切り替わる頃には6km/hくらいまで速度が下がっていたけど、2編成併結とかだと途中で止まって立ち往生するリスクはないのか心配だ。

Valladolidを出ると、再び高速専用線を250km/hで快走し、Madrid-Chamartin駅まで戻る。ちなみにこの列車はAlacantに向かうためマドリード市内をRenfe近郊線を通って抜ける必要があるが、そのためMadrid-Chamartin駅到着前に再度軌間変換を行い、在来線ホームに到着した。

4日目(2)〜AVE

マドリードに戻ると、バルセロナへ向かうためAVEに乗り換える。とはいえ、Alviaの到着駅はチャマルティン駅、AVEの発車駅はアトーチャ駅(Puerta de Atocha)。両駅間を移動しなければならない。さっきのAlviaに乗り続ければアトーチャ駅まで行けたみたいだけど、何故か結構時間がかかって乗り換えがぎりぎりになるので、近郊電車に乗り換えた。

Renfe近郊線のホームへ行き、乗車口付近にいたオヤジに、「この列車はAtocha駅に行くか?」と聞いたら「行く。3駅目だ」と教えてくれたので乗車。無事3駅目のアトーチャ駅にたどり着いた。アトーチャ駅で乗ってきた電車の写真を撮っていると、運転席のドアが開いて運転士が顔を出したので何事かと思ったら、さっきのオヤジが出てきた「ここがアトーチャ駅だ」と教えてくれた。さっきのオヤジは運転士だったのかw

Renfe近郊路線@Atocha駅これがオヤジの電車(チガウ)。中はクロスシートになっていて、椅子は布張り。エアコンががんがんに効いていて快適だった。




ラウンジに入る時間もなく、荷物検査と改札を済ませてAVE乗り場に向かう。

AVE@Madridホームに降りると待っていたのはICE3ベースのVelaro Eで運行されるBarcelona Sants行きのAVE。RenfeではS130(130系)と名付けられている。うむ。いいデザインだ。


AVE車内今回乗るのはPreferenteクラスではなく、その上のClub Class。1+2列なのは同じだが、ICEと同じような革張りシート。最後尾に位置し、隣の車両との間は通り抜けできなくなっている。


発車後しばらくすると、キャビンアテンダントが来ておしぼりを手渡されて飲み物の注文を取っていく。もう夕方だからカフェインはいらないので、パイナップルジュースをもらう。するとガラスコップに氷を入れて、ペットボトル入りのジュースとともに持ってきてくれた。いいサービスだ。

300km/h走行中の車窓。しかしこんな所に駅を作ったのは何故だろう?駅名標識もないみたいだし、単に緊急時の待避用とかかな?


外を見ながら座席でのんびりしていると、途中何度か飲み物のおかわりをもらい、軽食もいるか?と聞かれたけど、昼食を食べたばかりでお腹いっぱいなので遠慮した。

AVE@Barcelonaマドリードから約2時間45分、終点のBarcelona Sants駅にはほぼ時間通り到着。Sants駅は地下ホームになっていた。




駅を出て、とりあえず駅前のホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いてから夕食に出掛ける。適当に駅の近くの食堂に入ってスペイン名物のタパスを食べる。といっても一人なので、2皿が限界だったけど。

タパスミートボールとなんとかポテトにスペインビール。あとパンがサービスで付いた。これだけでかなりお腹がふくれて苦しくなった。




Balcelona Sants駅帰りに撮影したSants駅。欧州風ではなく普通の近代的な駅だった。





駅で水と日本へのお土産を買ってホテルに戻る。水がポルトガルの約4倍した。リスボンで大量に買い込んで、スーツケースに入れて持ってくるんだったorz

とりあえずシャワーを浴びて明日の準備だけして、早めに寝ることにする。

2012年07月23日

5日目(1)〜EuromedとAVEと

今日の朝食は、今回の旅行で唯一のホテルバイキング。普通のビュッフェスタイルで、コンチネンタルじゃないので腹一杯食べられた。朝食後ホテルをチェックアウトしてSants駅に向かう。少し早めに付いたので、駅のラウンジ「Sala club」でコーヒーを飲んでマッタリし、発車時間が近づいてからホームに向かう。

今回乗る列車はEuromed。TGVベースというかTGVそのものの動力集中型の列車・・・のはずが・・・

Euromed@Barcelona来たのはAlvia用S130。列車名はEuromed。なぜ?まあフランスでいくらでも乗れるTGVよりこっちの方がいいのは確かだけど。まあいいか。



昨日と同じPreferente claseに乗車。車内は1+2列で、座席の向きを変えられるので前向きの席。残念ながら地中海側ではなく、山側の席だったorz

地中海ただPreferente claseは空いていたので時々反対側の席に行って海側の景色を楽しめた。これが地中海。初めて見た・・・訳ではない。3日前にモンペリエからボルドーまで移動するときにチラッと見たんだった。

しばらくしたら飲み物のサービスが始まった。眠気を覚ますためにコーヒーでもと思ったが、ホテルで2杯、ラウンジで1杯飲んでいたので、ここはオレンジジュースをもらう。

Euromed軽食サービスと思ったら、その後軽食のサービスが来た。お腹いっぱいだけど昨日も断ったし一度くらいと思ってコーヒーとセットでもらったら、結構多かった。菓子パンとケーキ。朝食を食べ過ぎたお腹には結構重たかった。昼飯までに腹を空かせないと。

Valencia Joaquin Sorolla駅バルセロナから約3時間。Valencia Joaquin Sorolla駅にほぼ定刻の13時頃到着した。EuromedはAlacant行きだが、ここでマドリード・アトーチャ行きのAVEに乗り換える。


駅前をぐるっと回ってからラウンジでお茶を一杯。くつろいでからAVEのホームに向かう。

AVE@ValenciaバレンシアからのAVEはTalgo 350と呼ばれる文字通りタルゴ型の102系高速車両(S102)。最高速度は300km/h。タルゴ型だけど、ゲージは1435mm専用。



AVE車内S102の車内。昨日乗ったS103と同じ革張りのシートで、座席の向きも変えられる。ただクラス名はPreferenteでもClubでもなく、Business clase。このAVEはなぜかBusinessとTursitaの2クラス制なのだ。システムがよく分からない。

スペインの昼食タイムは14時からなので、14時10分発のこの列車も当然昼食サービスがある。そして駅停車中からすでに車内は美味しそうな匂いで満たされていた。きっと乗車時間が1時間35分しかないため、発車前から調理しているのだろう。

AVE車内食そして発車後しばらくすると飲み物とともに食事を提供された。今日もしっかりしたメニューだ。そして冷製トマトスープはやはり美味しい。今日はバターの代わりにパンにオリーブオイルをかけようと挑戦したが、揺れる車内では自殺行為だったorz

AVE車窓食後はコーヒーとデザートを持ってきてくれた。コーヒーを飲みながら300km/hで駆け抜けるスペインの大地を眺めて、1時間35分の旅路をのんびりと楽しむ。スペイン国鉄Renfe、実にいいサービスをしている。

Madrid Puerta de Atocha駅マドリード手前で昨日乗ったマドリード−バルセロナの高速線と合流して、終着駅Madrid-Puerta de Atocha駅に到着する。ほぼ時間通りの到着。スペインの鉄道は思った以上に正確だ。

5日目(2)〜Elipsos

アトーチャ駅の到着フロアから一旦外に出て、近郊電車のアトーチャ駅の方に入り直す。

Madrid Puerta de Atocha駅アトーチャ駅のコンコースはこんな事になっていた。建物の中で立派なジャングルができあがっているのはすごい光景だ。




アトーチャ駅から毎度のオヤジの電車(チガウ)でチャマルティン駅に移動し、ラウンジ「Sala club」でお茶を飲みながら時間を潰す。発車時間が近づき、ラウンジ内の液晶モニタに乗り場が表示されるのを確認してホームに向かう。

Elipsos@Madrid1今夜乗るTrenhotel『Elipsos』のFrancisco de Goya号。スペイン国内を牽引するRenfeの電気機関車。客車はSurexpreso号やLusitania号と同じタルゴ型客車。今回はフランスまで乗り入れるので、国境駅Irunで標準軌に変換されることになる。

Elipsosロゴ今回乗った他のTrenhotel(Train hotelのこと)との違いはロゴにも現れている。Elipsosのロゴとともに、Renfeだけでなく共同運行するフランス国鉄SNCFのロゴも入っている。


ホームで写真を撮りおわったところで、いよいよ乗車。指定された車両の乗車口に行くと、いつも通り車掌が改札を行っていた。今回はチケットだけでなく、パスポートも車掌に預けることになるようだ。ポルトガルならパスポート不要で、フランスだといるのだろうか?よく分からないがとりあえず預けた。今回乗車するのはGran clase(グラン・クラッセ。いわゆるグランクラス)なので朝食だけでなく夕食も料金に含まれている。改札時には車掌に夕食の希望時間も聞かれる。ディナーコースは8時からの回と10時からの回の2回ということなので、10時まで待ちたくないので8時を希望しておいた。最後に部屋の鍵と夕食、朝食のチケットを渡されて部屋に向かう。

Elipsos Gran Claseグランクラス室内。室内はソファが2個あり、夜はベッドになる。このほかシャワー、洗面台、トイレと各種アメニティグッズが揃っている。グランクラスの部屋はシャワーなしの車両みたいに斜めになっていることはなく、ベッドが綺麗に枕木方向になるように作られている。

時間が来て列車はMadrid-Chamartin駅を発車した。パリ行きElipsosは、スペイン国内をValladolid経由でIrunまで行き、そこで軌間を標準軌に変換してフランス国内に入りボルドー経由でパリを目指す(ボルドーには停車しない)。マドリード発が18時12分で20時で予約した夕食まで時間があるので先にシャワーを浴びておく。残念なことにお湯はかなり温かった・・・。

20時5分前くらいに食堂車へ向かう。食堂車に入るとマッチョなオヤジ(ウェイターと思われる)に案内され、席に着く。スコットランドから来たというマダムと相席になる。システムがイマイチよく分からないので、常連っぽいご婦人に色々教えてもらう。

前菜、主菜、デザートから各一品選び、飲み物は自由らしい。最初に水をくれたが、ウェイターの質問に従いメニューを注文し、ついでにスペインワインをもらう。値段的にグラスワインかと思いきや、ハーフボトルだった。自腹を切っても意外と安かったのかな。

Elipsos夕食前菜前菜はスープ。よく分からないが、メロンと生ハムの冷製スープのようだ。生ハムメロンをスープにしたような感じだろうか。メロンの甘さと酸味があり、暑い夏場にはぴったりだ。


Elipsos夕食主菜メインディッシュはラザーニャ。先日モンペリエの食堂で食べたのより美味しかった。流石豪華列車。ワインも美味しい。




Elipsos夕食デザートデザートはアップルタルトと紅茶。これも甘くて美味しく、紅茶によく合った。ちなみにメニューに関係なく、最初からクラッカーとお菓子が机の上に配られていた。



Elipsos食堂車夕食後の食堂車。乗客も三々五々で、もう自分の部屋に帰っている客も多い。すでに9時半だというのに外はまだ明るい。




すべて食べ終わって(ワインも飲み終わって)満足して食堂車を後にする。部屋に戻るとベッドメイクされていて、布団の上にElipsosのロゴが入ったチョコレートが置かれていた。今はお腹いっぱいなのでチョコレートは後日頂くことにして、歯だけ磨いて寝る。今夜よく眠れそうだ。

2012年07月24日

6日目〜パリ再び

7時半くらいに部屋の内線電話が鳴って、出たら「そろそろ起きろ」的なことを言われた(寝ぼけてた上電話越しなので何を言っていたかよく分からなかった)。後2,3分で目覚ましが鳴ったんだけど、まあいいや。とりあえず起きて、顔を洗って着替える。今どこを走っているのか分からないけど、すれちがう列車を見る限りフランス国内には間違いなさそうだ。

Elipsos朝食とりあえず食堂車に行って朝食。昨夜と同じく席に案内されて朝食券を渡す。出てきたメニューがこれ。おかずとヨーグルトがある分SurexpresoやLusitaniaより豪華だ。ヨーグルトはプレーン味で砂糖も入っていなかったので、ジャムを入れてみた。

朝食を終え部屋に戻ると、車掌が来てチケットとパスポートを返してくれた。さっきLes Aubrais-Orleansにほぼ時間通り停車していたので、ダイヤ通り走っているようだ。このまま行けば予定通りパリには9時過ぎに着きそうだ。身支度をしてパリ到着に備える。

そのとき、携帯がショートメールを受信したので何かと思ったら、エールフランスから飛行機の出発が1時間20分遅れるという連絡だった。Oh...なんということでしょう。空港で時間を潰すのもアレなので、乗り鉄でもするしかない。というわけでトーマスクックの時刻表を取り出し、パリ到着までプランを練る。

Elipsos@Paris午前9時過ぎ、定刻より約5分遅れて終着駅Paris Austerlitz駅に到着した。フランス国内の牽引は当然SNCFの電気機関車。奥に見える別のElipsosは恐らくバルセロナからの列車。



タルゴ台車比較
この列車の軌間はIrunで広軌(1668mm)から標準軌(1435mm)に変換されているはずなので、マドリード発車時の台車とパリ到着時の台車を比較。車体とレールの位置関係から、何となくゲージが違うことは分かるが、台車のどこがどう変わったのかはわかりにくい。唯一分かるのが速度発電機。車輪に固定されていると思われる速度発電機が、広軌(写真右)では台車枠から飛び出しているのに対し、標準軌(写真左)では台車枠の中に引っ込んでいる。この速発の位置の差分車輪が動いたということだろう。それ以外はよく分からない。そもそも軌間変換の機構は露出していないのかもしれないけど。

とりあえずは最新情報の入手と、チェックインを先に済ませておくため、パリ近郊電車のRERを乗り継いでシャルル・ド・ゴール空港まで移動する。出発時間はやはり遅れている模様。とりあえずチェックインカウンターでチェックインだけ済ませておく。JALマイルをエールフランスの特典航空券に変えたけど、スカイチーム・エリート会員の効力は発揮できる模様で、優先カウンタで速やかにチェックインできた。

SNCFの駅まで戻って、チケットカウンタでLille EuropeまでのTGVの指定券を発行してもらう。飛行機出発までの時間にできることを考えたら、Lille Europeまでの往復ぐらいがいいところだった。

TGV@Charles de Gaulle駅というわけで、またしてもTGV Duplex。2階席にしてくれと言ったのに、何故か1階席になっていた。空いていたので2階席に勝手に移動した。やはり2階からの眺めは最高。


シャルル・ド・ゴール空港を出てすぐにパリ北駅から来る路線と合流し、北を目指す。この路線はTGVだけでなく、ユーロスターやタリスともよくすれ違うので面白い。結局どれもTGVだけど・・・。

パリ、ブリュッセル、ロンドンの3方向からの路線が交差するデルタ線をロンドン方面に渡ると、Lille Europe駅に到着。シャルル・ド・ゴールから約50分。乗ってきた列車はブリュッセル行きで、Duplexと平屋建てTGVの併結列車だったけど、Duplexの方はここで切り離し。Duplexは車両限界か軸重の問題でベルギー国内に乗り入れられなかったりするのかな?

Lille Europe駅というわけでLille Europe駅。一応駅の周りをぐるっと回ってきた。ガラス張りですっきりした駅舎で、駅前には広場があった。



駅に戻ってチケットカウンタで帰りの列車の指定券を購入。今度はちゃんとDuplexの2階席にしてくれたようだ。しかしシャルル・ド・ゴールで買った指定券は9ユーロだったのに対し、Lille Europeで発券したら6ユーロだった。この違いはなんなのだろう?

帰りの列車も、ブリュッセル発の平屋建てTGVにLille EuropeでDulpexを増結。連結シーンを動画に撮っていたら駅員に怒られた。フランスでも鉄道写真はNGではないはずだし、ドイツやスペインでは問題なかったのになんでだろう・・・?

昼食@TGV気を取り直してTGV Duplexに2階席に乗車。発車後お腹が空いたのでBar carでパスタを買ってきて昼食にする。食事を終えてのんびり景色を見ていたら、パリ北駅行きの路線と別れてシャルル・ド・ゴール空港に到着。これで今回の欧州鉄道の旅は終わりだ。

搭乗口のあるターミナルに移動し、出国審査、保安検査を通過して搭乗口に向かう。ちなみにシャルル・ド・ゴール空港では、スカイチーム・エリート会員だと出国審査も保安検査も専用レーンを通れて楽だった。素晴らしいシステムだ。

搭乗口に行くと、出発時間がさらに20分延びていた。やれやれと重いながらwi-fiでネットサーフィンをしていたら、すぐに搭乗時間になった。優先搭乗で搭乗。座席は足元の広い席。そして隣と後ろには誰もいなかった。おかげで非常に楽だった。

結局定刻より1時間40分遅れでパリ/シャルル・ド・ゴール空港を出発。大阪への帰路についた。今回は短い旅だったが、スペイン、ポルトガルの鉄道は意外に面白く、非常に充実した旅でもあった。次の旅行もこうあるようにしたい。

2012年07月25日

7日目(最終日)〜帰国

いつも言っているように、家に帰るまでが海外旅行です。なのでまだ続きます。

飛行機の中では、足を投げ出せる上、周りに誰もいないのでゆったりと寝れるはずだったが、エールフランスの椅子がANAに負けないくらい固かったため、途中から尻が痛くなってイマイチよく眠れなかったorz

結局関空には定刻より1時間50分ほど遅れて到着。入国してバス乗り場へ向かう。リムジンバスで三ノ宮に出てJRで帰還。今回は夜行列車は深夜フライトを利用したこともあり、なかなかにハードな旅となった。

今回の鉄道での移動距離は約7600km(スペイン−ポルトガル国境付近の距離データが見つからないため、当該区間は地図から概算)。わずか7日の旅(現地移動は5日)で、前回GWの11日間(現地移動は8日)の旅行を上回る移動距離。前回はあまり高速鉄道を使わず余裕のある旅だったのに対し、今回はひたすら乗り続けたのと高速鉄道を多用したことが大きかったのだろう。今後ともこうした旅を続けていきたい。