北欧旅行2015

2015年09月21日

1日目〜出発

なんとか寝坊することもなく予定通り起床してそのまま出撃。山電+阪急+モノレールで大阪空港まで。

コペンハーゲンまでのチェックインを一括で行い、優先レーンを通ってサクララウンジへ。青汁とコーヒーを飲んでから、成田行きに搭乗。もちろんクラスJにアップグレードし、国際線機材のビジネスクラス席でフルフラットになって成田まで爆睡。

成田で早々に保安検査と出国審査を通過してサクララウンジへ。

朝食1ラウンジに入ったらまずは朝食。ようやく人心地が付いた。一番食べたいのはカレーだけど、カレーは10時まで出てこない。搭乗開始がサテライトで10時10分なので、本館ラウンジではカレーを食べる余裕はない。

朝食2というわけで、10時前にサテライトのラウンジに移動して、ちょうど提供を開始したカレーを頂く。うめぇ。やっぱりこれを食べないと海外に行く気がしない。とりあえず時間もないので、カレーを食べて一休みしたら、すぐに搭乗口に向かう。

B789@成田今日乗るのはヘルシンキ行きJL413便。今日は新しいB787-9で運航。B787-8に比べて胴体が少し長い。座席も新しいSky wider 供




機内ではターミネーターを見たり寝たり本を読んだり。椅子は新しくなって広くなっているけど、座面が堅い...
他の会社と同じく、椅子は新しくなるほど堅くなるようだ...orz

尻の痛みに耐えながら、ヘルシンキ・ヴァンター空港には定刻より少し早く到着。乗り継ぎ時間が50分で少し心配だったけど、Express connection(Fast connection?)だかなんだかで時間のない乗り継ぎは保安検査は優先レーンを通れるようになっていたり、入国審査は日本人は自動化ゲートを使えたりでサクサクと進み、ラウンジで食事をするくらいの余裕はあった。

ヘルシンキからはコペンハーゲン行きのAY便に搭乗。隣が空いていて楽だった。コペンハーゲン・カストラップ空港にはほぼ定刻通りに到着。荷物を受け取ってとりあえず駅に。

Oresund train@CPHカストラップ空港からはOresund trainに乗車。オーレスン大橋を渡ってスウェーデンへ上陸。カストラップ空港から約20分のところにあるマルメ(Malmo)で下車。今日の宿はここだ。コペンハーゲンに泊まろうとしたら高いホテルしか空いていなかったのでマルメにしただけだけど...

Malmo中央駅1とりあえずマルメ中央駅。煉瓦造りの古い駅舎とガラス張りの新しい駅舎が一体になったような不思議な作り。数年前に駅の地下化とともに駅が作り直されていたからそのせいだろう。


両替と軽く夕食を済ませて本日の活動は終了。さて、明日からが本番だ。

2015年09月22日

2日目(1)〜スウェーデン周遊

今朝は長旅の疲れを癒やすため、ゆっくりとホテルで休み、朝食をとってから出撃。

Skanetrafiken@Simrishamnまずは私鉄のSkanetrafikenに乗って、Simrishamnまで往復。私鉄だけどユーレイルパスが使える。二等車しかないけど。



Skanetrafiken車内Skanetrafikenの車両は新しい低床式の車両で、車内も綺麗。二等車しかないのが残念。




Simrishamnの手前で徐行がかかっており、大幅に遅れたほか帰りはそのあおりでYstadで運転打ち切りになったりすったもんだしたけど、Malmoには予定より30分遅れで到着。なんとか次の列車には間に合った。

SJ3000@MalmoMalmoからはスウェーデン国鉄(SJ)の新しい高速車両SJ3000に乗車。最高速度は200km/hだけど。シルバーの塗装はX2000よりもよく似合っているように思う。Malmo始発の列車は地下化された今でも地平ホームからの出発。

SJ3000車内1SJ3000の一等車車内。二等車と同じ横4列だけど、椅子は二等車よりいい椅子っぽい。肘置きも個別に付いているので、ゆったりしている。



SJ3000車内そして一等車はセルフサービスで飲み物等を無料でいただける。コーヒー、紅茶(お湯)、水、プチケーキ、果物とおしぼりが置いてあった。物価の高い北欧でこれは助かる。


ローカル線っぽいところを走りながらも、しばしば200km/h走行を堪能。在来線を高速走行するのはなかなかいいですな。

ヨーテボリ中央駅そして終点のヨーテボリ中央駅には定刻より10分遅れで到着。終端式の古い駅だ。





今日はここから夜行列車に乗って北を目指す。

2日目(2)〜SJ Night Train

雨も降っていたので、ヨーテボリ駅前を少しだけ散策してから、SJラウンジに入ってマッタリと休憩。SJラウンジでは飲み物の他に、簡単な食べ物もあった。

ヨーテボリからはLulea(ルーレオ)行きの夜行列車に乗車する。Track errorによりストックホルム−ヨーテボリ間のダイヤが大幅に乱れたり、北の方で急遽線路工事が行われたりして不安もあるものの、とりあえず夜行列車は予定通り出発するみたいなのでホームへ出た。

SJNT92@ヨーテボリ1こちらが今日乗る夜行列車。古い電気機関車が牽引する客車の夜行列車。古い機関車だけに、いつぞやのように機関車が故障しないことを祈りたい...



SJNT92@ヨーテボリ2乗るのは機関車の次に連結されている個室寝台車。座席車はリニューアルが進んでいるみたいだけど、この寝台車は古いまま。年季が入っている...



SJNT92車内そしてこちらがその個室。シャワー付二人用個室をSingle利用。窓枠やベッドの端に木が使われていたり古い客車だけど、綺麗に整備されている。窓が小さいのが難点だけど...
ちなみにテーブルの上に置かれている牛乳パックみたいなのは水。どうでもいいけどベッド端の木がヒーターの上に乗っかっているのは大丈夫なのか・・・?



ダイヤ乱れの影響か、ヨーテボリ中央駅を約10分遅れで発車。ヨーテボリ−Alingsas間でTrack errorが発生していて(というかTrack errorって何?)、ヨーテボリ−Herrljunga間で迂回運転していていつ復旧するか分からないって話だったけど、乗った列車は迂回運転することなく本来のルートを走行した。ちょうど復旧したのだろうか?それでも20分ちょっと遅れていたけど。

SJNT食堂車発車後しばらくすると車掌が車内改札にやってきた。検札を終えて少ししてから夕食を食べに食堂車へ。写真は明るい翌朝撮ったもの。



夕食現金は心許ないので、とりあえずカードが使えることを確認して、ジャガイモとキノコと肉のスープ?みたいなものとジュース。なんか北欧の味がする...気がする...



19時半くらいにはすでに真っ暗になっていたので、部屋に戻ってからは写真の整理をしたり本を読んだりしてしばらく時間を潰し、睡魔にあらがえなくなったところで就寝。明日はフィンランドだ。

2015年09月23日

3日目(1)〜国境を越えて

朝8時前に起きて着替えをして食堂車へ。どうも30分ばかり遅れて運転中のようだ。

朝食食堂車に行って一等車のチケットを見せたら、朝食を無料で貰えた。パン2つにゆで卵、ジュース、ヨーグルト、コーヒーと、意外と多い。パンのうち1つは、トナカイのハム?が入っているものだった。トナカイの肉には警戒したけど、ハムになっていたら普通の肉とあまり違わない。

SJNT車窓5年前の7月に北極圏を訪れたときは緑あふれる大地だったけど、今日は妙に寒々しい。完全に冬に向かっているようだ。天気がよければ紅葉が映えたかもしれないが、朝からあいにくの雨。


列車はその後も遅れを拡大しながらルーレオを目指す。ルーレオでのバスとの乗り継ぎ時間は53分だけなので、途中で55分遅れたときは絶望的になった。しかし、ボーデンの1個前の駅から急に飛ばし出して、表定70km/h程度のところを100km/h以上で飛ばし続けて大幅に遅延回復。

SJMT@BodenBoden(ボーデン)到着時には45分遅れくらいまで回復。ボーデンでは進行方向が変わるため、機関車を付け替え。ついでにルーレオ発Kiruna(キールナ)行き列車と接続。


ボーデン発車時には遅れが38分まで短縮。さらに途中の停車駅を通過して、ルーレオには28分遅れで到着。どういうダイヤだ...

SJNT@Luleaというわけで、ヨーテボリからの約18時間の旅を終えて、2010年7月以来約5年2ヶ月ぶりのルーレオ。前回はここで一泊したが、今回は同日中にバスに乗り継ぐ。



Lulea駅ルーレオ駅の駅前。非常に小さな駅舎だが、5年前と変わりない。





先ほどまで乗った夜行列車、やたら中東系の乗客が多いと思ったら、今話題の難民だったみたい。ルーレオでは地元民が難民にパンと飲み物を振る舞っていた。どうやら彼らも、同じルートでフィンランドに抜けようとしているようだ。

とりあえずあまり時間もないので、前回の記憶を頼りに駅近くのバスターミナルへ行き、国境の町ハパランダ行きのバスを待つ。やがてやってきた2階建てバスに乗り込み、2階のマニア席をゲットするも、難民も殺到して輸送船状態に。おかげでバスの写真を撮るのを忘れたorz

Haparandaというわけで代わりに5年前の写真を再掲w
当時とは打って変わってハパランダも難民があふれていたけど。



雨が降る中2時間半ちょっと走ったところでハパランダ。ここでフィンランドのケミ行きのバスに乗り継ぐ。時間になる前になぜかケミ行きのバスがやってきた。どうもヨーロッパ鉄道時刻表に乗っているのとは違うバスもあるようだ。しかしこのバスもユーレイルパスが有効だったのでそのまま乗車。難民も続いて乗ろうとするが、運転手から何時のバス(本来乗る予定だった16時過ぎのバスか?)を待てと言われていた。難民用のバスは分けているのだろうか?

難民が乗ってこなかったので、わずか数人の乗客を乗せたバスが出発。数分後国境付近で止められてパスポートコントロールが行われる。難民問題を受けて国境警備を強化していると聞いたが、ここでもか。スウェーデンに入るときは何もなかったけど...

日本人なのでほとんどパスポートの表紙を見ただけでスルー。4月の入国印を見て「イギリスならOK」みたいなこと言っていたしw

ハパランダから30分ほどでケミ駅に到着。

3日目(2)〜サンタクロースエクスプレス

ケミでは1時間20分ほどの接続でインターシティに乗り継ぐ予定だったけど、ハパランダから予定より早いバスに乗れたおかげで、一本前のロヴァニエミ行きの急行列車(Express)に乗れそうだ。

Express@Kemiそうこうしていると、ロヴァニエミ行きExpressが到着。上り急行とすれ違いのため2番線からの発車。ケミ駅の2番線は初めて使ったけど、長いホームの端まで行かないと2番線に渡れないのは辛い...


Express@Kemi2昨年来たとき、急行は旧式の青い客車ばかりだったけど、インターシティにも使われていた新しい車両も連結されていた。乗った編成は、青い客車2両+新しい客車3両(うち1両は食堂車)だった。


ケミから1時間半ほどでロヴァニエミに到着。今日はここからヘルシンキ行きの夜行列車サンタクロースエクスプレスに乗ってヘルシンキへ向かう。ケミからでも乗れたけど、時間つぶしのためにロヴァニエミまでやってきた。

次のインターシティでやってきていたらすぐに折り返すしかなかったけど、予定より早く来れたためロヴァニエミで2時間ほど時間がある。なので少し街中まで散歩。

世界最北端マクドナルド駅から15分ほど歩いたところにあるマクドナルド。地球の歩き方によるとこれが世界最北のマクドナルドらしい。折角なので中に入ってナゲットとコーラ。晩飯は食堂車で食べたいので、ここは軽めで。


マックで一休みしてから再び駅に戻り、ケミヤルビから来るサンタクロースエクスプレスを待つ。

サンタクロースエクスプレス@Rovaniemi1ホームの端っこにはカーキャリアが止まっている。ここでサンタクロースエクスプレスに連結されるはずだ。




時間を少し過ぎた頃ケミヤルビからのサンタクロースエキスプレスが到着。最初はホームの向こうの側線に停まり、その後ヘルシンキ方の引き揚げ線に引き揚げられ、そして機関車に押されて1番線に入ってきた。後ろをカーキャリアに繋いだところで停止。

サンタクロースエクスプレス@Rovaniemi2昨年5月以来約1年4ヶ月半ぶりのサンタクロースエクスプレス。昨年はExpress扱いだったけど、今は列車種別がインターシティになっていた。



サンタクロースエクスプレス@Rovaniemi3そしてインターシティになったことにともなってか、食堂車はDuettoPlusにアップグレードされていた。これは夕食が楽しみだ。



サンタクロースエクスプレス@Rovaniemi4そしてこれが今日乗る二階建ての寝台客車。相変わらずでかい。スペックを見ると、E4系やTGV Duplexよりも車高が高い。




サンタクロースエクスプレス@Rovaniemi5サンタクロースエクスプレス発車前のロヴァニエミ駅。ヨーロッパらしいいい雰囲気だ。




サンタクロースエクスプレス車内ホームでの撮影を終えて、とりあえず車内へ。寝台車両は最新の二階建て車両で、乗ったのはシャワー付の二階の個室。新しい車両なので清潔だし、何より遮音性が高くて個室内は非常に静かだ。窓が小さいのと梯子の位置がイマイチだけど...

ロヴァニエミ発車後すぐに車掌が検札に回ってきた。フィンランド国鉄(VR)の車掌はフレンドリーだ。

サンタクロースエクスプレス食堂車車内検札が終わったところで早速食堂車へ。これがサンタクロースエクスプレスの新しい食堂車。二階建ての食堂車DuettoPlusの一階がレストランDuettoになっている。


夕食というわけで食堂車DuettoPlusで晩酌。スパークリングワインと、フランクフルト+ポテト。列車内で暖かい飯が食べられて酒が飲めるのはいいね。



食事を終えて自室に戻るころにはお酒が回って眠かったのでそのまま就寝。さて、明朝にはヘルシンキだ。

2015年09月24日

4日目〜Allegro

サンタクロースエクスプレス車窓午前7時頃起床。まだ外は薄暗く、窓が曇っている。ヘルシンキまではあと2時間ほど。




とりあえず着替えて身支度をして、食堂車に朝食に行く。朝食セットは、サンドイッチ系+(ジュースorヨーグルト)+コーヒー。野菜サンドとオレンジジュース、コーヒーで朝食。写真は撮り忘れた。

PasilaのCar Carrier Stationで後ろに連結していたカーキャリアを切り離す。そしてPasilaに停車後、ほぼ定刻通りに終着駅ヘルシンキ中央駅に到着する。

サンタクロースエクスプレス@ヘルシンキヘルシンキ中央駅に到着した、長い編成のサンタクロースエクスプレス。





一旦駅前のホテルに荷物を預けて駅に戻る。今日の旅はここからだ。

Allegro@ヘルシンキしばらく駅で待っていると、ロシアのサンクトペテルブルクからやってきたAllegro(アレグロ)が到着。これが折り返し、サンクトペテルブルク行きのアレグロとなる。今日はこれに乗ってサンクトペテルブルクまで往復してくる。アレグロはペンドリーノ機材での運行だ。

Allegro@ヘルシンキ2乗るのは最後尾の1号車。この列車の一等車だ。





Allegro食堂車列車は7両編成で、3号車には食堂車がある。車内には8〜14号車の表記もあったので、2編成併結での運用もあるのかもしれない。



Allegro車内そしてこちらが一等車の車内。横3列のオーソドックスなオープンサロン構成だ。





Allegro車内2他のフィンランド国鉄(VR)の列車同様、一等車にはコーヒー、紅茶、水のサービスがあり、セルフサービスコーナーから自分で取れるようになっている。左下のレモンのケースの中は、紅茶用に薄切りにされたレモンが入っている。

列車はほぼ定刻通りにヘルシンキ中央駅を発車。発車後すぐに車掌が来て、Tikkurila発車後にチケットとパスポートの確認来ると案内。そして予告通り、Tikkurila発車後にチケットとパスポート、ビザを確認していく。

ビザについて書いておくと、当初ネットではヘルシンキからの日帰りだと通過ビザでいけるという情報を見たが、総領事館に通過ビザの申請書を持って行ったら、同じ国に戻るのは駄目、第三国に出国する必要があると蹴られた。人によって対応が違うのかもしれないが、仕方ないので観光ビザを取得し直した。

ビザを見て車掌からはOKをもらい、ロシアの入国カードをもらう。駄目だったら途中で降ろされるのだろうか?

Allegro軽食サービスさらにしばらくするとワゴンが回ってきて、一等車向けの軽食サービスが配られる。パン2種類から1個、サラダ2種類から1個、飲み物を1杯、チーズ1個、ヨーグルトorゼリーをもらえるようだ。


Kouvolaを出てしばらくすると、フィンランド側の出国審査官がパスポートコントロールに回ってきた。出国時は特に何もなかったけど、入国時のスタンプを見つけられずに困っていた。パスポートの後ろから押していくのはヴァンター空港だけのローカルルールなのか?

ちなみにヘルシンキを出てから出国までの間、何度か両替業が回ってきた。

VainikkalaJoensuuへ向かう路線と分岐して単線区間に入り、しばらく走るとフィンランド側の国境駅Vainikkalaに到着。ここを越えるといよいよロシアだ。



Vainikkalaを出ると程なくフィンランド/ロシア国境を通過、ついにロシアに入国した。2005年2月以来約10年7ヶ月ぶりのロシアだ。さらにしばらく走ると、ロシア側の国境駅Vyborgに到着。ここでロシア側の入国審査官と税関職員が乗り込んでくる。ここからが本番だ。

まず税関職員が回ってきて、荷物の数を聞いて1個だと答えると、中身を改められた。その後しばらくしてから入国審査官が回ってきた。ムスッとした感じのおばさんで、ハローと言ってもムスッとしたままハローと返されてなんか怖い。渡したパスポートとビザをまじまじと見つめ、顔と写真を見比べられたあとスタンプを押され、入国カードの半分(出国カード)とともに返された。入国カードは全く見ていなかった気がするけど...

とりあえず入国は成功。これで名実ともにロシア入国を果たしたが、1号車にパスポートコントロールが回ってきたのが最後だったので、入国審査が終わると程なくしてサンクトペテルブルクに到着。ヘルシンキよりも暖かい。とりあえず人の流れに付いていって駅の外に出る。

サンクトペテルブルク・フィンランド駅アレグロが到着したのは、サンクトペテルブルクのフィンランド駅。フィンランド方面に向かう列車が発着する駅だ。




サンクトペテルブルクフィンランド駅の駅前。噴水もあっておしゃれだ。





駅前をぶらぶらしたけど特にやることもないので、再び駅に戻る。

サンクトペテルブルク・フィンランド駅2駅構内の発車案内板を見ると、ヘルシンキ行きアレグロ号の表示があった。自動改札になっていたので有人改札を通ろうとすると、「こっちじゃない、あっちだ」という雰囲気のボディランゲージ+ロシア語で教えてくれた。

どうもこちらは国内線乗り場で、国際列車は別の入り口から入る必要があるようだ。外から駅正面に向かって左手側面の奥にある入り口が国際列車専用の入り口のようだ。そこに行くと金属探知機に荷物を通され、改札でチケットとパスポートのチェックを受ける。中には免税店が1店だけあったけど、大した物は売っていなかった...

Allegro@サンクトペテルブルクやることもないのでホームに出ると、すでに列車に乗り込めるようになっていた。奥にはロシア鉄道の電車がいた。




Allegro@サンクトペテルブルク2ロシア側はホームの高さが高いので、出入口階段横にあったステップが倒されてフラットになっている。




乗車してしばらくすると発車し、車掌が回ってくる。往路と同じ車掌で、「お前もう帰るのか?」みたいに言われたw

さらにしばらくすると、ロシア側の税関と出国審査官が回ってきた。今度は往路に比べたらまだフレンドリーな雰囲気もあったけど、何かロシア語で聞いてきたw
英語で分からんと言うと、もういいやみたいな感じでスタンプを押して行ってしまった。日帰りだから何か言いたいことがあったのかもしれないが、適当だな...

その後再び軽食サービスが回ってきたけど、夕食は食堂車で食べたいのでジュースとヨーグルトだけもらった。

Allegro車窓意外にもロシア国内でも200km/h走行をしていた。軌道ががたがたなので結構揺れるけど。車窓は駅周辺以外は自然溢れる景色で、フィンランドとあまり変わらない。


そしてやがてロシアの国境駅に着き、審査官らを降ろして発車。再び国境を越えてフィンランドに入る。さらばロシア。

Allegro@Vainikkala国境を越えると間もなくVainikkalaに到着。ここでヘルシンキ発サンクトペテルブルク行きのアレグロと交換。




Vainikkalaを出ると、しばらくしてフィンランド側の入国審査官がやってきた。日帰りという所に不信感を抱かれたのか、やたら色々と聞かれた。まあマニア以外こんな行動は取らないだろうな。

入国審査が終わったところでお腹が空いたので、食堂車に行く。

Allegro車内こちらがアレグロの食堂車。発車前に撮ったのでシャッターが閉まっているが、奥にあるカウンタで料理を注文して支払いをすると、できあがった料理を席までもってきてくれる。飲み物は支払時にそのまま受け取れる。

夕食夕食はこちら。チキンカツ?とマッシュポテト、サラダ。味付けもよく、なかなか美味かった。多分レンジでチンしただけだと思うけど、列車の中で温かい料理を食べられるのはいいことだ。


食後は自席に戻り、最後の車窓を楽しむ。結局最高速度の220km/hで走行できるのはLahti〜Kerava間だけのようだ。ただそれ以外も、ロシア国内を含めて大体の区間で200km/h出せるみたいだけど。

Keravaの手前でTampere(タンペレ)方面からの路線と合流すると複々線区間に入る。そしてTikkurila、Pasilaと停車し、終点ヘルシンキ中央駅。

Allegro@ヘルシンキ3中央駅手前で信号抑止をくらい、若干遅れてヘルシンキに到着。アレグロ乗車が今回の旅最大のハイライトだったと思うけど、これでサンクトペテルブルク日帰りの旅が終わった。


あとは明日と明後日の半日、ヘルシンキをベースに乗り鉄をして帰るだけだ。残り1日半も楽しもう。

2015年09月25日

5日目〜Savonlinnaへ

今日はホテルでゆっくりと朝食をとってから出発。今日は日帰りで未乗区間を乗りつぶしてくる。

IC3@ヘルシンキまずはヨエンスー行きインターシティに乗車。機関車で二階建て客車を牽引する列車だ。実は昨年も同じ列車に乗ったけど、当時と違うところがある。



IC3@ヘルシンキ2それはここ。全車2階建てになるとともに、最後尾が制御客車になっていた。つまりプッシュプル運転が可能ということだ。さらに2階建て車両で統一されたことで、最高速度が200km/hになる。


IC3@ヘルシンキ3乗るのはこちらのEkstra class(英語でExtra class)。一等車に相当するEkstra classは、この車両の2階に位置する。



IC3車内Ekstra classは二等車と同じ横4列席だけど、椅子が布張りから革張りになっているほか、セルフサービスでのコーヒー、紅茶、水がある。トイレも2階席にあるのでEkstra class専用となり、二等車(Eco class)の客と干渉することはない。

IC Ekstra classセルフサービスセルフサービスコーナーがこちら。コーヒー、紅茶、水が取り放題だけど、昨年まであったクッキーのサービスが無くなっているのが残念。



ちなみに今回列車を見ていたら、Turku系統のIC2以外のインターシティにも制御客車がついてプッシュプル運転をしていたり、Turku系統にも食堂車DuettoPlusが連結されている列車がいたり、Turku系統にもペンドリーノが入っていたりと、前回から色々と運用が変わっているようだ。車両の更新は確実に進んでいるようでいいことだ。

IC3車窓北欧に来てからずっと雨続きだったけど、今日は天気がいい。やはりこの列車は200km/h出しているようだけど、160km/h対応の客車を連結していた昨年からこの列車のダイヤが変わっていないのはどういうことなのだろう?謎だ。

昼食Lappeenrantaを過ぎたところでお腹が空いてきたので、食堂車DuettoPlusに行ってランチ。今日はサーモンにしてみた。サーモンが柔らかくて美味しい。



RE@Parikkala昼食後自席でコーヒーを飲みながらしばらく景色を眺めていたら、Parikkalaに到着。ここでRegional trainのSavonlinna行きに乗り換え。ローカル線らしく、両運転台タイプの気動車2両編成だ。

RE車内車内は普通のボックスシートが並ぶ。新しい車両で車内も綺麗だ。





RE@SavonlinnaParikkalaから1時間弱で終点のSavonlinna。綺麗な街だ。駅は単線ホームがあるだけの小さな駅だけど。




RE@Savonlinna2反対側から駅を眺めて。単線ホームだけど、線路は駅の先(この写真の右手方向)にはまだ線路が続いていて信号機もあったので、貨物用にまだ使われているのかな?


1時間ほど時間があったので駅の周辺をぶらぶらして川を渡ってみたりして時間を潰す。1時間近く経ったところで車内に戻り、時間が来て折り返しのParikkala行き列車が発車する。

IC10@ParikkalaParikkalaまで1時間かけて戻り少しすると、ヘルシンキ行きインターシティが到着。往路で乗った列車がヨエンスーで折り返してきた列車だ。Ekstraクラスなので車両も同じ。


夕食Parikkaraからヘルシンキまで3時間ちょっとなので、夕食も食堂車DuettoPlus。今回はBBQチキンとパルメザンチーズ、それにパンを添えた。さらにフィンランドでの最後の晩餐になるので、アップルサイダー(リンゴ酒の方)も飲む。うめぇ。

IC10車窓お酒も入っていい気分になって自席に戻り、セルフサービスコーナーのグリーンティを飲みながら車窓を眺める。やがて日も暮れてきて、水平線上には月が見えてきた。まだ少し欠けているが、満月は近そうだ。


IC10@ヘルシンキそうこうしているとタンペレ方面からの線路と合流してヘルシンキ近郊区間に入り、ほぼ定刻通り終点ヘルシンキ中央駅に到着。向こう側に停まっているのは、昨日乗ったアレグロ。折り返しサンクトペテルブルク行きとなっている。

今日の旅は終わり。明日はあと少しだけ乗りつぶしをしてから日本に向けて出発する。今回の旅もいよいよラストスパートだ。

2015年09月26日

6日目〜帰路

ついに日本に向けて旅立つ日がやってきた。しかしその前にできるだけ乗り鉄をするため、6時前に起きて6時半にチェックアウトしてホテルを出る。しかし壊れたスーツケースを持ち歩くのは邪魔くさいので、昼までホテルで預かってもらう。

ヘルシンキ中央駅夜明け前のヘルシンキ中央駅。外はまだ薄暗い。





ヘルシンキ中央駅2ホームの先まで行くと、外は霧がかかっている。日が暮れると急激に気温が下がるからなあ。




IC1@ヘルシンキそして霧に包まれたホームをうろうろしていると、向こうから二階建てのインターシティがやってきた。これが今日乗るヨエンスー行きの始発列車IC1だ。



IC1@ヘルシンキ2インターシティの機関車。編成自体は昨日乗ったインターシティと全く同じだ。電気機関車によるプッシュプル運転で、二階建て客車5両を連結(うち1両は制御客車)。



今日も二階席の一等車Ekstra classに乗車。とりあえずコーヒーをいただく。今日もTikkurilaを出てから車掌が車内検札にやってきた。今日は朝が早くホテルで朝食を食べることができなかったので、検札終了後に早々と食堂車DuettoPlusへ向かう。

朝食いつもの朝食セットは冷たいパンとコーヒー、ジュースなので、暖かいものが食べたいと思いハムオムレツを注文。パンを付けて飲み物はマンゴージュース。オムレツも美味いし、マンゴージュースも濃厚で美味しい。

IC1車窓朝食を終え自席に戻ると、ようやく日が昇ってきた。フィンランドの夜明けをインターシティの二階席から眺めながら、サービスのコーヒーを飲む。



そうやっていると、ヘルシンキから1時間20分ほどでKouvolaに到着。今日はここで下車。KouvolaからはKotkan Satama行きのローカル列車に乗る。

Kotka線電車@Kouvola車両はヘルシンキ中央駅にも乗り入れている、古い通勤車両2両編成だ。1日数本のローカル線だけど、電化されている。




Kotka線電車車内車内は2+3列のボックスシートが並ぶ。通勤電車でもロングシートではないのがいいところ。




貨物列車とすれ違うこともなく、なぜか電化されているローカル線を走ること約45分、終点のKotkan Satamaに到着。

Kotka線電車@Kotokan SatamaKotkan Satamaはsatamaの名の通り港っぽいが、あまり人がいる様子もないし貨物港だろうか?そして駅の表示はなぜかKotka satamaになっている。時刻表とかだとKotkan satamaなのに...


折り返しまで時間があったので駅の周りを少しぶらぶらしたけど、特に何もない。そうこうしているうちに時間が来てそのままKouvolaまで折り返し。

IC74@KouvolaKouvolaからは、Kuopio方面からやってきたヘルシンキ行きのインターシティに乗り換え。この列車は全車二階建てだけど、制御客車が付いていないため、進行方向が変わるKouvolaで電気機関車を付け替える。制御客車の普及がすすめば、こうした光景も見られなくなるかもしれない。

今度のインターシティももちろん一等車Ekstra class。もう昼時なので、発車するなり食堂車DuettoPlusへ。料理を待っている間に車掌が来て検札。

昼食今日の昼食はこちら。ハンバーガー、ポテトと、朝飲んで美味しかったマンゴージュース。結構ボリュームがあった。




食後は自席に戻り、コーヒーを飲みながらフィンランドでの最後の乗り鉄の旅を楽しむ。

IC74車窓Tampere方面から来る線路と合流し、ヘルシンキ近郊の複々線区間に入る。あとはTikkurila、Pasilaと停まれば、次はヘルシンキ中央駅だ。



そして列車はほぼ定刻通り、終点のヘルシンキ中央駅に到着する。すぐに駅前のホテルへ行って荷物を引き取ると、空港へ移動するためにまた駅に戻る。空港までは7月に開業したRing Rail Lineの通勤電車でいいが、折角レールパスもあるのでKokkola行きのインターシティに乗車。

IC249@ヘルシンキというわけで、もう1列車。このインターシティは160km/h対応の1階建て客車が連結されており、制御客車もない往年のインターシティだ。Extra classは新しい2階建て車両だし食堂車はDuettoPlusだけど。


今度は2駅目のTikkurilaで下車。Ring Rail Line(RRL)に乗り換える。

Tikkurila駅Ring Rail Lineの開業とともに、Tikkurila駅も新しくなっていた。駅前も再開発中のようだ。




Sm5@TikkurilaそしてRRLの通勤電車Sm5に乗車。RRLはヘルシンキから出てヘルシンキに帰ってくるが、ヘルシンキ⇒Tikkurila⇒空港⇒Vantaankoski⇒ヘルシンキ方面がI系統、逆向きがP系統と、運転方向で系統を分けているようだ。

RRLの電車は、駅の発車案内にも列車の方向幕にも飛行機マークがあるので空港に行くことがよく分かる。Ring Rail Lineの新規開業区間はTikkurila〜Vantaankoski間なので、一旦I系統でVantaankoskiまで乗り通し、その後P系統で空港駅まで戻った。

Sm5@Helsinki Airportというわけで、改めてヘルシンキ空港。空港駅は新しい地下駅だ。





空港の駅側入り口がまだ完成していないとのことで、ターミナルまでは無料シャトルバスで移動。5〜10分間角で運行されているので、駅前に出るとすぐに乗れる。

第2ターミナルまで移動し、今日乗るAY便のチェックインを済ませ、優先レーンを通って保安検査を通過。嫁に頼まれたお土産を買って、自動化ゲートを通り出国。そして昨年新しくできたフィンエアーのプレミアムラウンジでゆっくり食事をしながらネットサーフィン。時間が来て飛行機に搭乗する。今日は満席のようだが、ワンワールドのサファイア会員なら無料でエコノミーコンフォート席が使えるので、多少はマシか。

なにはともあれ、これで北欧とはお別れ。5年ぶりにまじめに乗り鉄をしたスウェーデンに、1年4ヶ月ぶりのフィンランド、そして10年ぶりにロシアを訪れた。ロシアは怖かったけど、フィンランドはやはりいい国だった。アレグロに乗ったことでフィンランド国鉄完乗も視野に入ってきたし、また近いうちに訪れたい。

2015年09月27日

7日目(最終日)〜帰国

毎回言っているように、家に帰るまでが海外旅行。なのでまだ続く。

フィンエアーのエコノミーコンフォートは多少楽だったけど、満席だとやはり疲れる。関空にはほぼ定刻通り到着。入国して荷物を受け取りどうしようかと考えて、やっぱり折角なので久々に列車で帰ることにした。

ラピート@関西空港というわけでまずはラピートに乗車。かっこいい車両だけど、Wi-Fiもコンセントもなく、やっぱり国際的に見れば空港アクセス列車として時代遅れになりつつあるように思う。


難波からは阪神に乗り換え。

しまかぜ@難波ホームで快速急行を待っていたら、しまかぜがやってきた。しまかぜを見るのは初めてだ。そのうち乗ってみたい。




難波からは阪神と山電を乗り継いで帰還。これで本当に今回の北欧旅行が終わった。

今回は短い旅で、現地5日間で4ヶ国訪問し、列車での移動距離は計5256.2kmとなり、1日当たり1000kmでまずまずの密度であったと言える。内容的にも、5年ぶりにスウェーデンで本格的な乗り鉄をし、SJ3000や夜行列車に乗車、さらにAllegroに乗車して10年ぶりのロシアを訪れ、またフィンランド国内の乗りつぶしも進めることができた。フィンランドについては近いうちに再度訪問し、そろそろフィンランド国鉄(VR)完乗を果たしたいと思うし、今回10年ぶりにロシアを訪れたのは、最近のロシアの雰囲気を探るためであり、タルゴ型車両に置き換えられる前にモスクワ発西欧行きの列車に乗りに行ってみたいと思う。

なにはともあれ、今回の旅の感動を忘れず、今後とも財政安定のもとで旅行の最大化に努めたい。