殺処分ゼロ

ここ数年よく耳にする言葉です。

でも これって??

殺処分ゼロと唱えている方達。
本当に実践している方達。
すごい事だと思います。

だけどね ちょっと根本がずれていませんか?

殺処分って 保健所に居る子達の処分をさせないと言う事ですよね?
保健所って 元々は犬達の為に出来た施設ではないのではないでしょうか?
昔から・・・
私が小さい子供の頃から保健所では犬の引き取りがあり 処分をしてきました。
元来処分は狂犬病予報の観点からだったかと思います。
公衆衛生を守る事が保健所の仕事であり その為に狂犬病の拡散を防ぐ目的での捕獲と殺処分が行われていたのではないでしょうか。
だけど 今では 保健所に犬達のシェルターである事を望み そして保護された犬達は一般譲渡になったり 団体に移動したりです。
この流れ自体が間違えているとは思いません。
事実 ドッグレスキューも最終処分場である埼玉県動物指導センターからの犬の引き取りをメインで行っています。


狂犬病が表面的にはなくなっている日本に於いて 狂犬病の蔓延を防ぐ目的での捕獲や殺処分の必要はないでしょう。
東京23区では野良犬と呼ばれる子達すら存在していません。
地方に行けば 野犬と呼ばれる子達が居ます。
だけど その子達だって狂犬病の可能性は限りなくゼロに近いのだと思っています。
なので 元々の狂犬病予防と言う公衆衛生の観点からは 今の殺処分は意味が違ってきているのではないでしょうか。
以前も記載しましたが 先天的に噛み付く子に関しては しつけで治す事は出来ません。
病気で噛む子も然りです。
が 病気の場合投薬で緩和する事は可能だと思います。
でも 保健所はその治療機関でもありません。

確かに殺処分がゼロになば 何よりです。
が その背景には保健所に入る子がゼロになる必要があるのではないでしょうか・

その為に私達はなにが出来るのか?
まずは自分の家の子と最期の時まで大切に共に過ごす事です。
そして安易に産ませる事をしない。
ペットショップで犬を買わない。
そうすれば ペットショップに陳列する為に産ませている繁殖屋も破たんが増えてくるでしょう。
その中間にある流通を行い業者もなくなるでしょう。
それにより 劣悪な環境の繁殖屋も減ります。
そうすれば 保健所に持ち込まる子達も減りますよね。

何かの時 保健所のあり方に文句を言うのではなく そこに犬達が存在している事自体がおかしいと思ってみなくてはいません。

殺処分ゼロを目指す方達も きっとこの点はご理解のはずです。
が 「殺処分ゼロ」と言う言葉にだけ反応して騒いでいる方達も少なくはないのです。

どうか 根本の原因を見つめてみて下さい。

まずは そこから始まるのではないでしょうか?

愛護活動なんて終わりも見えず ただただ犬達を引き取り 本当のご家族へのご縁を結ぶ事だけです。
そんな繁殖屋やおバカ飼い主の尻拭いばかりではなく 本来あるべき根本の原因に沢山の方が目を向けて下さればといます。

だって 現行の流通だっておかしいでしょ。
そこに寄生する人達もおかしいでしょ。

犬に流行がある事自体 日本人として恥ずかしいでしょう。

保健所って何?
殺処分って何故?

そんな根本に一度目を向けてみて下さい。
そうすれば きっと 今はやりの「殺処分ゼロ」と言う言葉の本当の意味が見えてくると思いますよ。

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