今回は、藍窯の本焼き窯の紹介です。
DSC08512
ガスを燃料に、深夜の焚き始めから、夕方の焚き上がりまで、大体14時間くらい燃焼させます。
最高で1220〜1240℃くらいまで、炉内の温度が上がります。2m^3(リューベー)という容量です。

通常、藍窯では還元焼成という焼き方をして、製品を焼き上げています。

”シャトル”と呼ばれる、台車を窯から出して、その上に棚板やツクを使って、釉がけした素地をのせていきます。
DSC08533
こちらが棚板とツクです。高温でも変形したり溶けない材料でできています。
DSC08535
窯の内壁は耐火のイソライトというレンガが貼り付けられていて、シャトルを納めて扉を閉めた状態で、この中を火がめぐって、器が焼き上がります。写真に写っている穴は空気穴で、還元の調整や、炉内の火の様子を確認するのに使います。
DSC08536
こちらはガスバーナーです。両脇についています。
DSC08504

釉薬をかけた素地を弘幹さんが詰めていきます。
DSC08509
窯を詰め切ったら、シャトルを窯の中に納めます。
DSC08513
釉薬が溶けていない状態です。
DSC08515

これが焼成して、翌日開けると、釉薬が溶けて、陶磁器として使える状態になります。
窯出しをして、出荷前に器を検品して、良品・不良品を検査した上で出荷していきます。
DSC08524

DSC08526





 

土日の暖かい陽気から、少し気温が下がった月曜日でした。


それでも通り道や電車から見える河原沿いに植えられた木には花が咲いているものが見えたり、藍窯の周りの畑にもウグイスが来て鳴いている声が聞こえてきます。


2月、3月の季節でウグイスと梅はセットになるそうです。残念ながら藍窯のシリーズにウグイスの柄の器はないのですが、今どき、ウグイスと梅の花を器に描いた器などは流行らないでしょうか。

それでも、先日の3月3日の雛祭りで「お雛様を飾っている」お宅なども多かったようですし、季節感を感じるものの存在は大切だと思います。


伊藤 径

DSC08542
藍窯では来客時や15時の休憩どきにお茶を頂いています。

菰野町やいなべ市ではお茶栽培が盛んで、いなべ市にあるスーパー・オークワさんでも緑茶やほうじ茶のコーナーが充実していたりして、好みで選ぶことができます。

ペットボトルの気軽さもありますが、茶葉からお茶を入れることの利点はやっぱり濃さや熱さを調整できることだと思います。体調やその時の気分に合わせて。
また食事の内容だったり、状況に合わせておいしいお茶を入れられる気がします。
これは三重県へ来て特に感じるようになったことです。

DSC08545


DSC08546

日が長くなってきましたが、まだまだ日中、足元が冷えますね。あったかいお茶を頂くとホッとします。

だいぶ前に鋳物工場が盛んな埼玉県川口市にある工場を訪ねたときに、「パートさんの時間や手間をかけさせるのが申し訳なくて、自動でコーヒーを出せる機械を入れた」というお話しを聞いたことがありました。
手軽さと、好みで調整できる部分と、どちらも捨てがたいな、と改めて思います。

伊藤 径

↑このページのトップヘ