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個人的に、たまたま菰野町で知り合った友人に、昨年3月にお子さんが産まれ、離乳食が始まるので、お母さんから「子どもが使う器を作ってもらえたら」と連絡を頂きました。

自分なりに考えてみて、スプーンを使って食べやすいように少し深めで、手を添えたときに小指が入りやすいように高台から腰の部分に少し空間を取ってみて。。。という形を作りました。

形はそんなところで、絵付けをどうしようかと少し悩んだのですが、大体で、うるさくならない程度に、何かしてあるくらいがいいのかなと思って、藍窯で以前、プロパーさんの注文で作ったらしい、脚が高めの小鉢を参考にしました。
映画「かもめ食堂」でフィンランドで小林聡美さん、もたいまさこさんが食堂をしているときに使うようなシンプルな器です。

写真、奥にある方が、藍窯で以前つくったもの、手前が今回試作したものです。
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昨日、友人宅にお届けして感じたのは、まだ1歳になるかならないかの子が使うには大きかったかなということでした。友人夫妻がちょうど夕ご飯を男の子に食べさせてあげていらしたのですが、使っておられたのは、お猪口と ぐい吞みの中間くらいのサイズの小鉢で、おかゆと白身魚を食べやすいように口に含ませてあげていて、「ああ、子どもがその年齢で食べられる量や、食事の時間によっても、若干変わってくるなぁ」と思いました。

今回、試作したものが、ご希望に沿わなかったとしても、使って頂いて、またご意見いただけると参考になります。

また、食事の器もあるけれど、子育てしている中で、家の周囲の環境で公園飲食店に入っても、お子さんが眠くなってぐずってしまって、周りのことが気になってお母さんもなかなかゆっくりできないことがあるなど、お聞きしました。

伊藤 径


頂いたシシ肉、焼くだけでもおいしく食べれたのですが、ロースハム作りにチャレンジしてみました。

現在、書店で販売中の栗原はるみさんの季刊誌「haru_mi vol.42 冬号」に、ロースハムの作り方が掲載されています。そちらを参考にしました。
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塩、砂糖、水で作ったマリネ液に、粒コショウや月桂樹の葉を加えて、シシ肉をマリネ液に漬けて一日半くらい冷蔵庫で寝かせます。
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マリネ液から出したお肉を流水できれいにして、たくさんの水に沈めて加熱します。85度から90度の温度でキープして、ゆっくり火を通します。竹串がスッと入るくらいになったら、お湯から上げて、事前に準備していた氷を使ってお肉を急冷します。
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3〜4日は冷蔵庫でおいしく保てるそうです。

シシ肉でチャレンジしたせいか、加熱が適当だったからか、ロースハムというよりチャーシューのような感じのものが出来上がりました。

チャーハンやラーメンに、お茶漬けなどにも使えそうです。
何となく佃煮を連想しました。
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ネギと白菜とお肉を細かく切って軽く火を通してご飯にのせてみました。
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菰野町から伊吹山や阿下喜(あげき)方向へ北上すると、シシ肉を味噌ベースのお汁で炊いた「ボタン鍋」などを出してくれるお店があるそうです。

伊藤 径

藍窯で「シシ肉を貰った」と社長が大きなまな板で切りました。
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窯元の社長と弘幹さんは喜んで食べる様子なのですが、おかみさんの義子さんは「ちょっと…」な様子でした。

「食べたら明日から車じゃなくて、走って来れるぞ、食え」ということで、私も頂きました。
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土瓶の仕上げに来てくださっている筒井さんは「私はいらん。シシ肉なんか食わんわ」。
小さい頃に、臭くて食べれなかったのに、両親から「食べなさい」と言われて泣きながら食べたそうです。
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社長「今は永井までシシが来とるそうだぞ」
永井は、南北に走るミルクロードを挟んで、藍窯がある竹成と反対側の地域です。

筒井さん「今は(菰野町の)山の方に高速道路ができてきてるからアカンね。イノシシの居場所がなくなってきて、こっちまで下りてくれば、美味しそうなものもたくさんあるし」

イノシシ…。
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中村さんは、ご自宅でご家族と「鍋にするかな」。

中村さん「燻製とかもいいよね」。

シシ肉を食べて、明日スキップしながら出勤するか、朝、工場へ電話かけて「すみません、お腹が痛くて、今日は出社できません」となるか。

この前、ラジオで聞いたのですが「フグを食べると精がつく、といったようなことの話の類は、割とそのものの見た目とかで”こりゃあ食べたら精がつきそうだぞ”という思い込みから来ることも多い」のだそうです。

病は気からとも言いますし、人間、大切なことも見逃しがちになることはあれど、思い込みも大切なのかもしれません。

伊藤 径

弘幹さんから、藍窯の器を使った盛付けのお写真を頂きました。

飯碗はネコヤナギの文様です。左奥にあるのは角皿、ルリ色で一部抜いたところに青海波という波の模様が手描きされています。
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寒い日には、温かいご飯を食べたくなります。
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青海波を描いた角皿ですが、洋風のお料理を盛り付けても良い感じですよね。
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こちらも洋風のお料理を、藍窯の白磁彫りの器に。卵とトマトソースの色が映えています。
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最近、藍窯で、中村さんがお伊勢さんのお店向けに作っているタタラの楕円皿。弘幹さん曰く、「盛ってみると以外と使える」のだそうです。染付の絵付けがされています。

おいしそう、お肉や緑黄色野菜、タマネギも入っているのでしょうか、バランスの取れた昼食のようです。
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箸置きは椿の絵が描かれています。

こちらは夜の晩酌に。おいしそう(. .  )
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マグロ丼に使っている丼には椿柄が描かれています。シンプルな丼の形は、ご飯をおいしく食べていただけると思います。丼物を食べるとき、お味噌汁を一緒に頂くと良いのだそうですね。
外食するときも、「〇〇丼にお味噌汁(それにサラダ)も!」と注文してバランスを取ると、風邪をひきにくくなる気がします。
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(   '  ' )貝が入ったお味噌汁...

こちらの浅鉢のようなお皿も、藍窯で試作したものだと思います。染付の器と合わせて使うと食卓に変化を生んでくれると思います。アメ色といわれる深い茶色は、冬の寒い時期に合う気がします。
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普段使っている器は決まってしまいがちですが、「ちょっと今日は気分を変えて」と違う器を使ってみるのもオススメです。

以前ご家族がいらっしゃる人からお聞きしたお話なのですが、「誰かが食べてくれることを思いながら献立を考えたり毎日お料理をしていると上手になる」のだそうです。
毎日お料理をされるお母さんは大変だなとも思いますが、たしかに誰かのことを思って作られたお料理は美味しいだろうなと思いました。


伊藤 径


先日、藍窯の義子さんから里芋を頂きました。
「炊くとき、お醤油だけじゃなくてお味噌も入れると噴きこぼれしにくいよ、」と教えていただきました。

でも帰ってから食前までに十分な時間がなかったので 、結局レンジで里芋だけ先にチンして加熱してから、他の食材と一緒に炒めました。

義子さんは八風陶園という大きな製陶所があったときに、寮に住んでいた職人さんたちにもご飯を作っていたそうです。

「奥さんは面倒見がいいよ」と工場で何度となくお聞きしました。

家庭それぞれに”その家の味”がありますよね。

料理本やテレビの料理番組、クックパッドなどなど、調理法を知る手段はたくさんありますが。

親から、また職場の先輩から、口頭で聞いた味付けをうろ覚えして、やってみて体験した味が、何年か後に少しは自分の味覚として身に付いていたら嬉しいです。

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里芋を炒めたのを盛った器は、おかゆ丼です。飯茶碗を縦に延ばして、単純に深くしたような形ですが、シンプルに、汁気があっても安心な形になっています。

伊藤 径
 

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