飲食店

2008年11月09日

小さな飲食店「繁盛」の法則―「小が大に勝つ」ための 学ぶことをしない小さな飲食店は、消滅する時代である3


私は、あまり外食はしない方である。なぜなら、家で食べた方が落ち着くし、安上がりだからである。また、夜8時を過ぎた頃に、何か作って食べることが面倒なときは、深夜まで開いている近所のスーパーで、半額にセールしている食材を買って、家で会話をしながら食べる方が、良い感じがする。

そもそも、飲食店の良さは、おいしい料理をおなかいっぱい食べられることである。

健康志向ブームで、密かに健康を意識したメニューが増えてきている感じもする。例えば、私の大好きなファミリーレストランの「バーミヤン」では、黒酢を使った料理が出てきている。

最近では、健康志向を強くアピールしたメニューが姿を消していることに驚く。確かに、飲食店の良さが「おいしい料理をおなかいっぱいに食べる」ことにあるとするならば、健康志向とは遠くかけ離れているためである。

本書では、まず初めに、市場予測から行われている。市場予測で一般的な手法である、人口統計からの予測で、この後に、地域性を重視した予測方法を、手頃であり実践的で分かりやすい例でもって説明されていることが、評価できる。

なぜ評価できるかと言うと、飲食を新しく始める人の中には、飲食業で下積みを行ってきた人、料理が得意な人が多いと思うが、そういった人は、「自分の料理がおいしいので、料理店が流行してくれたら良い」という程度の、安易な考えで始める人が多いためである。また、市場予測をしていたとしても、それは我流であり、プロフェッショナルから見たら、大局的な観点から小事までを考慮されていない場合が多い。

明らかに、おいしい料理を出すだけでは、淘汰される時代が訪れている。

■こういった方にお勧め
1.飲食業を始めたい方、飲食業を営まれる方、飲食業のオーナーさん
2.多店舗展開や店舗改装を考えている方
3.飲食店を建築設計される方
4.飲食経営のコンサルタント

banzaemon at 13:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)