Bar Chocoというのは僕の前のオーナーが付けた名前で正確な意味はよく知らない。名前の響きが好きだったので、経営者が僕に変わるときにそのまま拝借させていただいた。チョコレートにある中毒性の話となにか関係があるのかもしれない。
実際、中毒のように毎日のように通って頂けるお客様がいたり、遠くからでもわざわざご来店頂けるお客様がいらしたり、女性の一人客も多かったと思う。
マクドナルドに一人で入ることの出来ないという女性のお客様が、ここなら一人でも来れる言って毎週のように通って頂き、気がつけば常連になっていた。このお店には何かそういった人たちにとっては一度味わうと抜けだすことのできない麻薬的な魅力があるのだろうか。
僕が最初にお店をやりだしたころは、本当に、嫌だけど、何も知らなかったので、とても多くの人にBar に対する誤解や偏見を与えてしまったと思う。ウイスキーのストレートのご注文の意味が分からずにロックグラスに45ml注いでなんかおかしいなあと思いながらお出ししたり、カクテルなんかも今思えば単に材料を混ぜるだけの色付きの飲み物だったと思う。バーボンとスコッチの違いすらロクに知らない僕をお客様はオーセンテイックバーに連れて行ってくれたり、時にはお叱りをもらったり、いろんなことを教えて頂いたりして、少しずつお店はBarらしくなっていき、僕もバーテンダーという仕事に魅了されていきました。この場所でずっとやっていこうと思ったのは、過去のそのような後ろめたい気持ちがあったのと、だからこそもう一度この街の人たちにBar の魅力を正確にお伝えしていくのがせめてもの償いであるからという理由もありました。結局志半ばで終わってしまいましたが。
生き延びることが目的ではなく、志の為に生きようとするのだから仕方がないのです。一日でも長くお店を続けることは僕にとっての誠実さでした。周りの反対を押し切り僕は自分が正しいと思うことだけをやってきました。この街を、Bar業界を変えようと本気で思いました。毎日、明日はもう生きていないかもしれないと思い、その場その場のお客様に全力を尽くし、これが最後の一杯だと思いカクテルに魂を込めました。
最後、突然の閉店のお知らせという無礼にもかかわらず本当に沢山の方にご来店頂き暖かい励ましのお言葉を頂戴しました。もちろん忙しくて来られなった方や、ずっとブログを読んで応援してくれた方々も、このブラウザ越しに気持ちは十分に伝わっております。我孫子の小さなBarの5年と7ヶ月、今まで本当にありがとうございました。
このブログもこれで最後の投稿になりますが、5年後か、10年後か・・・性懲りもなくまたどこかで僕がお店をやるときはお知らせしようと思うので、その時の為にこのまま残しておこうと思います。
またカウンター越しに皆様とお逢い出来る日を愉しみにしています。
Bar Choco 太田暢一

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実際、中毒のように毎日のように通って頂けるお客様がいたり、遠くからでもわざわざご来店頂けるお客様がいらしたり、女性の一人客も多かったと思う。
マクドナルドに一人で入ることの出来ないという女性のお客様が、ここなら一人でも来れる言って毎週のように通って頂き、気がつけば常連になっていた。このお店には何かそういった人たちにとっては一度味わうと抜けだすことのできない麻薬的な魅力があるのだろうか。
僕が最初にお店をやりだしたころは、本当に、嫌だけど、何も知らなかったので、とても多くの人にBar に対する誤解や偏見を与えてしまったと思う。ウイスキーのストレートのご注文の意味が分からずにロックグラスに45ml注いでなんかおかしいなあと思いながらお出ししたり、カクテルなんかも今思えば単に材料を混ぜるだけの色付きの飲み物だったと思う。バーボンとスコッチの違いすらロクに知らない僕をお客様はオーセンテイックバーに連れて行ってくれたり、時にはお叱りをもらったり、いろんなことを教えて頂いたりして、少しずつお店はBarらしくなっていき、僕もバーテンダーという仕事に魅了されていきました。この場所でずっとやっていこうと思ったのは、過去のそのような後ろめたい気持ちがあったのと、だからこそもう一度この街の人たちにBar の魅力を正確にお伝えしていくのがせめてもの償いであるからという理由もありました。結局志半ばで終わってしまいましたが。
生き延びることが目的ではなく、志の為に生きようとするのだから仕方がないのです。一日でも長くお店を続けることは僕にとっての誠実さでした。周りの反対を押し切り僕は自分が正しいと思うことだけをやってきました。この街を、Bar業界を変えようと本気で思いました。毎日、明日はもう生きていないかもしれないと思い、その場その場のお客様に全力を尽くし、これが最後の一杯だと思いカクテルに魂を込めました。
最後、突然の閉店のお知らせという無礼にもかかわらず本当に沢山の方にご来店頂き暖かい励ましのお言葉を頂戴しました。もちろん忙しくて来られなった方や、ずっとブログを読んで応援してくれた方々も、このブラウザ越しに気持ちは十分に伝わっております。我孫子の小さなBarの5年と7ヶ月、今まで本当にありがとうございました。
このブログもこれで最後の投稿になりますが、5年後か、10年後か・・・性懲りもなくまたどこかで僕がお店をやるときはお知らせしようと思うので、その時の為にこのまま残しておこうと思います。
またカウンター越しに皆様とお逢い出来る日を愉しみにしています。
Bar Choco 太田暢一

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