2017年12月14日

年に一度か二度のご来店。

遅い時間にふらりと入ってきたNさん。
「えっ!いらっしゃいませ。びっくりです。けさたまたま
年賀状の住所録をチェックしていてNさんのことを
思い出してたんですよ。元気なのかどうかって・・」。
DUOの開店の時から通ってくれていたのだけど、
社長職を退いたここ5年ほどは年に一度か二度に減ってしまった。
  きくと奥さんが体調を崩されて、今は料理すべてと、
ほとんどの家事を引き受けているとか。
ちょい悪風の社長も、ほんとうはやさしい家庭人だったんですね。
「酒も家では飲まないんだよ。きょうは久しぶりに名古屋まで
飲みに出たからどうしてるのかと思いだして、ここに寄ったんだ」。
「がんばってるか?ふたりが出会ったのも大切な縁。がんばれよ」。
来ると必ず人生訓を説き、自分をも励ますように私たちと乾杯する。
  そして、たまたま隣にいた常連さんに
「ここを頼むぞ」なんて言い握手して、また夜の街へ消えて行った。


barduo at 11:27|PermalinkComments(0)

2017年12月11日

何年ぶりかの常連忘年会。

お客さんのKさんが20年以上通っていたバーが閉店。
それ以来常連さんたちはちりぢりになってしまい、
顔を合わせることもなくなった。そのバーのマスターは時々
DUOに来ることもあり、Kさんはここらでもう一度
DUOで忘年会をしようかとみんなに連絡をとる。
  当日集まってきたのは12人。懐かしそうに
むかしばなしに花が咲くばかりだけど、飲む量はさすがに
ずいぶん減っている。当時はDUOで宴会をする時は
ウイスキーボトルが次々に空になったのに。歳には勝てないか。
それにしても12人が集まってくるのはすごい。
もしDUOが閉店し、何年後に常連さんたちに声をかけても
12人なんて集まってきてくれるのかなぁ。そんな話をしていたら
あるひとが「ヨットさんに集めてもらえばいいですよ。
ヨットさんが幹事ならきっとみんなやってきますよ」。
そうですね。店がひとをよぶのではなく、愛される
常連さんがひとをよぶのでしょう。Kさんもしかりでした。


barduo at 14:48|PermalinkComments(0)

2017年12月08日

12月だ。DUOに長居してる場合でもない。

さっきから時計をちらちら見ている。
「女房が忘年会で8時半には帰ると言ってるし・・
あと一本、燗つけといて。それで終わりにするよ」。
すでに3本ほど飲んでいる。その隣のお客さん、
「明日は早く出かけるし、もうそろそろお勘定して」。その隣の隣の
お客さん、「風邪気味でイマイチだし、明日は飲み会あるから
今夜はあと一杯だけにして帰るよ」。
  三人三様に・・12月だ。ここで長々と飲んでもいられない、
きょうは奥さんのご機嫌もとらなきゃいけないし、寒くなったし
体調にも気遣わなくてはいけない・・、なんて自分を律してる。
  でも、でも、結局3人とも、大幅に予定時間を過ぎても
DUOにぐだぐだと。飲めば飲むほど楽しくなる気持ち、
わからなくもありません。どうぞ心ゆくまで
あったまっていってください。


barduo at 14:09|PermalinkComments(0)

2017年12月07日

「やっぱりサッポロビールでしょ」。

  「全国サッポロビール好きの百番目くらいかな」。
たまたま東京の営業担当者からきいたからとDUOに来た
お客さん。最初サッポロビール社員かと間違ったほどの愛しぶり。
自分の好きな店がサッポロビールを扱ってないと、
通いつめてたくさん飲んで売上げに貢献し、あげく店主に
頼み込んでビールを替えてしまう話もたくさんあるらしい。
仕事で全国に行くことも多く、あちこちで伝説になっていそう。
 まずは、するすると生ビールを飲み重ねることから始まる。
上級者のつくるおいしいサッポロビールの味を熟知してるので
注ぐ私はドキドキする。でもたいてい満足してくれ、
また名古屋に来たら寄りますねとにこにこしながら次の店にゆく。
次も次もまだまだサッポロビールを飲むのでしょう。
なにかを死ぬほど愛することって幸せなんだろうなぁって、
いつも気づかせてくれるひとですね。



barduo at 14:28|PermalinkComments(0)

2017年12月05日

ふと寄りたい店。

  ごちゃごちゃした日常を、なんとか無事に終えたとき、
ふっとどこかに寄り道をしたくなる。日常ってあまりにも
心がでこぼこと揺れるので、安定した直線にもどしてから眠りたい。
  そんな時ふとDUOを思いつくのか、きてくれる女性たちがいる。
たわいもない話に大笑いしたり、感極まって涙をためることもある。
話し終わると、ああおいしかったとか、おいしい日本酒が
飲めてよかったと穏やかな表情を浮かべて自分をいとおしむ。私は
ひとり飲みをする勇気もないので、そんなしなやかさに憧れてしまう。
  でも一方で、私の深いところにある感性を、一緒に担いあえる
ことができればいいなと思ったりする。ひととひとのつながりとは
結局そういうことなのだと思う。時々そんなふうに思いながら
彼女たちのことを考える。


barduo at 14:26|PermalinkComments(0)