2017年06月19日

臨時休業のお知らせ

明日20日(火)〜24日(土)まで、勝手ながら
臨時休業させていただきます。せっかく予定していただいて
いたお客様には申し訳ございません。来週26日(月)より
通常通り営業させていただきますので、ぜひご来店ください。
心よりお待ちしております。

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2017年06月17日

できることしかできない。

 女ひとりで長くお店を続けているひとに惹かれる。
昭和さながらの軽食と喫茶の店を、お父さんから引き継いで
二代目の女性。「うちにはカウンターはないの。だって
私人見知りでお客さんと話をするのは苦手」。でも、朝7時から
開店する喫茶店には、ひとりで来るお客さんも多いはず。
「そうなの。でもねカウンターから私の作業している手元を
見られるのいやだし、お客さんは遠くにいてもらってサービス
するのが私のやりかたよ」。そういいながらも、店主としての
魅力と存在感をしっかりと醸しだしている。
  仲良くしている7席ほどの居酒屋も、お母さんの代から
女ひとりで続けてきた二代目。一生懸命料理をつくり、自分の
やりかたをつらぬいてきた。私のできることしかできない、と。
嫌いなひとはあえてよばないし、自分の店を気に入ってくれる
お客さんにはとことんサービスを尽くす。「マニュアルのように
お客さんを戸口まで送っていくなんて、アレ全くする気もないし」。
さばさばしてて必要以上の媚びもない。これもひとつの彼女の魅力だ。
  自分らしく無理をせずゆるゆると生きることがお客さんを
引き寄せ、おんなひとりで店を長くつづける秘けつなのだと思う。


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2017年06月16日

週末は旅人。

 週日はバリバリ働くサラリーマン、週末は思いついて
家族をおいてひとりで日本国じゅうへ旅するひと。
計画も予定もなく、行きは飛行機で飛び、帰りは
鈍行列車でのんびりと帰る。あてもなく駅に降り、
町をふらつきこれと思った居酒屋で店主や地元の人と
話しながら飲む。たいていははずれのない店ばかりで、
店を見極めるという長年培った嗅覚も鋭い。
 そのひとが来ると、きまって旅の話を聞く。
瞬間、嬉しいことにつかのまこちらも旅人になる。
「夏には出羽三山へいこうとおもってるんだ。月山に、
旬のいろんな野菜を細かく刻んでそれを茶漬けにする
おいしい店があってそこもいいんだよなぁ・・」。
「そうだ、前に小笠原へ行った話したっけ?」「ええ、ききました」。
その時はなかば興奮状態で、海に沈む夕焼けや島の自然の美しさ
など、いっぱい写真を見せてくれた。
「あそこのミネラルたっぷりの塩はめちゃ美味しくてね。
地元の人と一緒に塩づくりもしたんだよ。ボクの最期の
晩餐は小笠原の塩で炊いたご飯かなぁ」と、楽しそうに笑う。
  週末の、感動あふれる小さな冒険の旅はこれからも続く。


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2017年06月15日

好きなことを認めてあげること。

クラシック通のお客さんがつぶやいている。
CDを聴いても最近はどうも高温がきこえないんだ。
彼いわく、年齢を重ねるのはとかくそういうことで、
今実感として感じていると。
相棒ナカゴシも、味覚もそうなりますよと付け加える。
 「でね、女房むかしはボクの好きな音楽かけてると
音がうるさいと文句言ってたのに最近は何も言わなくなった。
女房も年とって高温がきこえなくなってきたようで・・」。
 そうなのかなぁ。私はそうは思わない。
奥さんは年齢を経て寛容になり、独善的なこだわりを
夫に押しつけなくなっただけだとおもう。
だから肉体的な変化はあるにしても、精神的な変化も
確実にあらわれだす。それで家族への情愛も今までの気持ちとは
違い、ゆるやかに深まっていったのだと思う。
クラシックに夢中になっている夫を、その年齢になって
はじめて受け入れられることができたのだと思う。
 年齢を重ねていいこともあるのかな。私はそう思っている。


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2017年06月14日

常連のお客さんほどこわい。

 同業者の間でよく聞くはなしがある。
毎日毎日欠かさず来てくれるお客さんがいる場合
とても嬉しいのだけど、そうなると店とお客さんの
関係をこえて友だちや家族のように情を通わせることになる。
でもそうはいっても、結局は店とお客さんの関係。
お客さんの事情で、いともかんたんに絶たれてしまうこともある。
こちらはいつも待つほうなので、事実をただ受け入れるしかない。
そのときの大きな精神的打撃を考えると、最初からお客さんとは
ほどほどの距離をもつべきと。
  少なからずみなそんな経験があるのだろう。
「だからね、毎日来てくれるお客さんがいちばんこわい」。
同業者たちはきまってそう言う。
  DUOでも最近週に二回必ず来てくれていたお客さんが
遠くに引っ越され、心にぽっかりと穴があいたようにさみしい。
想像した以上にさみしい。こんな気持ちは味わいたくないので
やっぱりみんなの言うとおりなんだなぁと実感している。


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