c8284345.jpg有名なメロ映画で、以前から観たかったんですが、何故か縁遠くてやっと今日wowowのオンエアで観ることができました。ストーリーもある程度、結末も含めて知ってはいたんですが、もうわりと早い段階から涙腺緩みっぱなし、ラストの15分くらいはもう胸が張り裂けそうで、なんといえない気持ちになりました。本来ならもっと早くに観るべきだったのでしょうが、今まで観てきた韓国映画らが箱根の山の往路最終区間でごぼう抜きにされました<感涙>

---ちょいあらすじ
才能はあるのになかなか芽の出ないコメディアンのヨンギと、そんな彼を愛し、デビューを信じている妻のジョンヨン。口喧嘩の絶えない日々を送る二人だったが、ようやく夫に大きなチャンスが巡ってくる。しかし、その時ジョンヨンは不治の病に侵されていたが夫にも誰にもその事実を知らせずにいた・・・
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物語としては古典的なメロ作品で、「菊花の香り」とも似てるかなぁなんて思いましたが、でも決してたんなる美しき悲話じゃないのがこの映画の良さかもしれないです。イ・ジョンジェ演じるコメンディアン<劇中ではギャグマンって言ってますね>は、どちらかといえばだらしのないダメ夫。そんな夫を支えるしっかり者のジョンヨンは苦労が絶えないがつつましく前向きに生きようとするまさに芸人の妻。親の猛反対を振り切り結婚したためヨンギは親から勘当され、さらに二人の最愛の息子を幼くして亡くした過去があり、ずっとその傷を今も引きずってしまっているという、ジャケット写真などから想像できるような幸せな美男美女カップルとはちょっとほど遠いそんな状態から物語は始まっていきます。メロなんだけど人情味溢れる喜劇的な要素もあって、それがこの映画の良さになってるような気がしました。ジョンヨンが自分で病気であることを夫に言えない理由を語る場面は、ただただ胸が熱くなり涙がこぼれました。ヨンギのピエロのような哀しみを背負った中での笑顔が心に突き刺さります。

この映画には名脇役的な俳優さん達も出演していて、彼らがこの作品に奥深い味わいを与えてるようにも思えます。一番のポイントはなんといっても「冬ソナ」でキム次長役を演じたクォン・ヘヒョ。芸能プロダクションを騙る詐欺師ハクス役なんですが、何故だか情にあつく、結果的に夫婦の手助けをしちゃいます。相棒のイ・ムヒョンもいい味だしてるんです。実はこの二人が物語のキーパーソンだといってもいいでしょう。ヨンギとコンビを組むチョルス役は「オーバー・ザ・レインボー」でも彼と共演したコン・ヒョンジン。優柔不断なヨンギの相棒を我慢強く努めて彼を助けます。さらに友情出演で先輩の売れっ子コメディアン役であのキム・スロが、TV番組のMC役ではコン・ヒョジンが出演。ヨンギのお父さん役は「威風堂々な彼女」で爺ちゃん会長役だったキム・ソンギョム。それと驚きだったのがちょい役ですけどジョンヨンの学生時代をキム・テヒが演じてました。「天国の階段」のいじめキャラとは違って初々しくて可愛かったです。

ストーリーがわかっていてこの感動ですから、何も知らずに劇場で鑑賞したらどんな気分になっていたでしょうか・・・