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観てきました「容疑者 室井慎次」。私はけっこう楽しめましたヨ。映画的にというかシナリオとかに注文はあるんだけど、一応満足度もそれなりにあります。たぶんその最大の要因は私が出演者らに思い入れを抱きながら観ることができたからなんでしょう。「踊る」のこれまでのシリーズと並べるとちょっと異色ですけど、私は好きですね。「真下」が娯楽系だったのに比べると、これはまさしくヒューマンドラマ系。振り返ってみれば「真下」はこの作品のためのいい意味でのジャンプ台だったように思えます。「真下」ではわりとのびのびと好き勝手に遊んでおいて、「室井」ではガラリとシリアス。そのギャップは緊張感と精神面での迫力となり、さらに室井慎次が身を置く政治的な環境が「真下」よりもグレードの高い「大人」な感じを効果的に演出してるんじゃないでしょうか。

これからご覧になる方もいらっしゃると思うのネタバレ一切なしです。でもそーなると書くことがあまりない(苦笑) なので出演者のことなどを少し書きます。あらすじ紹介はgoo映画より引用です。

+++ちょいあらすじ
新宿で起きた殺人事件で、捜査本部長を務めていた室井<柳葉敏郎>。事件は被疑者が逃走中に事故死して決着したが、室井は疑問を拭いきれず捜査を続行する。その頃、被疑者の母親が捜査の行き過ぎを指摘し、室井を告訴した。室井の弁護についたのは、津田法律事務所の新米、小原久美子<田中麗奈>。名うての弁護士集団を率いる灰原弁護士を相手に、久美子は室井の釈放に奔走するが、その頃警察機構内では意外な思惑が交差していた・・・
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柳葉敏郎さんが、室井慎次というキャラクターに並々ならぬ愛情を抱いていることがビシビシとスクリーンから伝わってきます。柳葉敏郎さんと室井慎次が一体となって気概と男気の塊となってみえました。公開前にはプロモ番組などで柳葉さんがこの作品に対する思いをいろいろと熱く語っているのを見ましたが、室井慎次は本当に彼の人生の一部なんだなぁというのがよくわかります。っそして記者会見で哀川翔さんが「柳葉に最優秀主演賞をとらせたい」とネタのように言ってましたけど、他の出演者たちも「全ては柳葉さんのために=室井慎次のため」という気持ちで熱演しているように思えて、なんていうのか出演者たちにチームワーク精神みたいのがスゴク感じられる作品でした。筧さん演じる新城警視正や真矢さん演じる 沖田警視正も室井慎次を影で支えながらも自分たちの存在感を示してました。今後、この二人を軸にしたエピソードも十分ありうるんじゃないかな?実際、この手の作品だと賞をとるのは難しいのかもしれませんが、この作品で室井慎次が記憶に残る愛すべきキャラの座を確立したのは間違いないでしょう。

そして、このメンバーの中に飛び込んで室井慎次をサポートする弁護士という重要な役を演じた、田中麗奈さん。彼女の凛とした眼差し、ハリのある声、そして緊張感あふれる演技はなかなか見事だったと思う。か細いけど、内に秘めた強さを感じましたね。物語的にはちょっと描ききれてない部分があるようで残念なんですけど、ぜひレギュラーメンバーに加えてほしぃなぁ。

なんか絶賛してるみたいなっちゃったけど、映画としては必ずしもそうじゃありませんからネ。個人的にはやっぱり「真下」のときと一緒で肝心の事件の薄っぺらさが気になりますね。まぁおそらくそれが物語の核心ではないってことなんでしょうね。それから新宿北署の設定はちょっとデフォルメしすぎッ。

とまぁ、ツッコミだすとキリがないのでこの辺にしてきまふ(笑)。