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23ef7f9b.jpg「南極日誌」「氷雨」そしてこの作品と偶然にも「雪国遭難モノ」<南極は国じゃないケド>が続いてしまいましたが、これはホントにたまたまタマちゃん。はっきり言ってこの三作品を同列に並べてしまうのはこの「運命を分けたザイル」には大変失礼かもしれないくらいに格が違います。事実に基づいてたドキュメンタリータッチ、再現映像風ということで、趣向もかなり違うわけなんだけど、「遭難」というアクシデントをベースに「死の恐怖」や「生き抜く」ことを描いてるという共通点がある以上、やっぱり意識しちゃいますよね。

+++ちょいあらすじ
1985年、イギリスの登山家ジョーとサイモンは、ペルーのアンデス山脈の超難関といわれるシウラ・グランデ峰に挑む。彼らは見事登頂に成功するが、下山途中で嵐に遭い、視界ゼロ、体感温度-60度という悪条件の中、ジョーが滑落し不運にも片足を骨折してしま・・・
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そこに描かれているものと、それが事実であるということに、怖ろしく圧倒された2時間でした。スゴイです。この作品ならば「皇帝ペンギン」の自然の過酷さと真っ向勝負出来るんじゃないでしょうか。実際には再現フィルムであり、役者が演技しているわけだから、どうしても比べてしまうんだけど、明らかに格の違いが感じられるわけで、その違いは事実に対する真剣さやリスペクトといった点での取り組み方にあるんじゃないかなと思ったりもしました。とにかく現実に起きていることかのように錯覚してしまうほどの緊張感が伝わってきます。

「運命を分けたザイル」というタイトル。確かにその決断は運命の重要な分岐点だったかもしれないが、真の意味で運命を左右したのはその後のジョーの生きることへの執着心ではなかったろうか。生に対しての貪欲さと死への恐怖が鬩ぎ合い錯乱していく様子には思わず手に汗握ってしまいました。

こんな恐い思いをするとわかっていながら、人は何故、過酷な雪山に登り続けるのでしょうか?
・・・自然への、神への挑戦?