ブログネタ
映画鑑賞日記 に参加中!
e5d29911.jpg劇場へ行ってチケット買うまで、今日が映画の日だったことをすっかり忘れてました。

劇場予告編を観る機会は一度しかなかったんだけど、子供が主人公で、さらに「目には見えない友達のポビーとディンガン」なんてフレーズがちょっとファンタジーがかってる感じがして私の心をくすぐってくれました。公開後の評判もなかなか良さそうだったし、室井佑月さんも泣ける映画だとコメントしてたこともあって、なにげに期待しての観賞でしたが、とってもイイ感じでウルウルときちゃいましたヨ。これはアタリでした。室井佑月さんはウソツキじゃなかったね(笑)。とっても優しくて心温まる兄妹とその家族の物語でした。

+++ちょいあらすじ
あみなケリーアンのその空想につき合いながら生活していたが、そんなある日、「ポビーとディンガンがいなくなった」とケリーアンが騒ぎだし、ショックのあまり病気になってしまう。アシュモルはそんなケリーアンのために街中にたずねのビラを貼り始めるのだった・・・
+++

原題は「Opal Dream」らしいですが、日本的には「ポビーとディンガン」のほうがいい感じですね。原作は日本でも10万部を超えるベストセラー作品だそうです。内容は違うけど、先日観た「旅するジーンズ」となんとなく雰囲気が重なってくるところがあります。

ケリーアンの度が過ぎると思える空想に家族が振り回されながらも、突き放すことなく、優しく愛情を持って接し、彼女の空想をみんなで受け入れていく様子はなんともほのぼのとした雰囲気。でも、この物語、いったいどこへ向かって行くんだろうと思っていたら、ポビーとディンガンが行方不明となり事態が一変します。さらには、一攫千金を狙いオパール採掘をしていた父は地元の同業者からはよそ者扱いされており、ある事件をきっかけにとんでもない窮地にたたされてしまいます。そしてその事が落ち込んでるケリーアンをより一層不安の底へと突き落とすことになってしまうという悪循環。家族の未来もこの物語もどんよりと重苦しい雰囲気に包まれていってしまうのです。

しかし、ココから小さなお兄ちゃんアシュモルが妹のために奮起し、再びドラマが転がりはじめ、涙腺の蛇口が静かに緩みだしていくんですよねェェ。妹の空想をバカにしてからかっていたアシュモルが妹のために真剣にポビーとディンガンの捜索を開始し、いつの間にかアシュモル自身もポビーとディンガンの存在を信じ始めているんですよね。そして、ある時、ある場所でちょっとした小さな、不思議な奇跡が起こるんです。この奇跡をどういう感性で受けとめるかで、この作品へ対する印象も別れそうに思うのだけど、妹を大切に思う純粋な少年の冒険には、きっとこんな奇跡が起きても不思議じゃないような気がしました。私は素直に信じたいなっていう気持ちでしたね。

オーストラリアが舞台ですが、BBCフィルムが制作の英豪映画で監督は「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督。個性的な登場人物を配しながらもとってもハートフルにまとめてるあたりはイギリス映画っぽさを感じますね。ミニシアター作品らしい良質なハートウォーミングムービーでした。