ブログネタ
韓国映画 に参加中!
90262695.jpg2006年、最初のDVD観賞はこの「美しい夜、残酷な朝」です。一発目を何にしようか考えてみたんですけど、日本の三池崇史、韓国のパク・チャヌク、そして香港のフルーツ・チャンと3人の監督によるオムニバス映画で3つの味が楽しめるこの作品を選んでみました。とかいって、ずっと前に入手してたのにほったらかしになってただけなんですけど。しかも、ホラーサスペンス作品だったことをすっかり忘れていて、正月早々からおぞましいものを観てしまいました(笑)

+++ちょいあらすじ
「cut」
主演:イ・ビョンホン/監督:パク・チャヌク
ある日、 人気映画監督のリュ・ジホが帰宅すると、見知らぬ男が妻を人質にして彼の帰宅を待っていた。リュ監督はその男に究極の選択を迫られていくなかで、隠していた本当の素顔をさらけだしていく・・・

「box」
主演:長谷川京子/監督::三池崇史
小説家の鏡子は“箱”に閉じ込められるという夢を何度も見ていた。幼い頃、彼女はサーカス団で育ち、手品師の父親の舞台に双子の姉妹と共に出演していたことがあったのだ。そしてある雪の夜、“箱”を巡って悲劇的な事故が・・・

「dumplings」
主演:ミリアム・ヨン/監督:フルーツ・チャン
資産家の妻である元女優のリー。しかし彼女の幸せは長くは続かず、夫は若い愛人のもとに走ってしまう。リーは衰えていく美貌をなんとか回復させ、資産家夫人としての人生を守り抜こうと誓うのだが・・・
+++

それぞれのお国柄というかいずれも監督さんの個性がよくでているオムニバス作品でした。まずイ・ビョンホン主演の「cut」。序盤を観ているときは普通にシニカルな作品なのかと思ってたら、段々と猟奇的な雰囲気になって痛さが増してきちゃいました。韓国作品としてはちょっと異色なスタイリッシュな演出はパク・チャヌク監督らしくて、韓国モノとしては前衛的な感じでした。イ・ビョンホンの尻文字とか所々にクスっとブラックな笑いが仕込まれているのはさすが韓国っぽくってヨカッタです。でも結局最後までストーリーの意味するとこはよくわかんなかったゾ。もしかしてこれを含めて復讐3.5部作ってとこなのかな?(笑)

三池監督の「box」はJホラーらしく静かに冷たい描写で心理的に迫ってくる感じかな。でも正直ヒロインからは恐怖心を感じられなかったですね。ハセキョーさんはビジュアル的にはとっても綺麗だし絵になる人だとは思うんだけど、演技面でのインパクトが弱いというかキャラクターの魅力がたってないから彼女自身から恐怖感が伝わってこないんですよね。この作品に限ったことじゃないんで女優さんとしてはどーなんだろかとちと心配。渡部篤郎さんとのエロティックな絡みなど頑張ってたとは思うので、やっぱり彼女なりの強力な個性や持ち味が発揮できれば殻は破れそうな気がします。それにしても、あのオチはなんだったんだろ?イマイチよくわからなかった。ビミョーに謎が残る作品です。要するに二人で一人ってこと?

三作の中で一番見応えがあったのがフルーツ・チャン監督の「dumplings」。さすがにエグいです、グロいです。物語の発想や設定がいかにも香港モノらしいんじゃないかな。あの国だったらホントにこんなことがありえそうに思えちゃうのは偏見でしょうか?(笑) 幽霊の話とかじゃなくて人間の欲望、エゴがもたらすサスペンスだけにリアリティがあって一番怖かったのかもしれませんね。

短編のホラー作品ですけど、内容は濃かったです。尺が短いのでさらっと疲れずに観れたのもヨカッタかも。