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d05fbe7e.jpgヨカッタぁ、最高ォォ!コレ、絶対チョーオススメですッ!めっけもんの当たりクジって感じでとっても気分いいです。監督は「バーバー吉野」「恋は五・七・五!」の荻上直子さん。この監督の力量はやっぱり本物ですね。「バーバー吉野」を気に入った方ならまず大丈夫、基本的なテイストというか私の好きな空気感が似てるし、さらに洗練されてグレードアップしてます。それから、このキャスティングですよね。このキャスティングだけで何かありそうな予感がプンプン漂っちゃってますすよね。どう悪く考えても凡作で終わるわけがないでしょうと思いたくなる抜群の存在感と個性の持ち主の3人の女優が主人公なんですから、重力に引っ張られるように観に行ってしまいました。原作は群ようこさんが初めて映画のために書き下ろした作品だそうです。

+++ちょいあらすじ
フィンランドはヘルシンキの街角にオープンした小さな日本食のお店「かもめ食堂」。お店の主は日本人女性のサチエさん<小林聡美>。でも肝心のお客さんはなかなか訪れなかったが、それでもサチエさんはその日を待ちながら、食器を毎日欠かさず磨き続けます。ある日、ついに初めてのお客さんの青年トンミがやってきました。日本かぶれの彼に「ガッチャマン」の歌詞を聞かれたサチエさんは頭のほうしか思い出せず歌詞の続きが気になって仕方なく、たまたまカフェで見かけた日本人女性に思わず声をかけてしまいました・・・
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派手な物語ではありません。大きな事件も起こりません。いたってシンプルなお話です。フィンランドの街を舞台としてるので、非日常的な世界のようにも思えますが、そこで描かれる彼女たちの生活は日常以外の何物でもありません。そしてそのシンプルさはそのまま彼女たちの「かもめ食堂」そのものの姿でもあるわけです。お店の内装も雰囲気もシンプルならメニューもオニギリがメイン。他には唐揚げやトンカツといった、日本の豪華な食事ではなくいわゆる庶民的な定食メニューをフィンランドの人達にも楽しんでもらいたいというのがサチエの考え。そんな彼女の真心のこもったもてなしや料理が出会った人々店を訪れた人々の心を解きほぐし小さな幸福感で満たされていくと自然に笑顔もあふれていくのです。この作品をもし食事で例えるのなら、とても良い食材で作ったとっても美味しいオニギリと御新香とお味噌汁ですね。シンプルだけど温かい、愛情がこもった珠玉のハートフルムービーといっていいでしょう。

日常会話の中の何気ない会話のキャッチボールや仕種にセンスの良い小ネタ満載で客席から小爆笑が絶えませんでした。上映終了後隣の母娘さんと顔を見合わせて笑ってしまったほどです。笑いといってもコメディ映画ではないので計算しつくしたネタとか毒気やシニカルなものではなくて、それもやっぱりシンプルな笑いなんですよね。だからなんでしょうから、登場人物もとても身近に感じられて感情移入も容易かったです。

これはいわゆる女性映画といってもいいんじゃないでしょうか。たぶん30代以上の女性がズバリはまりそうな気がします。「やっぱり猫が好き」世代だとピンポイントかも。荻上作品って三谷作品をまったり文学的にそれでちょっと上品にした雰囲気あると思うんですよね。主演が小林聡美さんで前作で主演したもたいまさこさんも本作にも出てるからってのもあるけど、そういう意味でも三谷監督と好みが似てるとこってありそうですよね。もたいまさこさんなんかスゴイですよ。彼女のファーストカット、ただ立ってる後ろ姿だけがちょっと映っただけで客席から笑いが起こりましたから。そんな女優さんってそうそう居やしませんって。もちろん私も笑っちゃいました(笑)。

ホントはココが面白かったアレが楽しかったと書きたいことが山ほどあるけどグっとこらえてやめておきます。何も知らずに観たほうが新鮮さいっぱで気持ちいいハズです。内心はいっぱいネタバレさせたいくらいなんですけど我慢します(笑)。なので特に事前の予備知識も要らないでしょう、プレーンな気持ちで臨むといいと思いますヨ。しいて言えばガッチャマンの歌は知ってるといいかも(笑)

「ガッチャマンの歌」って小林亜星さんが作ったんですね。エンドロールで「ガッチャマンの歌」がクレジットされただけでも笑いが起きてたし、恐るべし「ガッチャマン」です(笑)。