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51acea9f.jpg話題作なのは当然かもしれませんが、まさかこんなに大賑わいになるとは思ってもみませんでしたヨ。この映画ってそんなに期待の作品だったんですか?それとも原作のパワーが絶大なのかな?お昼頃に行ったら既に夜の回まで残席僅かという状態でチケット売場大混雑。3劇場で10回の上映でも足りなくなるって「スターウォーズ」よりスゴイんじゃない?日本語吹替版のほうは余裕がだいぶあったみたいだけど、そりゃそうでしょね。私は普段でも土日は混むので並ぶの面倒だからチケットを事前購入してあったんですけど、何も知らずにこの映画を観に来たカップルで困惑気味に引き上げていくのを何組も見かけました。タイミングが悪かったんでしょうかちょっと険悪な雰囲気なカップルもいましたので、今日、デートで観るつもりの方々は注意したほうがいいですよ。

+++ちょいあらすじ
閉館したルーヴル美術館で起きた不可解な殺人事件。ダ・ヴィンチの有名な素描「ウィトルウィウス的人体図」を模して横たわる館長の死体。その周辺に描き残された謎のメッセージ。その夜、館長が会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンの名前が記されていたことから、彼に殺人の容疑がふりかかるのだが、館長の孫娘で暗号解読官のソフィーに窮地を救われる・・・・
+++

これから観る方もまだまだいっぱいいらっしゃるでしょうから、ネタバレは書きませんが、ダ・ヴィンチ・コードってまさかアレがその重要な暗号なの?ウーン・・・ロバートさんよりちょっとだけ先に気付いたけど、なるほどと思いつつちょっとずっこけました(笑)。まぁ気にするほどのことでもないんですけどね。暗号はあくまでも手掛かりで大事なのはその先にあるものだから。

一応、美術系の人間で美術史なんかも学んだりしてて、絵画に親しんできましたから「ダ・ヴィンチの絵の隠された秘密」なんていうキャッチにはかなりワクワク、ドキドキさせられちゃいます。どちらかというとミケランジェロやルーベンスのような天地創造系、神話系の絵が好きなんですけど、宗教画も好きなので、「最後の晩餐」もしっかりポストカードで持ってます(笑)。

私はてっきりこの物語はダ・ヴィンチを核に彼の絵に隠された謎を深く追究していくような話だとばかり思ってたんだけど、ダ・ヴィンチと彼の絵はあくまでもキーパーソン、キーアイテムで、核となってるのはイエス・キリストだったんですね。何を今更と思れる方もいるとは思いますが、劇場予告編でモナリザの絵をとても素晴らしいCGで表現したのを見て感動した私としてはもっとダ・ヴィンチ自身を深く掘り下げて欲しかったです。だって序盤にルーブル美術館であのようなミステリアスな事件が起きるんだから期待しちゃうでしょ。劇中での「最後の晩餐」の解釈はとても面白かったけど、既に答えが用意されてた感じで物足りなかったし、そこからさらにダ・ヴィンチの隠された意図を探求する方向へ向かってほしかったんだけどなぁ。まぁ、私の勝手な思いこみなのはわかってるんですけどね。でも、この映画に関連してのダ・ヴィンチ・コード特集番組における「モナ・リザ」「岩窟の聖母」「最後の晩餐」らの解説や推測、想像はとっても興味深くて面白くて興味深かったですよ。真偽はともかくそういう解釈が出来るのねッって感じで新鮮な驚きがあります。

で、結局、映画としてはどうだったかといえば、見応えはかなりありました。重厚感たっぷりで長時間な尺も飽きることなく引き込まれました。トム・ハンクス、ジャン・レノと大好きな俳優にダ・ヴィンチとカソリックという私好みな題材が揃ったこともあって感情移入も容易かったです。映像も迫力あるしロケーションも素晴らしいし、建築物や美術品の数々には思わずうっとりしちゃいます。卒業記念のヨーロッパ旅行に行かず、その後もヨーロッパには未だ訪れた事がない私にとってはルーヴル美術館はまさに憧れの場所。ローズラインってそんなのあるのね、私も辿ってみたいデス。

ただ、ストーリー的には、きっとあの人はこうで、この人はアレなんだろうなと読めてしまうとこも多く、意外な展開となるべきところで、あまり高揚感が感じられなかったのがちょっとビミョーに引っ掛かります。そもそも宗教観がかなり左右しそうな内容なので、難しいとこでもありますよね。あくまでもこの作品は歴史モノ、それもかなり壮大な。その壮大でまだまだ謎も多い既存の歴史観を新たな解釈で大胆に味付けしたフィクション作品という位置付けがベターでしょうか。

それにしても、戸田奈津子さん。「シスター」と言ってるのを「尼僧」って訳すのってどうなのヨ?