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24f7a3a0.jpgレディスデイということを差し引いても平日の昼間の回にしてはけっこうなお客さんの入りで、しかもこの作品にはあまり似つかわしくないような年配の女性も多くてちょっとビックリ。逆に男性はほんの数人しかいなくて、もしかしてコレは女性映画なのかもと思ってしまうくらい。そーいえば、この映画ってTBS系の作品で公開直前の先週末には筑紫さんの番組で中島監督が対談したり中谷美紀さんのインタビューがあったりと、けっこうな時間を割いて宣伝して大プッシュしてたので、その効果なんでしょうか?あの中島監督の毒々しいセンスにオバチャマ達がついていけるのか他人事ながらちょっと心配になってしまいました(笑)。

+++ちょいあらすじ
昭和22年、福岡で生まれた川尻松子<中谷美紀>。53歳のある日、彼女は河川敷で死体となって発見される。松子の弟である父から彼女の部屋の片づけを頼まれた息子は、松子の残した荷物や周囲の人の話から彼女の波乱の人生を知ることになる・・・
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コレってけっこうなジェットコースタームービーなんですねぇ。ジェットコースタームービー好きですけど、これだけ尺が長いと疲れますヨ(笑)。

いろんな人が出演しまくってるし、お金もたっぷりかかってる感アリで、圧倒されまくりではあったんだけど、思ってたほど、爆笑出来なくてアレレ?って感じ。決して面白くなかったわけじゃないんだけど、もっと笑えるもんだと思ってたんですよね。なんとなく思うに、今回は大真面目にガッチリ作り過ぎてしまったんじゃないでしょうか?「下妻物語」みたいにカジュアルでライトなのがヨカッタんだけどなぁ。ワタシ的にはもっとどうでもいいくらいのクダラナサがいっぱいにしてほしかったですけどネ。

序盤早々に主人公の松子は死体として発見され、彼女の辿った人生を振り返るように描いていきます。昭和22年生まれ53歳の彼女の人生を描くことは昭和、平成の近代史を描いていくことにもなっていくわけです。で、現在進行形で話を引っ張っていくのが松子の甥を演じる瑛太くんなんだけど、彼自身は松子のことを知らず、周囲の人の話から松子の人生を再構築していくんだけど、この構成のせいなのか松子のキャラのせいなのか、主人公にイマイチ感情移入しにくいんですよね。不幸の連続の人生を送るダメダメ女の松子なんだけど、私の目にはさほど不幸には映らず、むしろ彼女はそれなりに楽しい人生だったんじゃないかと思えるくらい。たぶん意図的だと思えるチープなミュージカルシーンみたいな演出のせいでもあるんでしょうけど、それはそれで面白く、そもそもキッチュでポップでスタイリッシュな中島監督のアーティスティックな作風はとっても好みではあるんで楽しめたんですが、同じ味の料理をひたすら食べまくってる感じでいわゆる食傷気味になってしまいました(笑)。

タイトルが「嫌われ松子」ってくらいだから、てっきり騒音オバサンみたいなキャラなのかなとも想像してたけど、別に松子はたいして嫌われてるわけじゃないと思ったんだけど、どうなんでしょ?結局のところ松子を演じた中谷美紀さんがどんなに落ちぶれていってもチャーミングなのは変わらずで愛すべきダメダメ女であり続けたというところがミソなのかもしれません。それにしても中谷美紀さんの女優魂をたっぷりと見せつけられた思いでした。

ところで、冒頭で木村カエラちゃんがいっぱい出てきて、オォと思ったら劇中PVのみ出演だったんですね。本編に出てこないかと楽しみにしてたのにィ、なんだよッ(笑)。蒼々たる面々がチョイ役で登場して豪華な反面、なんだかちょっともったいない気もしますねェ。