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06756c3d.jpgFIFA公認映画と大々的に宣伝され、Jリーグの試合を観戦にしに行けばチラシや観賞割引券が配布されJFA日本サッカー協会も大バックアップするこの作品。FIFAが公認するサッカー映画なんて面白いのかなぁ?しょぼいドラマにダイジェストみたいな試合映像をくっつけてお茶を濁してるだけなんじゃないかとか、観てもいないのに勝手にネガティブ評しちゃったりしてたんですが、時期的にはとってもタイムリーだし、三部作ってのも気になるし、サッカー馬鹿としてはサッカー映画はとっても気になるとこでもあるわけで、ちょうど無料観賞券もあったので、玉砕覚悟で観に行ってみたんですが、コレがなんのなんのなかなかどうして、ちゃんと映画になってるじゃないですか(笑) しかもけっこう見応えあって面白かったです。

+++ちょいあらすじ
サンティアゴは子供の頃メキシコから米国へと一家で不法入国し、今はロスアンジェルスで昼は庭師として父と共に働き、夜は中華料理店の厨房で働きながら暮らす20歳の青年。貧しいながらも地元サッカーチームで活躍する彼はある日の試合で1人の男の目にとまる。彼は元英国ニューカッスル・ユナイテッドのスカウトマンだった。サンティアゴは彼の熱心な誘いもありプロ選手になることを夢見て、ニューカッスルのトライアウトを受ける決意をし単身渡英するのだが・・・
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物語はとってもシンプルで単純明快。ベタともいえそうな展開だけどその辺思いっきり割り切ってる感もあってテンポもよく小気味いいんです。この第一作目では不遇な境遇にあったメキシコ出身の不法移民の若き青年が、その素質を見出され、単身、英国へ渡りプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドのトライアウトに挑戦しプロ選手として第一歩を踏み出すまでを描いていきます。サッカー映画ではあるけれどマニアックな内容ではないので、普通にサッカーをベースにしたサクセスストーリーとして楽しめる娯楽作品です。

物語は軽めなんだけど、なんせ実在のリーグ実在のチームを舞台にして実在のトップリーグの選手達が実名でバンバン登場してくるので、フィクションなのに何故かとてつもなくリアリティを感じちゃいます。プレステなどの実在の選手が登場するタイプのサッカーゲームで自分のオリジナルキャラを育成して活躍させていくのに、ちょっと似てる感じがしなくもないです。ワタシ的にも海外サッカーはプレミアやエスパニョーラが好きなんで、このストーリー展開はかなりツボです。しかも第二作目では主人公はレアルマドリーに移籍するようなので俄然楽しみになってきました。

白熱の試合をどう見せるのかがとっても気になるとこだったんですが、ざっくり、ばっさり、必要最小限の美味しいとこだけ描いてまとめちゃうという割り切った潔さ。野球みたいに基本的にプレーが止まらないし、逆転サヨナラホームランなどドラマティックな仕掛けもしにくいスポーツだけにどうするんだろうと思ってたら、要所だけに絞ってドラマティックに仕上げました。華麗な妙技やエキサイティングな映像を期待してるとちょっと肩すかしかもなんですけど、シアラーやジェラードなど本物の選手がプレーしてることもあって、縮約されてはいるものの普通に試合を観ているような臨場感とリアリティがあるもんで溜飲が下がります。

話がとってもわかりやすいってのもあるんですけど、主人公が苦悩したり挫折したり、またそこから這い上がっていく姿に一喜一憂し、気付くとちゃんと感情移入しちゃってるんですよね。彼がステップアップして成功への階段を上っていくごとに心の中で思わずガッツポーズしちゃいます。あまり期待してなかったこともあってか、意外にも心地よい感動が味わえました。サッカーに拘りあり過ぎると物足りないかなとも思ったけどそんなことはなさそうです。私の中ではめっけもん的なスマッシュヒット、続編の2作がとても楽しみになってきました。

少々余談ですが、序盤、主人公がサッカーするときにシンガード<すねあて>をダンボールで代用してましたが、これはある意味お約束です。私の知り合いの元Jリーガーも草サッカーやフットサルのときに、コレで大丈夫なんですよって言って普通にプレーしてました(笑)。それからサンティアゴがトライアウト当日の朝食をとっていた店でサッカーという単語が通じなくてフットボールと言い直した場面はなんとも米国・英国合作らしい演出でしょうか(笑)。ちなみにアイルランドではサッカーと言うそうで、そのアイルランドから伝わったのでアメリカでもサッカーと言うと聞いたことがあります。この手の話はちょっと検索してみればうんちくがいっぱいヒットするはずなので興味ある人はぐぐってみてくだしゃいな。