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e7fedd65.jpg初日のお昼の回だというのに何故かガラガラ。チネチッタでも大きいキャパの500席弱ある箱が割り当てられているのにたぶん30人も入ってなかったんじゃないかな?あとで劇場スタッフの方とお喋りしてるときに聞いたら今日は「木更津キャッツアイ」と「デスノート」がスゴイことになってると言ってました。どうも思いっきり煽りを受けてるようです。そういう私もこの日は「デスノート」との二本立て。でも今回はこのチョイスは結果オーライのナイスな選択になりました。

出演はその他に、上野樹里、阿部力、佐藤隆太、YOU、劇団ひとり、小日向文世

+++ちょいあらすじ
生まれ育った長崎で単調な毎日を送るOL・小百合。愛読書の漫画に影響され妄想の中でポルトガルのリスボンに暮らし出会う男性に自分だけの王子様ランキングをつけて退屈な日常を過ごしていた。そんな彼女は唯一の自慢は、超美男子の弟・耕治だったが、その弟が連れてきた恋人・メグミは、自分そっくりの冴えない女性で釈然としない。そんなある日、長年にわたり王子様ランキング1位を独走中の憧れの先輩・聡史が東京からこの街に戻ってくることになり、小百合の胸は高鳴り始めるのだった・・・
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もし上野樹里ちゃんが主役だったらどんな作品になってたのかなって考えちゃいます。うーん、ちょっと私が期待してたのとは違ったみたいです。

「ただ君」の宮崎あおいちゃんと中谷美紀ちゃんのメガネっ娘ダサダサ対決!なんて思ってたらいきなり上野樹里ちゃんが参戦してきて主役を喰ってしまったような気がするんですけど? 主役とキャラを被らせるなんて何でそんな冒険しちゃったんだろ?直近で「虹の女神」を観て感動したばかりだし、どうしても比べちゃいますよね。別に中谷さんがダメってわけじゃないけど配役や演出ののバランス感覚がTVっぽいかなって思います。そーいえばクライマックスも一昔前のトレンディドラマみたいな演出だったなぁ。

小ネタもところどころ面白いけど単発的だし、いささか狙い過ぎな感は否めません。特に最後の「ジーザス」なんて全く不要でしょ?あのオチがこの作品の全てを象徴してしまった印象もなくはないです。この映画、笑いに関してはYOUさんの天才的なボケが光ってました。さすがカンヌ女優です、素晴らしい。劇団ひとりの尾崎豊ネタも私はウケたけど客席の反応薄くてちょっと残念。みなさん尾崎の歌を知らなかったのかな?

このヒロインの小百合の年齢設定はいくつくらいだったんだろ?雰囲気的には二十代だと思うんだけど、私は思いきって三十路半ばくらいの年齢設定にして婚期を逃して焦り始めてるくらいがヨカッタんじゃないかと思いましたよ。要するに中谷さん演じてる小百合が冴えない女の子を演じてるけど、それほど冴えて無くないんですよ。学生時代のドジなエピソードはまるでコントなので、ダメな女って感じでもないんですよね。だからその後に恋をしてイメチェンしてもその変化にギャップや意外性を感じないから気持ちが盛り上がっていかないんですよね。ココって一番肝心なとこだと思ったんだけどなぁ。「ただ君」で宮崎あおいがメガネを外したときのようなドキドキ感が欲しいのにあっさり変身しちゃうんだもん。ファッション雑誌買い込んでお洋服買ってイメチェンしてたけど、メガネっ娘のときだってそんなに悪くなかったし、イメチェンしたあとも劇的に変化って感じでもなかったから印象度が薄いのでしょう。

よくよく考えてみると個性の強い登場人物の中でメインとなる小百合と聡史のキャラが普通過ぎて埋没してしまったともいえそうですね。今となれば「嫌われ松子」くらいの強烈なキャラを投入するくらいの思い切りの良さが欲しかった気もします。漫画が大好きでポルトガルのリスボンを妄想し王子様に憧れ恋がしたくてたまらない女の子という設定ならば、もっともっとベタベタなくらいにメルヘンチックな雰囲気を充満させてみてもヨカッタんじゃないかと思います。