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aff5fa84.jpg予告編の雰囲気では、もっと未来的な印象だったけど、2027年という極近未来の物語だったんですね。18年間も子供が誕生していないってことは2009年あたりから生まれなくなったってことですよね。想像出来そう出来ない設定に正直戸惑いながらも飲み込まれていきました。

出演はその他に、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、チャーリー・ハナム、クレア=ホープ・アシティーなど

+++ちょいあらすじ
2027年。人類にはすでに18年もの長い間、子供が全く誕生していなかった。そしてブエノスアイレスで最年少だった少年が刺殺されたというニュースが世界を駆けめぐる。殺伐とした世相の中でイギリスでは不法移民、不法入国者の徹底した排除が行われ、政策に反対する市民グループが衝突を繰り返していた。国家的事業に従事するセオは、人類の未来、自分の将来すら希望を持てずにいた・・・
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実はもっと娯楽的なエンタメ作品をイメージしてたんだけど、かなりシビアでシリアスな展開なんですよね。子供が生まれなくなったのは、悪性インフルエンザの蔓延みたいなことをちらっと言ってましたけど、具体的な説明はほとんど皆無なのでリアリティを感じにくいのは確かです。さらに市民の蜂起を企むグループがいて、彼らが新たな子供の誕生を蜂起に利用しようとするわけなんですが、その道理もよくわかりませんでした。ネタバレになるので詳しくは言えないんですけど、どうしてあの女性を死なせなければならなかったのでしょう?グループなんだから話し合えばいいだけのことじゃないんでしょうか?弟が殺されたとか言って怒ってる人がいましたけど、人を殺しておいて何を言ってるんだと頭にきてしまいました。フィッシュなんて所詮はテロリストグループでしかないんですよね。

主人公のセロはかつては活動家で、ジャスパーおじいちゃんはその頃の盟友なんでしょうね。彼の家にはイラクへの武力行使に反対するメッセージや平和活動に関するものがいっぱい飾られていました。のちのち窮地のセロを救うとってもいいおじいちゃんなんですが、そんな彼がどうしてマリファナを栽培して刑務官相手に裁いているのか腑に落ちません。要するに反骨主義のかつてのヒッピー的精神なのかな?物語上は刑務官とのつながりが転機にはなるので致し方ない設定と納得しておきました。

物語が人類の希望となる少女キーを救うための逃避行へとなってから、ハラハラ、ドキドキするようなアクション・サスペンス。彼らは無事目的の船にたどり着けるのか?奇跡の少女の運命は?興味はどんどんと深まっていきます。こういう問題でタイムリーなんて事は言いたくないんだけど、日本では子供を殺害した親や、子供たちの自殺がニュースとなり世間を騒がしている最中だけに、子供のいない未来の姿を見せつけられるというのは何ともいたたまれない気持ちになります。ラストに掲示された一文からはこういう世の中にしてはいけないんだという強いメッセージを感じ取りました。これから生まれてくる子供たちのためにも平和で幸せな社会を築いていくことが現在を生きる人間全てに課せられた義務なのかもしれません。