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9196c513.jpg予告編からしてわけわかんなさそうだったけど、やっぱりそのまんまでした(笑)。でも、10人の監督が夏目漱石の短編集「夢十夜」の映像化に挑んだ意欲作?です。出演者も個性的な俳優さんたちが勢揃いなのでワタシ的にはこの映画を観たってだけでもけっこう満足度アリかな?

出演はその他に、うじきつよし、中村梅之助[4代目]、堀部圭亮、香椎由宇、山本耕史、品川徹、市川実日子、大倉孝二、阿部サダヲ、TOZAWA、石原良純、sascha、秀島史香、藤岡弘、、山本浩司、緒川たまき、ピエール瀧、松山ケンイチ、本上まなみ、安田大サーカス、石坂浩二、戸田恵梨香

そして監督はこんな面々です。
第一夜・実相寺昭雄 、第二夜・市川崑 、第三夜・清水崇 、第四夜・清水厚 、第五夜・豊島圭介 、第六夜・松尾スズキ 、第七夜・天野喜孝 、河原真明 、第八夜・山下敦弘 、第九夜・西川美和 、第十夜・山口雄大

+++ちょいあらすじ
「第一夜」
最愛の女を喪い、再会を望んで待ち続ける男。
「第二夜」
悟りを得よう煩悶する侍と、彼に悟りを強いる禅僧。
「第三夜」
盲目の幼な児を棄てようと森をさまよう父に狂気が襲う。
「第四夜」
無垢な子供達が、謎の老人に誘われ未知の世界へと旅立って
「第五夜」
愛する男の元へ疾走する女と、それを阻む女の死闘。
「第六夜」
運慶を見て、心の中に立つ仁王像を彫ろうとする男。
「第七夜」
虚飾に耐えかね、船から身を投げてしまう男。
「第八夜」
執筆に悩む漱石のイメージが、時空を越えて現代を彷徨う。
「第九夜」
戦地の夫の無事を祈り百度参りを続ける妻。その夫の真実の姿は!?
「第十夜」
美しい女について行ったため、獣の大群に襲われる男の死闘。
+++

原作はパラパラと眺めた程度で読んだことはありません。ちょっと読んでなんだか取っつきにくそうだなぁという印象だけ残ってます(笑)。夏目漱石が明治41年に発表したミステリアスな夢の中の物語を描いたような十の作品。それぞれ大御所から気鋭の様々な個性を持った監督たちが独創的にというか好き勝手に夏目漱石へのオマージュをこめて映像表現したのがこの作品です。

そもそも原作がなかなかシュールな世界観なんですが、それをまた天才的な人達が視覚的に膨らませればより一層不思議な世界が広がるってもんです。なんとも怪しげなこの迷宮の世界は理解するよりとりあえず体感してみるといいのかもしれませんが、さすがに10人の監督によるオムニバス形式だと、好みなのとそうじゃないのとで印象にはかなり差が出ちゃいますね。だから感想としてもつまらないのもあったけど面白いのもあったという言い方になってしまいます。つまらなかったというよりなんだかよくわかんなかったと言ったほうがいいのかも。とりあえずここでは特に気に入った作品だけふれておきます。

第三夜
監督:清水厚 出演:堀部圭亮、香椎由宇
赤ん坊を捨てる話なんだけど、なんかホラーちっくで怖かった。

第四夜
監督:清水崇 出演:山本耕史、品川徹
田舎町に講演にやってきた山本耕史さん演じる夏目漱石。神隠しの伝説のあるその町は漱石が少年の頃過ごした見覚えのある町だった。というちょっと怖いようでファンタジーっぽいノスタルジックな作品。いかにも夢を見ているような雰囲気だったし内容的にもわかりやすかったんです(笑)。見覚えがある女の子が登場するんだけど女優さんの名前が思い出せませぇん。

第六夜
監督:松尾スズキ 出演:阿部サダヲ、TOZAWA、石原良純
いかにも大人計画!(笑) 運慶が仁王像の頭を彫るんだけど、それがとってもファンキーな演出でダンサブル。風景とは大違いの現代的なネット用語をセリフに盛り込んでスタイリッシュな作品に仕上がってます。

第八夜
監督:山下敦弘 出演:藤岡弘、、山本浩司
あの山下監督がどんな作品にするのかなぁと思ったら、やってくれました(笑) あの巨大生物は何だったんだろ?わけわかんないけど面白かったデス。

第九夜
監督:西川美和 出演:緒川たまき、ピエール瀧
さすが気鋭の女性監督、短編でも魅せてくれます。正統派な作品かと思いきや、拝殿の扉に向こうに驚愕の現実が・・・。それにしてもピエール瀧さんて何故に軍人姿がこれほど似合うんでしょうか?(笑)

第十夜
監督:山口雄大 出演:松山ケンイチ、本上まなみ、安田大サーカス、石坂浩二
さすがはトリの作品だけのことはあります。コレが一番面白かったです。ちょっと反則のような気もするけど、ジェットコースーター的なテンポのいい展開で楽しかったですね。デブ丼は食べたくないですけど(笑) 吹っ切れた演技の本上まなみさんが素晴らしかったァ。

と、まぁこんな感じできっと観てない方には何のことやらさっぱりだと思いますが、ワタシ的には楽しめた作品でした。