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897bd125.jpgこの映画、ワタシ的にはかなりヤバイです、ヤバ過ぎ!(笑) とりあえず描かれていた当時のカルチャーは全て掌握できちゃいました。そこかしこに、知ってる知ってる、行ったことあるヨってとこばっかしなんだもん。ハマらないほうがウソになっちゃいます。でもこの映画、ホントの意味でツボにハマる人って限られてきちゃうんでしょうね。そもそもバブルの時代を年代として経験していても、その独特なカルチャーや業界の中に身を置いてなければ、共感を得るのは難しい題材だと思います。ワタシ的にはモロ青春時代でしたヨ、フォッフォッフォッ(笑)

出演はその他に、薬師丸ひろ子、吹石一恵、伊藤裕子、劇団ひとり、小木茂光、森口博子、伊武雅刀

+++ちょいあらすじ
2007年の現代。約800兆円の負債をかかえ破綻の危機に直面している日本経済を救うため、財務省大臣官房経済政策課の下川路はある極秘プロジェクトを進行させていた。それは1990年にタイムスリップしバブル崩壊をくいを止め、歴史を作り変えてしまうという大胆な計画だった・・・
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ライフカードのCMに出演している劇団ひとりさんがサラ金の取立屋役なんて大丈夫なの?という心配事から始まってしまいましたが、ホイチョイ・プロダクションズの作品らしく実在の企業名が登場してくると、ミョーに説得力があるというか日本の日立ならあの強力な扇風機や掃除機、そして洗濯機型タイムマシンだって実現可能なんじゃないかと思えてきちゃう、ってそんなわけはないけどバカバカしいと思いつつアリにしちゃえるんですよね。あの洗濯機型タイムマシン、水平ドラム式だからこそタイムマシンの発想が生まれたわけで、縦型や二層式じゃちょっとムリだよね(笑)

真弓がタイムスリップしてまだ開発中の台場の風景を目にしたとき、私も思わず懐かしくなってしまいましたが、それ以降の六本木界隈での風景は、懐かしいというより観ていてとても恥ずかしくて可笑しかったです。だって、モロに私の青春時代の風景なんだもん。それこそ自分のアルバムを眺めているような気分でしたヨ。

真弓が下川路に連れて行かれたスクエアビル8Fのディスコ。私もね高校生の頃、先輩に連れて行ってもらって何度か遊びに行ったことがあるんですよねェェェ。たしか「NEPENTA」っていう名前だったかな?各フロアにディスコが何店か入ってたと思うけどたぶんそう。当時でも珍しいチークタイムが必ずあってね、劇中でもチークタイムになってたから、オォと思わず感動ォ。さらに細かく言うとね、チークタイム終わりに数秒だけ照明がぜんぶ落とされてその瞬間はキスのチャンスということだったんですよ。今じゃ電車内でも映画館でもお構いなしですけど、当時はそういう奥ゆかしい時代だったのよ。ここのメンバーズカードは思い出の品として今でも大切に持ってますヨ(笑)。

女性ファッションはボディコン、タイトミニ、ティファニーのオープンハート、ワンレン、ソバージュと極めてわかりやすいアイテムが勢揃いでしたね。伊藤裕子さんが着てたのはピンキー&ダイアンやプライベートレーベル風のスーツでしたよね。でも、ネイルアートは確かにまだ無かったけどつけ爪はここ頃流行ってたと思うよ。友達が公衆電話のダイヤル廻せなくて苦労してた覚えあるもん(笑)。それと、真弓のファッションだって当時はアメカジが大ブームだったし、古着やインポートカジュアル、定番ファッションも流行ってたからホントは違和感というほどのものはないんですよね。でもどこかで対比しなきゃならなかったんでしょうね。で、たぶん制作者たちの周りにいた女性たちがワンレンボディコンばっかりだったのかもしれませんね(笑)。

バブルの時代は必ずしも悪しき時代だったわけじゃないんですよね。もちろん負の遺産は大きいのですが、企業が豊富な資金を持っていたからこそ採算を気にせず挑戦し、その結果開発された商品、デザイン、アイデアもいろいろあるわけでして、みんな浮かれていたかもしれないけど、とても活力に満ちた時代でもあったのは間違いありません。私はそういう時代に感性を磨き育んでいって、結果的に夢見ていたデザイナー職に就けた人なので、この時代を全否定することは否定したいですね。

一応、物語としては2007年現在の日本経済破綻をくい止めるべく、バブル崩壊を阻止するというのが軸にはなってるけど、映画の見所はあくまでも2007年を生きる22歳の女の子が17年前のバブル時代を体験するということに尽きるんだと思います。経済問題に対するメッセージはあるにはあるけど、それは物語の体裁を整えるものであって、あくまでも当時の世相、風俗、バカ騒ぎしていた自分たちを振り返って笑って楽しむことがメインですよね。だって、コレ作った人達がそもそもバブルの中心にいて思いっきり満喫してきた業界人の方々ですから、バブル崩壊後もあまり大きな痛手は負ってないと思うんですよね?もし苦い経験をして大変な事になっていたら、こんな呑気なコメディー作品にはならないでしょう。そういう意味ではやっぱり、この映画は万人向けでじゃないのかもしれませんね。客席でもよく笑う人と無反応な方とハッキリ分かれてた感じでしたね。私としてはリアルに体験してきた世代でしかも物語の舞台が生活圏で実際に目にした光景が再現されてたこともあってかなり楽しい映画でした。

ところでさぁ、「眉毛、太ぉ!」という広末さんの痛快なセリフがあるけど、あれはナチュラルなサイズなのであって、今の極細眉が細すぎなんですよね。自前の眉毛ほとんど無い人もいるし(笑)。