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f9b1571c.jpg劇場予告編の情報のみで本編の内容を予想出来た人がはたしてどれくらいいらっしゃるんでしょうか?デジャヴって既視感ですよね?精神的、心霊的なものを想像させておいてドカーンとひっくり返す狙いなんでしょうけど、あまりに発想が突飛で一瞬ずっこけそうになりました(笑)。

出演はその他に、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル、アダム・ゴールドバーグ、エルデン・ヘンソン、エリカ・アレクサンダー、ブルース・グリーンウッド、エル・ファニング、マット・クレイヴン、ションドレラ・エイヴリー

+++ちょいあらすじ
海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが突如大爆発を起こし乗客の543名が死亡する惨事となった。ATFの捜査官ダグは現場の捜査からテロ事件だった事を解明する。その後、現場近くでクレアという女性の死体が発見される。ダグは検死に立ち会うのだが彼女の顔にどこか見覚えがあるように思えてならなかった・・・
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SFならSFって教えておいてほしいんだけどなぁ、心の準備ってものがさぁ。なんかこれまで観たいろんなSF映画を思い出しちゃいました。この映画を楽しめるかどうかはやっぱりあのわけわかんないシステムロジックを納得出来るかかどうかにあるんじゃないでしょうか?紙を折り曲げて時空を飛び越すって発想は宇宙戦艦ヤマトのワープ航法論と似てません?既視感というより覗き見してるだけのように思えるんだけど。肝心のフェリーの爆破事件よりも私はあのシステムのほうがよっぽどビックリなんですけどね(笑)。

映像的にも派手でスペクタクルで迫力たっぷりですから見応えはあるんですけど、どちらかと言えばミステリーを期待していたもんだからいきなり調子狂っちゃいましたヨ。だってあんなロジック持ち込まれたら何でもアリじゃん。ダグがレーザーポインタ使って見抜いたけど、あんな事が可能なら犯人の映像に向かって撃っちゃえばいいんじゃないのかな?ダメ?

とりあえず、このロジックを受け入れないことにはどうにもならないんで納得するしかないんです。と腹をくくってしまえば、もうそこからSFサスペンスな世界へ突入です。前半で描かれていた謎めいたクレアの部屋の状況、ダグの周囲で起きていた不可解な出来事、至るところにちりばめられていた伏線が、後半のダグの行動によって全てが明らかになっていく様子はなかなか圧巻。緻密に計算されたようなシナリオと演出はなかなか見事でしたね。この全ての状況にはしっかりとした理由があって辻褄を合わせながら次々と隠れていた真実が判明していく展開は緊迫感も伴って面白かったデス。

結局、最後はあの後どうなったんだろ?もうダグは戻る必要はないってことなんでしょうけどあれで終わっちゃっていいのかな?だって美女は助けるけど相棒は見殺しのままってのは腑に落ちません(笑)。まぁこうやって観終えた後にああだこうだ言えるのが楽しい映画は意外とデートムービー向きだったりするんですよね(笑)。