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2d374c7b.jpg実はロッキーシリーズを映画館で観るのは初めてです。TVなどではほとんど観てるんですけどね。もっと細かく言えばスタローン作品も劇場で観たことあるのは僅かばかりなので、スタローンの地声よりも吹替の日本人声優さんのイメージがとても強いのでした(笑)。名作と言っても過言ではないこのシリーズ、子供ながらに楽しんできた作品のせめてファイナルくらいは劇場で観ておこうと行ってきました。

出演はその他に、バート・ヤング、アントニオ・ターヴァー、ジェラルディン・ヒューズ、マイロ・ヴィンティミリア、トニー・バートン、ジェームズ・フランシス・ケリー三世、マイク・タイソン

+++ちょいあらすじ
ボクシング界から引退したロッキーは愛する妻エイドリアンに先立たれ、社会人になった一人息子も家を出ていき、小さなイタリアンレストランを経営しながら代わり映えのしない日々を寂しく過ごしていた。そんなある日、自身の喪失感を捨て去るためにロッキーは再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がろうと決意した・・・
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何だかまんまと乗せられてしまった感もありますが、泣けたァ、泣けたよ、ロッキーバルボア!最高ォ!これまで積み重ねてきたロッキーシリーズの集大成でありオマージュを捧げるような作品です。ノスタルジーも上手く盛り込みかつての感動を呼び起こしながらさらに新たな現代版「ロッキー」甦らせてくれたって感じがしました。

「ロッキー」といえば真っ先に思い浮かぶ言葉はアメリカンドリーム。貧しい環境から血と汗の滲む努力を重ね栄光を掴みヒーローとなっていく姿には当時多くの人が感動したことでしょう。ド根性モノのスポーツサクセスストーリーとしても画期的な作品だったんでしょうね。その後の続編が失速していくのは、まぁ仕方ないとこもあるでしょう。このファイナルにしても「今更じゃない?」という先入観が裏切られたことでより感動が増幅したということもいえるのかもしれませんね。

このファイナルはこれまでのアメリカンドリームやサクセスストーリーとはちょっと違うんですよね。「夢を諦めず挑戦する」という基本的なテーマは一緒だけど、今回のロッキーは生活に困ってるわけでもなく、栄光や名声を再び取り戻したいというわけでもないんですよね。ただ、喪失感から立ち直り自分らしく生きるために後悔しないために自分の人生にもう一度挑戦したかった。そして自分が諦めない姿を息子やリトル・マリーと彼女の息子ステップ、戦友ミッキーに見せたかっただけなのかもしれません。勝負の結果ではなくて夢を諦めることなく挑戦したという事実が何よりも大切だったんですよね。プライドを取り戻したかつてのチャンプの姿はとても誇らしげで、それは結果ばかりに拘る現代社会へのアンチテーゼだったのかなと深読みしてしまうくらいです。

なんとなく再生モノと簡単に言ってしまいそうになりましたが、よく考えてみればロッキーはレストランオーナーとして第二の人生を歩んでるし決して落ちぶれていたわけじゃないので、ちょっと違うんですよね。感動のツボとしてはノスタルジーによるところも大きいんだけど、映像的にも現代的な演出が施されていてライブ感あふれる試合は迫力満点だったし、老いたボクサーが果敢に再チャレンジする姿に思いっきり感動しちゃいました。そもそもロッキーのテーマソングが流れるだけで、自然に感動モードのスイッチが入っちゃってるんですよね(笑)。