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99bfdd14.jpg私の大好物の大スペクタルな伝説的史劇作品。ただ、CG処理されてるこの映像は実はあんまり好みじゃなくて、どう折り合いをつければいいもんかとちょっと戸惑うんだけど、でも観ないことにはどうにもならいので、その辺は気にせずポジティブに楽しでみたいと思います。

出演はその他に、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト、ミヒャエル・ファスベンダー、ヴィンセント・リーガン、トム・ウィズダム、アンドリュー・プレヴィン、アンドリュー・ティアナン

+++ちょいあらすじ
紀元前480年。スパルタ王レオニダスはペルシアの大王クセルクセスの遣いから土と水を差し出すように言われる。それはクセルクセスの前に跪きペルシアの支配下に治まることを意味し、従わなければ国を滅ぼすという脅しをかけてきた。しかしレオニダスはその遣いたちを葬ってペルシアの軍勢と対決する道を選ぶのだった・・・
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一応、観賞前にはスパルタについてさらっっとおさらいしておいたんだけど、別に何の知識もなく映画に臨んでも重要なポイントはしっかり盛り込まれているので支障はありません。でもネット上で文献を読んでおくことで、この作品の中の物語が紀元前における壮大な歴史の一部であるという感慨がより強まっていいんじゃないかなぁって思いますよ。テルモピュライの戦いにおける勇敢なスパルタの戦士たちの伝説を描いた作品です。

ペルシアの100万を超える大群を迎え撃つのはスパルタの300人の戦士。幼い頃から最強の戦士となるための厳しい教練を受けてきたレオニダス王の300人の近衛兵たちは圧倒的に数的不利の状況をものともせず3日間持ちこたえたことで、ギリシャ全土から世界中、そして後世に至るまでその勇敢な物語を知らしめ伝説と化しました。

完璧なまでに悪役状態のペルシア軍、しかもかなり醜悪に描かれていて確かにペルシア人の末裔であるトルコイランの人たちが怒るというのも仕方ないところでしょう。まぁあれだけの神王の専制君主制で大群を率いて小国を搾取しようとする側なんだから構図的にはそうなっちゃうものなんでしょうね。そのスパルタにしたって虚弱な子供は遺棄してしまうという優生学的発想で生命を選別する非道さもあってこの物語でもそれが結果的には彼らの運命を左右することになってしまうんですよね。

スパルタというと過酷な教育制度の代名詞のように使われたりするけど、議会制を採用する民主主義国家の先駆けだったり、忠実に意思統一された軍隊の存在など現代にも通ずる政治的要素の存在も注目すべきところですね。

それにしてもペルシア軍とスパルタの戦いは地獄絵図のような壮絶さでしたね。死体の山とはよく言うけどホントに山なんだもん、凄すぎます。腕がとんだり生首とんだり原始的な戦いとはいえ凄まじいです。ただ内容的にはかなり残虐だけどCG処理された映像や至る所の造形美と戦士たちの肉体美の美しさがとても際立っていてさほどグロテスクな印象はないんですよね。まるで宗教画の世界を映像で観ているかのような神秘的な雰囲気も漂ってます。すっかり邪悪な存在となっているペルシア軍にしても奴隷たちや不死軍団、サイや象など敵ながらもファンタジックだったし特に大王クセルクセスの長身でピアスだらけパンクな風貌はなかなかワイルダーでイケてました。それに対してスパルタのレオニダス王と戦士たちの勇敢さや熱いハート、彼らの信頼や絆も心に存分に響きます。

予告編のときはもっと絵として感じられるような背景のタッチに思えたんだけど、実際に観ると実写とは明らかに違うものの背景に奥行きがあっていかにも絵という感じとも違うし、人物との合成が独特の風合いであまり違和感がなくてヨカッタ。壮大で壮絶な歴史スペクタクルをたっぷり味わうことが出来ました。

シリーズ作品
300 <スリーハンドレッド>』2007.6.3
300 <スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜』2014.6.22