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16069651.jpg久々の行定勲監督作品。文芸作品よりも青春モノやジュブナイルを期待してた監督なのでこの映画は楽しみにしていたんですが、144分という長さがビミョーに気になるのでした。そんなにボリュームのありそうな題材には思えなかったんですよねぇ。

出演はその他に、大後寿々花、ささの友間、小日向文世、鈴木砂羽、伊藤歩、長塚圭史、田中哲司、柏原崇、チャン・チェン、石橋蓮司、大竹しのぶ、三浦友和

+++ちょいあらすじ
自然の豊かな小さな農村に父の仕事の都合で引っ越してきた少年・亮介。そこには怪しげなチンピラ集団がいたり、娼館のような異国雰囲気を漂わせるバーがあったりとちょっと風変わりな村だったが、亮介は慣れ親しんでいくうちにその村での生活が気に入ってしまう。しかし、その村には空港建設の是非を争う問題が起こっていて、実は亮介の父親は空港建設を実現するためにこの村に送り込まれてきたのだった・・・
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やっぱり、ちょっとビミョーな作品でした。っていうかやっぱり長すぎだよね。もぉ全てはラスト30分のための前フリのようにも思えてきちゃいます。

現代の寓話、というか始めからファンタジーだと思って観てないと最期は呆れたりイヤになっちゃう人もいるんじゃないでしょうか?行定監督らしいといえばらしいんだけど、ファンタジーなら最初からそういうイメージを植え付けてくれないかと真面目に観てる人を悪い意味で裏切りかねません(惑)。

小さな農村に巻き起こった空港建設問題、その空港建設問題に関わる父の仕事の関係で転校してきた都会の少年と地元のガキ大将とUFOを信じる不思議ちゃん系の少女の3人の友情。物語はその2つを軸に、担任の美人教師の結婚話や、伝書鳩を愛する青年、かつて子供だった父たちのエピソードなどを絡めながら、やがて全てを1つに集約させていきます。でもね、肝心のストーリーの進展が遅いッ。いくつかのエピソードも投げっぱなしな感じでイマイチ気分が盛り上がらないし、ダラダラとしたままどれがストーリーの本命なのかよくわからないまま進んでいくんですよね。長尺なぶん余計に中身が薄く感じちゃいます。しかも展開も想像する通りで意外性もないし、子供たちの奇跡にしてもすぐに想像がついちゃうんですよね。彼らが起こした奇跡。気持ちはとてもよくわかるんだけど、何だかオチとしての新鮮味が感じられなくて残念でした。

あくまでも主人公は少年たちで彼らをメインに描くべきだと思うんだけど、美味しい俳優さんたちがいっぱい出てるもんだから作るほうも観るほうも気持ちがあちこちに行った挙げ句欲張り過ぎて散漫になっちゃったのかな?って気もしなくはないです。少年少女たちの夢や悩み、友情や恋など人間模様を深く描いてないから映像的にはいい感じのラストシーンでも心にまでは響かないんですよね。何だかもったいないなぁ。

ワタシ的には器がとっても魅力的で期待も大きかったぶん、ちょっと消化不良でした。Coccoが歌う主題歌もお気に入りで以前から着メロにして毎日聴いて盛り上がってたんだけど、盛り上がり過ぎたのかな? 冒頭で柏原くんが飛行機のタラップを降りてきた時に、あっ神木くんが大人になったら柏原くんなんだと直感して納得しちゃったんですけど、あの長い話を二人のフライトアテンダントにずっとしていたのかと思うと不思議でならないのでした。遊んでないで仕事しなさいってば(笑)。