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2bbf865a.jどちらかというとエリザベス女王よりもスペインの無敵艦隊のほうに興味があったりして楽しみにしてました。劇場予告編での無敵艦隊の映像にもちょっとゾクゾクしちゃった。それにしてもケイト・ブランシェットの女王様ぶりはホント圧巻です。実物を知らない私にしてみれば彼女が本物とインプットされてます(笑)。

出演はその他に、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、リス・エヴァンス、ジョルディ・モリャ、アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン、トム・ホランダー、エディ・レッドメイン、アダム・ゴドリー

+++ちょいあらすじ
1585年、イングランド。父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタント国家の女王として即位したエリザベス1世だったが国内にはカトリック信者も多数おり、王位継承権を持ちながら幽閉中のカトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアートの存在も大きな火種となっていた。そんな折、熱心なカトリック信者であるスペイン国王フェリペ2世はヨーロッパ全土をカトリックにしようと画策していた・・・
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さすがにスペイン側の描写は薄いけど、私好みな西洋の史劇で楽しめました。予告編にもあるスペイン無敵艦隊との決戦はこの物語のクライマックスではあるけれどそこまでのメインストーリーってわけではないんですよ。物語はイングランド国王の娘として生まれながら私生児扱いされてきた孤独なエリザベス1世が女王の座に即位して内外の多くの諸問題に対峙し解決していきイングランドのゴールデン・エイジ(黄金時代)を築きあげていく姿を、人間としての、女性としての姿にも焦点を当てつつ描いていきます。

まず私が着目しちゃうのは再現された当時の絢爛豪華な文化や様式美。さすがにお金かかってる感たっぷりでその美しさは眩いくらい。一方、教科書の絵でしか見たことのないようなスペイン大使たちの衣装も素敵でしたね。当時の美的感覚でエリザベス1世は美しく思われていたのかどうかがちょっと気になるとこなんだけど、劇中でのプライベートタイムでの素顔の女王陛下のナチュラルさに私は人間らしい彼女の一面を垣間見たような気がします。ローリー卿が惹かれたように侍女のベスの美しさも際立ってました。二人のラブシーンは映像的にはたいしたことないんだけど妙に色っぽかったし、その時のエリザベスの心の対比も印象的でした。そして、エリザベス自身がある決意のもとに行うローリー卿へのあるお願い。女王陛下である前に一人の女性であるというそんな思いを感じました。

当時、小国であったイングランドを手中にしようと列強の国々の思惑が蠢く中で、側近からは国を守るためには時に無慈悲になれと進言され、真は慈悲深い女王は苦悩しながらも決断し自ら運命を切り開いていきます。人間ドラマを刻々とスリリングに描いていきながらクライマックスではスペインの無敵艦隊の一大決戦をスペクタクルに描いて締めくくり、エリザベス1世の人生の中でのある一部のエピソードながらも大河的な壮大さを感じさせる人物伝物語でした。

ところでウォルター・ローリー卿が見つけて女王の名に因んでヴァージニアとつけたいと言った場所があのポカホンタスがいた植民地なんですね?


満足度★★★★