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ca24ddbf.jpg彼の名前も楽曲もいたるところで耳にはするけどよく考えてみたらその人物像は全く知らなかったのでとても興味を持っての鑑賞だったんだけど・・・

出演はその他に、 ビクトリア・トルガノヴァ、ヴィクトリヤ・イサコヴァ、ミリアム・セホン、アレクセイ・ペトレンコ

+++ちょいあらすじ
1920年代のニューヨークのカーネギーホール。 ロシア革命を逃れてアメリカに亡命したセルゲイ・ラフマニノフの初のコンサートが行われ一悶着ありながらも拍手喝采を浴びる大成功をおさめた。しかし、その一方で祖国への望郷の念や新しい曲が生まれないことから人知れず焦りを感じ苦しんでいたのだった・・・
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ぶつ切りのエピソードが時系列もバラバラにあっち行ったりこっち行ったりする上に、いったい何時のどの場所での話なのかも中途半端な説明しかなくて振り回されます。冒頭でラフマニノフがアメリカに亡命して初めてのコンサートで貴賓席に座るソ連大使たちを糾弾する場面があって、当時の社会背景も色濃く描かれそうな雰囲気で掴みとしてはいい出だしだなぁと思ったんだけど、結局、主に描かれていくのはラフマニノフの恋愛遍歴。それもそのはず、だって原題は「LILACS」。劇中に何度もでてくるライラックが愛の鍵を握っているこれはラブストーリーなんです。

ただ、その恋愛模様にしてもエピソードをつまみ食いした上に投げっぱなしにしてる感があるんですよね。最初にラフマニノフがライラックを届けて熱愛してたアンナはどこの誰でその後どうなったんでしょう?ナターシャとはいつの間に恋に落ちて結婚したの?わざと描かずにその後の姿を見せることで何となくわからせるという手法をとっているみたいなんだけど、いちいち話が途切れて別のエピソードが始まるたび観てる私の気持ちもいちいちリセットしちゃうんです。

それにたしか宣伝チラシなどには「セルゲイ・ラフマニノフの名曲はこうして生まれた」といった文言もあるんだけど、そんなの描写はどっかにありましたっけ?「のだめ」や「シャイン」とも宣伝では引用していたけど、ドラマの中でのラフマニノフの楽曲に感動するという点では「のだめ」のほうがずっとヨカッタですよ。だから、これはそういう作品じゃないってことなんですよね。

と、好き勝手なことをいろいろ書いちゃいましたけど、決してつまらない映画ってわけじゃないんですヨ。映像としてもドラマとしても印象には残ってるんですよね。尺も短めだしちゃんと最初から最後まで飽きずに観ていられたんです。だからこそ、出来ればこねくりまわさず時系列に沿ったストーリー展開で観たかったのと、宣伝とのズレやミスリードってどうも個人的に好きじゃないというとこでフィーリングが合いませんでした。

しかしそんな文句いっぱいの映画も最後の最後の場面で何の前触れもなく感動がこみあげてきたんですよねぇ。最後に帳尻合わせですか?(笑)。ハッキリ言ってあれはラフマニノフの名曲の力であって映画の感動じゃないと思うけど、やっぱりラフマニノフは素敵デス。なんだ、この変な感想ォ(笑)。


音楽度★★☆