ブログネタ
新・映画鑑賞日記 に参加中!
63a22a77.jpg予告編からしてかなり印象強かったんですけど、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のコンビ、原作スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督による3作品目と知って、その謳い文句にあっさり乗っかちやいました。さすがにこの二人のネームバリューは私には大きので騙されてもいいです(笑)。

出演はその他に、ローリー・ホールデン、アンドレ・ブラウアー、トビー・ジョーンズ、ウィリアム・サドラー、ジェフリー・デマン、フランシス・スターンハーゲン、アレクサ・ダヴァロス、ネイサン・ギャンブル、クリス・オーウェン、サム・ウィットワー、ロバート・トレヴァイラー、デヴィッド・ジェンセン、ケリー・コリンズ・リンツ(

+++ちょいあらすじ
激しい嵐が街を襲い、映画ポスターを制作しているデイヴィッドのアトリエの部屋も大木の直撃を受け大破してしまった。翌日になってスーパーへ息子ビリーと隣人の弁護士ノートンと共に買い出しに出掛けるとそこは被災した住民たちでとても混雑していた。暫くするとサイレンが鳴り響き、一人の男性が血相を変えて叫びならが店内に駆け込んできて、店の外はあっという間に深い霧に包まれてしまう・・・
+++

騙されるなんてとんでも失言しちゃいました、ゴメンナサイ。もォ、だんだんと酸欠になりそうでした(笑)。これはスゴイね、流石ですね。見応え十分、貫禄のSFパニックムービー&ヒューマンドラマ。

ストーリーの骨格はとてもシンプルなんですよ。さらに肉付けも決して派手なほうではありません。それでもえらく濃密なドラマとして感じられるのは秀でた脚本力と演出力によるものなのではないでしょうか。

SFって、もしもこんな事があったら・・・という仮想を具現化した物語や世界観を楽しめるのが魅力だったりすると思うんだけど、この映画はその魅力に徹底的に拘ってる印象を受けます。何故ならこのドラマはほとんどの部分が、外の状況が全くわからないままスーパーマーケット内で缶詰状態になり極限下で狂乱していく人々の姿に費やされているからです。日頃の感情、小さな恨み辛みが起爆剤となって憎悪を増幅させこじれ悪化していく人間関係。対立する意見、その優勢は状況の変化によってあっという間に一変します。さらに人々の心を救うはずの神の存在が事態の混迷にまずます拍車をかけていくのです。

未知なる恐怖の生命体も恐ろしいけど、この物語で何よりも一番怖かったのはやっぱり人間なんですよね。恐怖と不安に包みこまれた人々の心をあっという間に支配してしまう神の言葉を騙る女。信仰心は尊重するけど人の弱った心につけこんでくる神の教えのフリをした悪魔のように思えてなりません。あの女、本気でうざかったですヨ!たぶん誰も手を出さなかったら私がやってます、ホントに。

ラストのデヴィッドは何を想ったのか・・・あの結末はキツイよね。でも極限状態ではあの判断が彼らの精一杯だったのかもしれません。エンドロールでは曲が終わった後に映像はないけど本編の続きらしき音声だけが聞こえてきます。その中にはヘリコプターらしき音もしたので、たぶん、そういう事なのでしょう。


衝撃度★★★★☆