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73051973.jpg三谷幸喜さんと佐藤浩市さんが映画の宣伝で各局に出演しまくりですけど、バラエティー番組に出ている佐藤浩市さんというのはけっこう珍しくてついつい見ちゃうんですよね。しかも渋い役者のイメージなのにぶっちゃけトークが面白かったりするんですよ。まさか映画より宣伝活動のほうが楽しかったなんてことにはならないでしょう(笑)。

出演はその他に、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子、伊吹吾郎、浅野和之、市村萬次郎、柳澤愼一、香川照之、甲本雅裕、近藤芳正、梶原善、阿南健治、榎木兵衛、堀部圭亮、 山本耕史、市川亀治郎、市川崑、中井貴一、鈴木京香、 谷原章介、寺脇康文、 天海祐希、唐沢寿明
監督:三谷幸喜

+++ちょいあらすじ
街を牛耳るボス・天塩幸之助の愛人である高千穂マリに手を出してしまった手下の備後登は、命を助けてもらう代償として伝説の殺し屋デラ富樫を探し出してくることを約束させられてしまう。しかし誰もその姿を見たことのない幻の殺し屋は見つかるはずもなく窮地の備後は無名の三流役者・村田大樹を雇い自主制作映画だと騙してデラ富樫として演じさせようとする・・・
+++

楽しかったァ。もぉ、笑いっぱなしでしたヨ。コレだけ大掛かりな作品で派手な宣伝もしちゃってるとそれがかえって足枷になっちゃったりしそうな気もするけど、そういうプレッシャーを跳ね返すだけの映画力がこの作品にはあったと思います。

まぁ最初からネガティブな先入観を持ってたら素直に楽しめませんよね。そう言いつつ実際のところテレビなどでの宣伝、露出が多いとついつい構えて観ちゃったりしがちなんだけど、そういう先入観を見事に吹っ飛ばしてくれる痛快な作品でした。だいたい、こんなにたくさんのそれも主演クラスの俳優さんを集められる映画もそうそうあるもんじゃないでしょう。

三谷幸喜さんらしい巧妙な脚本と演出の仕掛け。三谷さんの場合その仕掛けをあえてオープンにさせていくことで面白くしてるんですよね。例えば綾瀬はるかさん演じるなっちゃんの「まるで映画のセットのような風景」というセリフとか基本的にはリハーサルでは食べるフリをする食事のシーンとか、登場人物と観ている観客がまるでボケとツッコミになるような関係性は作品との一体感を自然に高めていく感じで私はけっこう好きだったりします。

この物語では、ギャングのリアルな話と売れない役者の出演する架空のドラマの話を掛け合わせることでギャング映画のパロディと映画界のバックステージ物という二つの世界をミックスしたコメディになってるんですよね。そしてそれが物語が佳境に近づくにつれて映画そのものへのオマージュへとなっていくあたりは涙こそ流さなかったけどちょっと感動的でもありましたよ。

佐藤浩市さんにとっては新境地ともいえる三枚目。やっぱりイイ役者さんはコメディも上手いデス。でも私にとっての一番の笑いのツボは小日向さんの「稲川素子事務所?」でした。業界ネタなせいか周囲はウケてなかったけどね(笑)。



娯楽度★★★★☆