ブログネタ
日本映画2 に参加中!
888e809b.jpgNHKでドラマ化されたとき見逃しちゃって、DVDをレンタルしようと思っていたら、映画化されてたいたとはチラシを目にするまで知りませんでした。1985年に実際に起きた航空史上最悪の惨事といえる日航機墜落事故を巡って奔走する地元新聞社の人々の姿を描いた社会派ヒューマンドラマです。

出演はその他に、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努、遠藤憲一、田口トモロヲ、堀部圭亮、マギー、滝藤賢一、皆川猿時、でんでん、中村育二、螢雪次朗、野波麻帆、西田尚美、小澤征悦

+++ちょいあらすじ
1985年8月12日。乗員乗客524名を乗せた日航ジャンボ機123便が群馬県御巣鷹山に墜落した。そして前橋市にある北関東新聞社にも一報が入り遊軍記者・悠木和雅が全権デスクに任命される。かつてない未曾有の大惨事に地元の報道機関としてのプライドを懸けた彼らの壮絶な戦いが幕を開けようとしていた・・・
+++

なんか、とんでもない映画に出会ってしまった気がします。これは、ひょっとすると今年ベストの作品になるかもしれませんね。主演の堤真一さんは最優秀主演男優賞を手にするかも?そして堺雅人さんが助演男優賞。スクープを狙う女性記者・玉置千鶴子を演じた尾野真千子さんの存在感も抜群でしたね。名脇役といえる螢雪次朗さん、遠藤憲一さん、田口トモロヲさん、さらにはマギーさん、でんでんさん、堀部圭亮さんら、全ての出演者が見事な熱演だったと思います。原作、脚本、監督、出演者、その他様々なスタッフという映画作りに必要不可欠な全てのピースがベストパフォーマンスを発揮してみせた、そんな印象を受けました。

群像劇ともいえるドラマで多くの出演者たちがそれぞれ演じた新聞作りに誇りと命を懸けた役柄と同様に役者たちも壮絶な火花を散らしながらも心を一つにして作り上げたんじゃないでしょうか。そんな素晴らしい役者魂と気概がビシビシと伝わってくる超骨太な作品です。この映画、ポップコーン禁止にしたほうがいいかも(笑)。私は飲み物だけ用意してましたけど気付けば一口も飲んでませんでしたッ。

序盤早々に社内に飛行機墜落事故の一報が流れると、突如スイッチが入ったかのように子供の頃に体験した当時のニュース映像などの記憶が鮮明に蘇ってきてしばらくの間、身震いがおさまりませんでした。私が飛行機乗るの苦手なのもこの事故の影響がかなり大きいんです。ニュースで見ていただけの私でさえもテレビや新聞での報道には釘付けになり、そして未曾有の大惨事にとても心を痛めたわけですから、この事故に仕事として深く関わることになった人々の思いというのは相当複雑なものがあるのではないかと察します。日航機墜落事故報道の裏側を描くという意味ではこれもバックステージ物と言えそうですが、ローカルな地方新聞社を舞台にした人間ドラマとしては、とてつもなくスケールの大きさを感じさせられ圧倒されっぱなしでした。

145分と長尺なうえにとても濃い内容でしたけど、全く中だるみもせずブレることもなくスタートからゴールまで一直線に突っ走るように駆け抜け、見事な物語を昇華をさせます。2007年を現在とし1985年8月12日の事故発生からの数日間を刻々と描いていく物語は決して過去の終わった出来事ではなく今もなお進行形の出来事として人々の心に刻まれていくべきものなのかもしれません。


人間度★★★★★