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e0fb69be.jpgTVドラマは最初から全部観てるんだけど、肝心の最終話がイマイチで全体の印象もやや霞んでしまいました。この『容疑者Xの献身』は確か当初から映画版として制作予定されてたものだし、原作は直木賞受賞作品という事でちょっと楽しみにしてました。

出演はその他に、北村一輝、松雪泰子、堤真一、ダンカン、長塚圭史、金澤美穂、益岡徹、林泰文、渡辺いっけい、品川祐、真矢みき

+++ちょいあらすじ
小さなお弁当屋さんをきりもりしながら娘の美里と二人で暮らす花岡靖子。その隣人で数学教師の石神哲哉は彼女に淡い思いを寄せていた。しかしある日、靖子の元夫・富樫が彼女の居場所を探し出し強引に家に上がり込んで復縁を迫ってきた。そして富樫を追い返そうとした美里が逆に襲われ抵抗した二人は必死のあまり富樫を殺害してしまう・・・
+++

面白かったァ、軽ぅくだけど涙腺緩んじゃいましたヨ、感動しちゃった。あくまでもフジテレビ映画という目線ではあるけど、TVドラマの延長にある映画版としてはよく出来ていて楽しめました。

原作にどれほど忠実なのかわからないけど、殺人事件の発端となる偶発的な出来事がまさに迫真の演技で引き込まれたんですよね。殺人はもちろん許される行為ではないけれど、被害者はとにかく悪いヤツで母子には同情の余地が十分にあるという感情を抱かせることはこの物語ではとても重要な部分だったと思います。じゃないと母子を助けようとする石神の行動にもタイトルの「献身」にも繋がってこなくなるわけですから、物語そのものを左右するといっても言い過ぎではないかもしれません。この辺り、演じた松雪泰子さん、堤真一さん、長塚圭史さんのキャラの立て方がとても良かったんじゃないかと思います。柴咲コウさんの活躍はTVドラマ版に比べると薄目なんだけどあまり欲張らずに焦点を絞ったのは良かったと思いますヨ。

そしてこの殺人事件の当事者となってしまった母子を救うために天才数学者・石神がとった行動とその裏に秘められた心理には深みのある人間ドラマがあったりして、謎解きとして真実を知りたいと思う一方で物語が進むにつれ浮かび上がってくる登場人物たちの切ない感情に静かに心揺さぶられるのでした。

この事件の結末、石神のアリバイ工作の謎には全く気付けなかったし、何よりあのストーカー行為に彼なりの純粋な愛があったという展開に私はすっかりやられちゃいましたヨ。序盤であの人がいなくなっていた事には気付いたんだけど、まさかまさかの伏線でしたね。でもわかる人はわかるのかなァ?私はあの母子のアリバイが何故成立してるかもわからなかったし(苦笑)。

関係ないけど堤真一さんは『ヤマトナデシコ』でも天才数学者じゃなかったけ?


満足度★★★★

<TOHO CINEMAS One Month Free passport 17>

シリーズ作品
容疑者Xの献身』2008.10.5
真夏の方程式』2013.7.5